さっさと書き上げるつもりが、色々な出来事で今日の予定が大狂いとなり、すっかり遅くなってしまいました。この時間になると眠気が押し寄せます。夜更かしが出来なくなった私。(^0^;)
さるところには書きましたが、昨日は川口市の協和合金さんでスターリングエンジンの勉強会が開催されたので汽車ポッポ仲間と参加してきました。分かっているはずのスターリングエンジンの原理でありますが、原理を実際の機械で表現するのは至難の業です。それが200年前に発明されたと云う古いエンジンが今でも進化し続けているというのも不思議なことです。
参加費を払って教材用の組立キットを貰いました。実際に購入するより随分お得だと思います。しかもこの世界の重鎮や製造した協和合金の松本社長が付きっきりで指導していただきました。動かないのが不思議、ということで組立終了後、自己紹介をしつつ自分のエンジンの始動テストをやりました。 以前このエンジンの高性能版を組み立てる際に部品を取り違えて動かなかったことがあるものですから松本社長からからかわれてしまいました。(^0^;)
もちろん今回は一発で高回転してくれました。ハイ。
問題はこれを何に使うかということで、私の場合は昨年諸事多忙と云うこともあって回して楽しむだけになっております。ところが名人の手にかかるとこのような姿に変身するのです。
一番ゲージのスターリングエンジン機関車です。この会合ではスターリングエンジンの応用として巧妙で複雑な機構を用いた例としては世界初だろうというお褒めのお言葉が出ていました。
スターリングエンジンの駆動力を電気に変換し電動機で車体を動かす方式です。米国のディーゼル機関車と似ていると思います。この機関車については一昨年11月に詳報を書きましたので興味をお持ちの方はクリックください。
その時以来、高度なエレクトロニクスのノウハウを注ぎ込んで完成の域に達していた機関車です。
発電機付きのエンジン、LEDを20個点灯する程度の出力はあります。発電機は手回し電灯のものだそうです。工法には様々なものが並んでおります。
ツイン型エンジンです。もちろん出力は倍、中央のコイルが見える箇所が発電機です。様々なタイプのものが溢れかえっており何が正解か素人には不可解な状況です。これが、温度差で動くスターリングエンジンの魅力でいったん研究で取り組むと抜け出せない魔力があると宇都宮大の先生が苦笑されてました。
素人でも言い難い浪漫と魅力を感じるのですから研究に取り組んでいる方から見るとその先に何かがありそうな夢を感じておられるのでしょうか。
内燃機関と異なり低温で動作するので温度域毎により適する機関を当て嵌めこのエンジンは廃熱域での利用に徹するというカスケードなエネルギー利用方法構想の中で生かすのがいいのではと云うお話も拝聴しました。高温ほど熱効率を高め得るというカルノー効率曲線ですが、低温で動作するエンジン中で熱効率は抜きん出ているということですのできっと新たのエネルギー源の一つとして役に立つことがありそうです。
高度のエレクトロニクスと組み合わせることが必須と思いますけど。
主催するスターリングエンジン研究会では、今後もこの講習会を続けてエンジンの認知度を上げ、関心を持つ層の裾野を広げるとともに高度な専門家も育成したいとのことでした。また参加したいと思ういい雰囲気の集まりでした。大変お世話になりました。
眠いので明日また見直します。(^0^;)