現在の水田の減反率は約四割となっていて、休耕している土地はすべて畑として活用しているが、畑作物は米のように機械化されていないので、季節によっては稼働の限界をオーバーしてしまうことがしばしば生じていた。
そんな折りに「飼料用米なら休耕田に作付け可能で国から自給率向上事業として10a当たり8万円の交付金が出る」という朗報が入った。
これは「事前に売り先を確保する」という要件付きだが、養鶏用として自家消費する場合でも対象になるとのことだったので挑戦することにした。
鶏に米だけ与えると卵の黄身が白くなる弊害があるので、必要とする飼料の二割分しか活用できないが、それで計算すると丁度10aの作付け面積に相当した。
水田にするか畑となるか最後まで保留となっていた山あいの小さな棚田五枚は、ようやく用途が決まり塩ビ管を埋めて給排水が可能となる工事を施した。

工事をした棚田は「白鳥の湖」と呼んでいる堤の直ぐ上にある。
この冬は寒くて厚い氷が張ってしまい白鳥達はネグラとして活用できなかった。
春が近づき気温の上昇と共に氷も消え白鳥達も戻っていて、薄暗くなってから家路についた時は九つの白鳥のシルエットが水に浮いていた。
そんな折りに「飼料用米なら休耕田に作付け可能で国から自給率向上事業として10a当たり8万円の交付金が出る」という朗報が入った。
これは「事前に売り先を確保する」という要件付きだが、養鶏用として自家消費する場合でも対象になるとのことだったので挑戦することにした。
鶏に米だけ与えると卵の黄身が白くなる弊害があるので、必要とする飼料の二割分しか活用できないが、それで計算すると丁度10aの作付け面積に相当した。
水田にするか畑となるか最後まで保留となっていた山あいの小さな棚田五枚は、ようやく用途が決まり塩ビ管を埋めて給排水が可能となる工事を施した。

工事をした棚田は「白鳥の湖」と呼んでいる堤の直ぐ上にある。
この冬は寒くて厚い氷が張ってしまい白鳥達はネグラとして活用できなかった。
春が近づき気温の上昇と共に氷も消え白鳥達も戻っていて、薄暗くなってから家路についた時は九つの白鳥のシルエットが水に浮いていた。