安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
エゴマの効能がTVで紹介され産直の店頭からエゴマが消えた。
その後も需要は衰えず今年収穫分が「店頭に並ぶのはいつ?」と尋ねられることも多い。
しかし、春の極端な雨不足で我が家のエゴマは全滅し今年の作付は断念してしまった。

そのエゴマ予定地の畑を耕起し直し、種の余った枝豆を蒔いた。
適期を少し過ぎた播種となったが順調に生育していたので、台風が襲来する前に中耕除草を済ませた。

ゴロゴロ土に見えるが昔からの畑なので培土作業も楽で、畝間は勿論のこと株間の雑草も退治でき理想的な
中耕除草となった。
先週亡くなったバアチャンは青シソ作りに長年従事していた。
かなり手のかかる仕事だったが労を惜しむことなく毎年全力投球だった。
生産部長はそのシソの一部を頂戴して産直に出していたことから、バアチャンが倒れた後も面積は
大幅に縮小されたものの細々と作り続けている。
そして昨年までは「生の葉」も出していたが、年々縮小して来ている関係で今は「塩漬け」が中心
となっている。

先週末のバアチャンの葬儀、その後の猛暑続きで心身ともに疲れ気味となるのは止む無しと思っていたが
意外に元気だった。
しかし、今日の午後になって「ドッ」と疲れが押し寄せ「何をするのもイヤ」な状態になってしまった。
こんな日は「早めに寝る」のが一番と決めている。
連日猛暑が続いている。
今日の一関は37℃を超えたという。
こんな日の日中に畑仕事をしたら自殺行為に等しい。
それでも少しでも仕事を前に進めたい気持ちも有って午前中は中耕除草に精を出したが、
10時半でギブアップしてしまった。
猛暑の日の外仕事は「早朝と夕方に限定」せざるを得ないようだ。

培土機を使った中耕除草も就農当初に較べたら格段に技術が向上し、圃場も畑らしい土質に
なって来たこともあり、かなりスピードアップされている。
それにタイムリーな仕事が出来るようになって、より効果的な除草や抑草が出来るように
なった。
それでも、初心者が試行錯誤を繰り返しながら進めて来たことなので、今のやり方がベスト
かどうかは分らない。
しかし、「失敗の数ほど成功がある」という格言も「満更嘘ではない」のかもしれない。
獣害対策の電気柵は狸のような小さい動物用に低い線、熊や鹿対策には高い線と二本の電線で
囲っているが、低い線に雑草が絡み付いて効果が半減することも少なくなかった。
低い線に絡む雑草を退治するには一週間単位で草刈りをしてメンテする必要がある。
しかし、そこまで頻繁に対応することはなかなか難しいのが実態となっていた。

(後山のトウモロコシ畑に設置した電気柵)
そこで考えたのが畑の周囲を管理機で掘り起してから電気柵を設置する方法だった。
初めての試みなのでどの程度抑草効果があるかはまだ分らないが、せめて一カ月ぐらい
「メンテ不要」となってくれたら有難いと思っている。
葬儀、法事そして近親だけでの納骨を済ませると妹家族が去り、次に次男が東京に帰った。
皆が急に居なくなると寂し過ぎるので最後に残った次女の帰京を一日送らせる作戦に出た。
次女は花巻で高校の三年間を過ごしていて、当時よく行っていた大沢温泉の大ファンだった。
それを思い出し「日帰りではあるが・・・」と餌をチラつかせたら直ぐに食いついて来た。
そんなことで夕方近くになってから娘二人を伴って花巻南温泉郷に向かった。

高速道を使えば所要時間は一時間程度なので到着したのは6時半近くだったが、外は未だ明るく
豊沢川の流れと対岸の急斜面の鮮やかな緑を眺め、さわやかな空気を吸いながら少し熱めの温泉に
浸かったら三日間のドタバタの疲れが吹き飛ぶようだった。
久し振りとなった大沢温泉は「遠路来るだけの価値は十分にある温泉」だった。
既にプレミアム旅行券を購入してあるので次回はゆっくりと一泊で来るつもりでいる。