簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

クロスシート (JR乗り潰しの旅)

2011-01-21 | Weblog
 クロスシートには、二人掛けシートと、二人が向かい合う四人掛けのボックスシート、一人が向かい合う
二人掛けボックスシートが有る。



 二人掛けシートは運転方向に向きを変えられるものが多い。
その方式からシートをクルット回すタイプを回転クロスシート、背もたれをバタンと倒すのを転換
クロスシートと言うらしい。
色々なシートタイプが有るようだが、列車の旅では、ボックスシートタイプの車両が好きだ。





 進行方向に向って腰を下ろす。
多少行儀は悪いが、前席が空いていれば靴を脱いで、足を思いっきり投げ出してみる。
窓枠に、お気に入りの缶ビールを置いて、僅かばかりの乗換時間に、あれやこれやと散々に迷った末に
買い求めた駅弁の紐を解く。
何よりの肴は、車窓に広がる見慣れない風景と、乗客の訛り言葉。



 時には持参した文庫本に目を落とす事も有るが、これは殆ど読むことは無い。
鉄路を刻む響き、小刻みに揺れる線路の軋みは、正に大人の子守唄、ついつい睡魔に負けて眠ってしまうから。
クロスシートでは、背中も、側面も支えられるから、こんな居眠りは本当に心地よい。

 東海道線の茅ヶ崎から相模線で橋本へ、八王子、高麗川で乗り継いで高崎には、2時半過ぎに到着した。
ここから(正確にはこの先の新前橋から)小山まで、84.4Kmが両毛線。
高崎で遅い昼食を摂り、お腹が満たされた事もあり、赤木山を眺めているうちに、いつの間にか寝込んでしまった。(続)



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