簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

ローカル色豊かな旅

2011-01-10 | Weblog
 地方を走る鉄道路線は、基本的にはすべて「ローカル線」と言って良い。
しかしいくら地方でも、普段の何時も乗りなれた線は何となく「ローカル線」とは呼び難い。
他者からみれば当然地方だから「ローカル線」になってしまうが、生活路線の、見慣れた景色からは
「ローカル線」のイメージは出てこない。



 それから、東京・大阪などの大都会は一般的に地方とは呼ばないから、そう言うところを走る
環状線や近郊路線は「ローカル線」とは呼べないのであろう。
しかし、地方に住む者からすれば、それらは物珍しさも有り、旅をする対象として「ローカル線」
の仲間に加えたい。



 まぁ、そんな風に考えると、つまるところ普段よく使う生活路線と、さすがに各新幹線は「ローカル線」
とは呼べないから、それを除いた残りの路線すべてが自分にとっては「ローカル線」と言うことになる。



 自分にとっての「ローカル線」の旅、それは多分に「ローカル色豊かな旅」でもある。
地方を走る列車に乗り、その車内、あるいはその行った先々で、その地方独特の自然に身を委ね、
その土地の人情に触れ、方言を聞き、郷土色豊かな風習と出会い、
土地の郷土食を、そして旬を味わう。

 ここで乗る列車は、やはり単行かせいぜい二両編成のワンマン・ジーゼルカーが相応しい。
車内では、大きな行商の荷を担いだおばちゃんたちのお国訛りが、あるいは学生たちの屈託のない
会話が聞けたりすると尚楽しい。
ちまちまと節約しながら、行った先々で、一期一会と最大限楽しむのがローカルな旅の醍醐味でもある。
と、まぁ、あんまり難しく考えずに今年もまた「ローカル線」の旅を楽しもう。


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