簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
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食べたまま、書いてます。

水郡線(JR乗り潰しの旅)

2011-01-28 | Weblog
 水郡線は、水戸から147.0Km先の安積永盛を45駅で結んでいる。
ここを行く全ての列車は、ここから東北本線に乗り入れ、その一つ先の郡山が終点に成る。
これが「本線」で、先ほど乗った上菅谷から分岐するのがその「支線」。





 上菅谷から15分ほどで、常陸大宮に到着する。
この駅の近くには農水省の珍しい施設「ガンマーフィールド」がある。
興味があったので調べてみると、『半径100mほどの円形の圃場に農作物や材木を植え、中央にコバルト60を納め、
そこから常時γ線を照射し、その影響を調べたり、その影響を利用する大規模な屋外研究をする施設』らしい。



 日本三名瀑の一つ「袋田の滝」へのハイキング最寄り駅、袋田を過ぎると常陸大子。
水郡線の中では比較的大きな駅である。
ここで後1両を切り離すため5分間停車し、乗務員が交代した。
外が少し冷えてきたような感じがする。
田畑に薄っすらと雪が積もっている。

 ここからは、少しずつ上りにかかり、磐城淺川で水郡線の最高地点(306m)を迎える。
と言ってもそんなに大層な峠を越えている印象はしない。

 これを下ると母畑・石川温泉郷の玄関、磐城石川だ。
線路脇に立て看板があり“猫啼温泉”とある。
なんて読むのだろうと思い、前に座っている高校生に尋ねると「ねこなきおんせんです」と教えてくれた。
二軒の温泉宿がある、小さな温泉地のようだ。



 郡山の通学、通勤圏らしく、川辺沖辺りからは乗客が増えてくる。
つぎの泉郷からは、福島空港が近いので低く飛ぶ飛行機が車窓から見える。
やがて目の前の東北新幹線の高架を大きく曲がりながら潜り、東北本線に入ると安積永盛。
ここから終着の郡山には5分ほどで到着する。(続)




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コメント
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