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その昔通りすがりのお大師様は、この付近で遊ぶ子供たちから栗を一粒貰った。
そのお礼に「今より、一年に三回の実を与えん」と言い去ると、この地域の栗の木は、
年に三回実を付けるようになったそうだ。
旧土居町の番外霊場・三度栗大師堂に伝わる伝説である。
昔はこの付近には栗の木がたくさん植えられていたそうだ。
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その先で国道11号線とJR予讃線の踏切を横切り、2キロほど歩き再び線路を超え
ると、どこからともなく線香の香りが漂ってくる。
町中のこんもりとした木立の中に佇む番外霊場第十二番・延命寺だ。
小さな丸い石橋を渡ると境内が広がり、番外とは言え参詣の人も多く賑わっている。
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道を挟んだ向かいの駐車場脇に「いざり松」と呼ばれる松が有る。いや有ったらしい。
目通りは5m、枝張東西30m、南北20m余りと言われる推定樹齢700~800年の松の
巨木であったが、昭和43年に松くい虫の被害で枯れてしまったと言う。
その巨大な根と幹の一部が、風雨除けの屋根の下に保存されている。
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この松は大師お手植えの松として知られている。
後年巡錫の折、再び大師がこの地を訪れるとこの松の下でいざりの男が苦しんでいた。
大師が紙に「南無阿弥陀仏」と名号を書きその男に飲ませると、不思議なことにその男
の足は立ち歩くことが出来た。
それからこの松は「いざり松」と呼ばれるようになり、信仰を集める番外霊場になった
という縁起がこのお寺には残されている。(続)
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