伯備線は新見を出ると布原、備中神代、足立、新郷と駅を重ねて県境に
向かう。
ここら辺りまで来ると乗客の乗り降りは殆どなくなり、岡山県下でも名うての
過疎化が進む地域であることが実感できる。
かと言って、車内がガラガラかと言えばそれが意外とそうでもない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/cf/f5dd0c24960001c5218acd81414582d5.jpg)
乗車した当日が、18キップの使用可能な期間中であったせいかもしれな
いが、座席は半分以上が埋まっていた。
伯備線は陰陽連絡の幹線であり、特急の便は悪くはない。
しかしその停車駅は限られているので、煩わしい乗り換えを避け、こうして
普通列車に身を委ねながら、のんびりと行き来する乗客も結構多いと言う
ことであろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/7a/c9fd2f3d492c9d229bef7dcb93446ca4.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/cd/0ec6070152bd27f93b5cea354c8f1fee.jpg)
次の足立も山間の寂しい駅である。
背後に山が迫り、前には深く切れ込んだ渓流が流れ、駅の周りには僅かな
人家が有るものの、商店の姿は見えない。
時折川向こうの県道を車が通る以外、聞こえるのは鳥の鳴き声と川のせせ
らぎ、風が揺らす葉音くらいで、生活音は何も聞こえてこない。
そんな静寂を破るように、時折轟音をとどろかせながら特急・やくも号が
通り過ぎて行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/3e/e0f0ce569e036276fd72af7fe139cbee.jpg)
ここには粗末で小さな駅舎とトイレ、線路を跨ぐ跨線橋があるだけだ。
広場にはコンクリートを打った基礎の跡がそのまま残されているので、かつ
てはこの場所に駅務室か何かが建っていたのであろう。
駅前に自家用車の放置は無いが、駐輪場に置かれた僅か数台の自転車
になぜか人の営みを感じ、ホッとするのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/57/6f1361c7db465fccf1e311222469e57d.jpg)
この駅は「足立」と書いて「あだち」とは読まず、「あしだち」と読ます。
次の駅「新郷」も「しんごう」ではなく「にいざと」と読む。
そういえば「備中神代」の「神代」も、「こうじろ」とはなかなかに読み辛い漢
字かもしれない。
さらに言えば、「美袋」などは中々「みなぎ」とは読めないし、「石蟹」だって
「いしが」とは読みにくい。
このように難読駅名が続く路線は、案外珍しいのかもしれない。(続)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/44/1ae13abf38e324d47658dab34b5dc632.jpg)
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ここら辺りまで来ると乗客の乗り降りは殆どなくなり、岡山県下でも名うての
過疎化が進む地域であることが実感できる。
かと言って、車内がガラガラかと言えばそれが意外とそうでもない。
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乗車した当日が、18キップの使用可能な期間中であったせいかもしれな
いが、座席は半分以上が埋まっていた。
伯備線は陰陽連絡の幹線であり、特急の便は悪くはない。
しかしその停車駅は限られているので、煩わしい乗り換えを避け、こうして
普通列車に身を委ねながら、のんびりと行き来する乗客も結構多いと言う
ことであろう。
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次の足立も山間の寂しい駅である。
背後に山が迫り、前には深く切れ込んだ渓流が流れ、駅の周りには僅かな
人家が有るものの、商店の姿は見えない。
時折川向こうの県道を車が通る以外、聞こえるのは鳥の鳴き声と川のせせ
らぎ、風が揺らす葉音くらいで、生活音は何も聞こえてこない。
そんな静寂を破るように、時折轟音をとどろかせながら特急・やくも号が
通り過ぎて行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/3e/e0f0ce569e036276fd72af7fe139cbee.jpg)
ここには粗末で小さな駅舎とトイレ、線路を跨ぐ跨線橋があるだけだ。
広場にはコンクリートを打った基礎の跡がそのまま残されているので、かつ
てはこの場所に駅務室か何かが建っていたのであろう。
駅前に自家用車の放置は無いが、駐輪場に置かれた僅か数台の自転車
になぜか人の営みを感じ、ホッとするのである。
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この駅は「足立」と書いて「あだち」とは読まず、「あしだち」と読ます。
次の駅「新郷」も「しんごう」ではなく「にいざと」と読む。
そういえば「備中神代」の「神代」も、「こうじろ」とはなかなかに読み辛い漢
字かもしれない。
さらに言えば、「美袋」などは中々「みなぎ」とは読めないし、「石蟹」だって
「いしが」とは読みにくい。
このように難読駅名が続く路線は、案外珍しいのかもしれない。(続)
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