![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/70/444c0301288751e9d73af3c4ffc4eef6.jpg)
女転し坂の自然探勝路に入り15分ほど歩いたところで、右手に稲荷社の赤い鳥居
を見ながら三度県道に合流した。ここで気付けば良かったのだが何の疑いもなく道
なりに前に進んでしまったのが大間違いであった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/c7/657e28523d693b93a84d13bc8a99586a.jpg)
これほど登って来たのにここからは急な下り坂である。訝りながらも慎重に下ると、
大きなヘアピンカーブの先に箱根大天狗神社が鎮座している。
さらに下ると、何となく見覚えのある景色が見えてきた。先ほどカメラでとらえた映
像と見比べてみると、寸分たがわぬ全くの同じ景色で、ここで初めて道を間違えたこと
に気付くのである。
何のことは無い、先ほど入り込んだ自然探勝路の入り口に戻って来たのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/9e/91a41c1eef4bd69d0947fa2daf7a3c69.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/0a/fe734437199436c79ed86b818d390b3c.jpg)
通りがかった犬を散歩中の男性に尋ねると、鳥居のところを左に登らなければだめ
だと言う。重い足取りで女転し坂の急坂を登り、先ほどの合流地点に戻ってきた。
そこに建てられた道路標識を確認すると、右手方向の奥湯本は表示が有るが、向かう
先の畑宿の表示はされていない。これを見て、周りを見渡せば、ここから10mほど登
った右側の入り口に気付けたはずである。
箱根の山登りを始めて間がないのに、ここで20分ほどロスをしてしまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/28/10fcbb6229c244d7d9d47dcd5962ac74.jpg)
ここから割石坂の始まりである。
明治・大正時代に補修・整備された石畳の所々に江戸時代のものが残された道だ。
木立の茂る山中を切り裂いて抜ける古道は、聞こえるのは小鳥たちのさえずり位で、
静かで清々しく雰囲気がいい。
ここを登れば先には大沢坂が続き、それを登り詰めれば間の宿畑宿集落である。(続)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/c1/23ac9f0c119d979d178b3d03981010be.jpg)
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