簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

旧街道(東海道歩き旅・相模の国)

2018-06-18 | Weblog



 「旧街道一里塚跡の碑」を過ぎしばらく進むと、県道から離れ右に下る古道に
「旧街道入口」の案内板が立っている。
ここには江戸幕府が整備した、石を敷き詰めた旧街道が凡そ300m残されていて、
国の史跡に指定されている。箱根の関所に向かう登り道を総称して東坂と言うら
しいが、このような道は七カ所ほど残されていると言う。



 山裾が右手の須雲川に落ち込む際を切り開いたように伸びる、2~3メートルほどの
幅の道で、不揃いの石が表面の水平を保つように敷き詰められてはいるが、これが結
構歩きにくい。



 着地した時の足の裏に伝わる凹凸感もさることながら、中には苔むしたり、角が
取れ丸くなり滑りやすい石もあり足元の注意が怠れない。
古の旅人の苦労が偲ばれる古道ではあるが、当時としては最先端の舗装道路で有っ
たと言う。



 箱根観音・福寿院のところで再び県道に合流すると、その先には観音坂、葛原坂
の急坂が待ち構えている。舗装された自動車路ながらその上り勾配は結構きつい。



 左に鎖雲寺を見て更に進むと、女転し坂の碑が立つ遊歩道の入り口が有る。
この急な長い坂道は箱根の難所の一つで、その昔馬に乗った婦人が落馬して、それが
元で死んでしまったのがその名の謂れだと言う。



 旧街道と言うよりは、県道を避けて歩く人向けの自然探勝路としてつけられた道
らしい。
車の行き来する県道を歩くよりはとこの道に入ったまでは良かったが、ここを出て
その先の割石坂に向かうべきところとんでもない間違いを犯してしまった。(続)

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