簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

温泉街と温泉コーヒー(日本一路線バスの旅)

2018-08-22 | Weblog


 熱くて長湯の出来ない「つぼ湯」を上がり、件の「売店・食堂」に戻る。
丁度昼飯時なので店先でいい匂いで食欲を誘うおでんを肴に、てんぷらそばを
食べながらビールで喉の渇きを癒す。
熱いお湯上がりのコップ一杯のビールは本当に旨い。



 長時間待ちを覚悟して来た「つぼ湯」では有るが、思ったよりも早く順番が回っ
て来たので、昼食を済ませた後もバスに乗るまでにはまだ2時間ほどの余裕がある。
天気もいいしこの時期にしては温かいので、外に出て周囲を歩いて見る。



 温泉街の中心部に立つ「あづまや」は、江戸時代の創業と言う老舗旅館である。
木造2階建ての建物は山際の傾斜地に立てられているので3階建てのように見える。
「日本秘湯を守る会」の会員旅館だ。



 川原に降り湯筒や温泉くみとり所、売店などを覗き、温泉発見者の慰霊碑や、
熊野古道大日越道などを見てぶらぶらとする。
ここは「小栗判官」と「照手姫」縁の地らしく、物語を伝える案内板なども掲
げられているが、その物語を良く知らないのでさして興味が湧いてこない。



 こうして時間を潰しながら、昼間から飲んだビールの酔いを少し醒ましたのち、
三度「売店・食堂」に戻りコーヒーを注文する。
この地ではどこでコーヒーを頼んでも温泉で淹れた物が提供される。
この店でも注文を受けると店のすぐ前の「温泉くみとり所」に向かう。



 10ℓ100円だから「このコーヒー余り儲けにもならないのでは・・・」などと
話を振ると、「大丈夫、しっかり儲けていますよ」と返してきた。
気の良い女性だけの店で対応も気持ちが良く、そんなことがコーヒーの味を
一層引き立てていた。(続)

「はれのくに おかやま」観光情報 最新記事アップしました。

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