伊部を出た赤穂線の列車は、トンネルを抜け大きくカーブして南に
進路を変えるとやがて伊里駅だ。その先で一瞬瀬戸内の海を見せるも
再びカーブしながら東に進路を変え、しばらく単調な山間部を行く。
車窓に町並が戻り、右手に日生湾の長閑な港が見えると日生(ひなせ)
駅に到着だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/3c/d5f2cdc55e065fb6083f6a7cec5ec1d7.jpg)
駅は山際のやや高台に有り、南側が大きく開けているので、目の前
には瀬戸内海日生湾の碧い海が見下ろせる。
ここは兵庫県と県境を接した旅情豊かな港町、漁業の町である。
また、瀬戸内海国立公園を構成する日生諸島へ向かう航路の港があり、
観光の拠点駅としての利便性も高まっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/1d/3527f0f8edc7f95b9a7966a3943f5708.jpg)
「妻恋の 鹿海をこゆる話聞き それかと見れば 沖の鶴島」
駅前は小さな公園となっていて、親子鹿の銅像があり、与謝野晶子
が当地で舟を出して遊んだとき読んだ歌が刻まれている。
ここが「日生駅前港」で、小豆島に向かうフェリーが発着している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/c4/3284aaaa9ca705c1dad4836eb6121260.jpg)
町中には、地元漁協の直売店「五味の市」やがあり、新鮮な魚介類が
販売されている。
また、その周辺には特産の「カキ」をふんだんに入れ込んで焼くお好み
焼き「かきおこ」を提供する店も多く、これを目当ての観光客も多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/9e/f46f7c949a0f1b40fc16ad8f05e15ecd.jpg)
沖に浮かぶ島々に渡る小型の定期船の乗り場はここではなく、駅か
らは国道250号線を900mほど(徒歩15分程度)西に行った「日生港」
から出ているので注意が必要だ。
日生諸島への旅客船のほとんどはこの港に発着する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/3f/bce7263074fa818134aee8266270b356.jpg)
近年、目の前の鹿久居島に渡る備前日生大橋が完成した事により、
その先の頭島まで橋続きで渡ることができるようになった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/b0/915f58ab4ccb4e81e20cdf3b1da81511.jpg)
これらの島にはミカン農園が多く、シーズンにはミカン狩りを楽し
むことができる。
鹿久居島は名前の通り野生の鹿が生息する島で、橋が架かる前は鹿が
海を泳いで本土に渡ることが知られていた。
晶子が歌に詠んだ鶴島は流刑の島である。(続)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/c5/608a98fcd1340cbecac4921275227ec4.jpg)
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進路を変えるとやがて伊里駅だ。その先で一瞬瀬戸内の海を見せるも
再びカーブしながら東に進路を変え、しばらく単調な山間部を行く。
車窓に町並が戻り、右手に日生湾の長閑な港が見えると日生(ひなせ)
駅に到着だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/3c/d5f2cdc55e065fb6083f6a7cec5ec1d7.jpg)
駅は山際のやや高台に有り、南側が大きく開けているので、目の前
には瀬戸内海日生湾の碧い海が見下ろせる。
ここは兵庫県と県境を接した旅情豊かな港町、漁業の町である。
また、瀬戸内海国立公園を構成する日生諸島へ向かう航路の港があり、
観光の拠点駅としての利便性も高まっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/1d/3527f0f8edc7f95b9a7966a3943f5708.jpg)
「妻恋の 鹿海をこゆる話聞き それかと見れば 沖の鶴島」
駅前は小さな公園となっていて、親子鹿の銅像があり、与謝野晶子
が当地で舟を出して遊んだとき読んだ歌が刻まれている。
ここが「日生駅前港」で、小豆島に向かうフェリーが発着している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/c4/3284aaaa9ca705c1dad4836eb6121260.jpg)
町中には、地元漁協の直売店「五味の市」やがあり、新鮮な魚介類が
販売されている。
また、その周辺には特産の「カキ」をふんだんに入れ込んで焼くお好み
焼き「かきおこ」を提供する店も多く、これを目当ての観光客も多い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/9e/f46f7c949a0f1b40fc16ad8f05e15ecd.jpg)
沖に浮かぶ島々に渡る小型の定期船の乗り場はここではなく、駅か
らは国道250号線を900mほど(徒歩15分程度)西に行った「日生港」
から出ているので注意が必要だ。
日生諸島への旅客船のほとんどはこの港に発着する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/3f/bce7263074fa818134aee8266270b356.jpg)
近年、目の前の鹿久居島に渡る備前日生大橋が完成した事により、
その先の頭島まで橋続きで渡ることができるようになった。
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これらの島にはミカン農園が多く、シーズンにはミカン狩りを楽し
むことができる。
鹿久居島は名前の通り野生の鹿が生息する島で、橋が架かる前は鹿が
海を泳いで本土に渡ることが知られていた。
晶子が歌に詠んだ鶴島は流刑の島である。(続)
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