国道147号線と併走しながらその先で、有明、安曇追分などに停車を
重ね、信濃常盤を過ぎると、大きく右にカーブを描き高瀬川を橋梁で
越え、南大町駅に停まりやがて信濃大町に到着する。
信濃鉄道が松本まで開通した大正5(1916)年に開業した駅だ。
標高が700mを越える地の駅は、松本からは35㎞余りの距離に有り、
普通列車で直行すれば凡そ1時間の行程である。
単式1面1線と島式1面2線のホームを持つ地上駅で、特急「あづさ」
の停車駅でもある。
大糸線の主要駅で、普通列車の殆どがこの駅が始発・終着となる。
松本方面には時間帯により複数本の設定もあるが、殆どは1時間に1本
程度である。
ここから北の糸魚川に向かう便は、極端に少なくなり半減する。
この町には、駅から少し歩いた先に「塩の道 ちょうじや」と言う施
設がある。
山の町中に有りながら「塩の道」と言うのが少し気になって、立ち寄っ
て見たくなり、ここでも途中下車をした。
信濃大町は、北アルプスの麓に広がる、山の町だ。
北アルプス(飛騨山脈)の雄大な山々は、町のどこからも望むことが出
来き、そんな山岳都市をイメージした駅舎は、平成22(2010)年に改
装された。
複雑な形状をした屋根の先端には、尖塔が乗っていて山小屋をイメー
ジしたものだ。赤色の屋根は、銅板の菱葺きと呼ばれるものらしく、こ
れが古色を帯びた趣を見せている。
切妻の破風下に掲げられた駅名の表示板も立派だ。
地元産「栃」の一枚板で、幅80㎝、長さは380㎝の堂々としたもので、
時代を経れば、間違いなく「名駅舎」と呼ばれるであろう、印象深い駅
舎である。(続)
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重ね、信濃常盤を過ぎると、大きく右にカーブを描き高瀬川を橋梁で
越え、南大町駅に停まりやがて信濃大町に到着する。
信濃鉄道が松本まで開通した大正5(1916)年に開業した駅だ。
標高が700mを越える地の駅は、松本からは35㎞余りの距離に有り、
普通列車で直行すれば凡そ1時間の行程である。
単式1面1線と島式1面2線のホームを持つ地上駅で、特急「あづさ」
の停車駅でもある。
大糸線の主要駅で、普通列車の殆どがこの駅が始発・終着となる。
松本方面には時間帯により複数本の設定もあるが、殆どは1時間に1本
程度である。
ここから北の糸魚川に向かう便は、極端に少なくなり半減する。
この町には、駅から少し歩いた先に「塩の道 ちょうじや」と言う施
設がある。
山の町中に有りながら「塩の道」と言うのが少し気になって、立ち寄っ
て見たくなり、ここでも途中下車をした。
信濃大町は、北アルプスの麓に広がる、山の町だ。
北アルプス(飛騨山脈)の雄大な山々は、町のどこからも望むことが出
来き、そんな山岳都市をイメージした駅舎は、平成22(2010)年に改
装された。
複雑な形状をした屋根の先端には、尖塔が乗っていて山小屋をイメー
ジしたものだ。赤色の屋根は、銅板の菱葺きと呼ばれるものらしく、こ
れが古色を帯びた趣を見せている。
切妻の破風下に掲げられた駅名の表示板も立派だ。
地元産「栃」の一枚板で、幅80㎝、長さは380㎝の堂々としたもので、
時代を経れば、間違いなく「名駅舎」と呼ばれるであろう、印象深い駅
舎である。(続)
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