簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

円頓寺商店街 (東海道歩き旅・尾張の国)

2022-11-21 | Weblog
 盛り場として賑わった円頓寺商店街も、堀川の川湊が無くなり、瀬戸
電が栄町に乗り入れ「堀川駅」が廃止になり、1970年代には市電も廃止
されると、徐々に賑わいは薄れていく。
 近年追い打ちをかけるように商店自体も高齢化や後継者難に見舞われ、
気が付けばいつしかシャッター通りと化してしまった。





 一旦は廃れかけた商店街ではあるが、最近では再び注目が集まり甦り
つつあるようだ。界隈は名古屋城も近く、堀川の歴史有る五条橋や中橋、
旧街道の美濃路、四間道や数多くの社寺も鎮座している。

 そんな中に戦禍を逃れた町屋や蔵が幾らか残り、町並が江戸の面影を
色濃く残すとして、レトロ感溢れるアーケードの商店街と合わせて知名
度が次第に高まりつつあると言う。





 それに呼応するかのように商店街でも再開発が進み、有志による町お
こしも行われている。近年になって、「四間道エリア」の人気も有り、
共にこの界隈の開発の機運が高まってきた。

 若手商店主など「那古野下町衆(那古衆:なごしゅう)」を中心とし
た活動が始まったのは、平成19(2007)年だそうだ。





 ホームページを開設し、情報を発信する傍ら、空き店舗対策や新たな
イベントなどの取り組みが行われて来た。
無料のタウン誌「ポウ(Paw)(縁側妄想会議編)」も発行されている。

 数年前には商店街のアーケードの大改修、路面の改修なども行われた。
今では昭和31(1956)年から毎年7月に行われる「七夕まつり」と合わせ、
平成25(2013)年の秋に初めて開催される「円頓寺・パリ祭」なるイベン
トも人気を博しているという。(続)




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コメント
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