簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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食べたまま、書いてます。

桜の境内(JR乗り潰しの旅)

2011-04-08 | Weblog
 総門を潜り、混み始めた参道を進み、山門の手前を右折、東谷から甘露門辺りでタクシーを降りる。
降り際に「タクシーは、ここまで登って来る事が出来る」とドライバーが言った。
どうやらバスの乗客は、随分と手前で降ろされ、門前町を歩き、菩提梯と言われる287段の石段を
登らないと境内には入れないらしい。



 広場から何段かの石段を上がると、いきなり目の前に展開するしだれ桜の巨木が目に飛び込んでくる。
相当な古木らしく、幹はうねるように捻じれ、そこから幾本も延びる枝にびっしりと鮮やかなピンクの小花を
つけしだれる様は、まるで巨大な滝をピンクの水が流れるようで、圧倒される美しさである。



 その桜を取り囲んだ大勢のカメラマンが撮影に余念がない。
負けずに写真を・・と思いカメラを構えるが、人の入らない桜だけを撮ろうとするとなかなか辛抱がいる。







 境内には140本ほどのしだれ桜があり、今まさに満開で、絢爛豪華に咲き誇る姿をカメラに収めようと、
どこもひと、ひと、ひと。
中でも祖師堂前の樹齢400年の巨木は、全国しだれ桜10選のひとつと言われ、その姿かたちは艶やかで、
色合いも良く、ため息の出るほどに美しい。
さすがに名の知れた人気の桜だけに、それを見上げる観桜客の姿が圧倒的に多い。



 日蓮宗総本山の広大な社域や、壮大な建造物群が霞んでしまうほどに、多くの桜は見事なまでに咲き
誇り、その美しさを競っている。
丁度良い時期に来たようだ。(続)


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