簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
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三川合流地帯へ(東海道五十七次歩き旅・山城国)

2025-02-14 | Weblog

 予定よりも大幅に遅れたまま、淀宿跡と思われる地区を抜け、文相寺
の前で再び旧道に出て西を目指す。
 この辺り城下町時代の寺町の名残か、近くに大専寺がありこの先には、
長円寺、東雲寺、心鏡寺、西岸寺などが甍を連ねていてそんな町中を抜
けていく。



 やがて街道の右側には、京阪電鉄の淀車両基地が見えてくる。
敷地面積94,800㎡、車両収容能力は320両といい、同社の中では寝屋川
車庫に次ぐ規模の車両基地らしい。
 旧街道沿いに展開する「京阪淀ロジスティクスヤード(物流倉庫?)」
の敷地も、元々は基地拡張用地らしい。



 道筋から人家は乏しくなり、左に田畑を見て、右の金網フェンス越
しには車輌基地を見ながら進む。
 松ヶ崎記念病院の辺りでは、田圃越しの左手向こう側に宇治川の堤
防も見えている。

 その更に向こう側には木津川も近づいている筈だ。
線路の北側はここからは見えないが、桂川も寄り添って来て、いよいよ
三川の合流地点が近づいている。



 旧道は京阪本線の高架を少し下りながら潜り、車両基地の終端に沿う
ように右にカーブする。その先でファッションホテルに突き当ると左折
して、府道13号線の歩道に出る。
この道は高野山を目指した折に歩いた、懐かしい高野街道である。



 道なりに緩く坂を上ると、京都市伏見区から八幡市に入る。
京滋バイパスの高架を潜り、道なりに左にカーブすると、広々とした府
道の正面に緑濃い山並みが見えてきる。一般に男山と呼ばれる山だ。



 男山は正式には鳩ケ峰と言い、標高は143m程の山である。
ケーブルが通じていて、山上で降りれば石清水八幡宮が鎮座している。
嘗てこの神社は「男山八幡宮」とも呼ばれていた。(続)





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