簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

帰路の高山

2019-03-29 | Weblog



 慌ただしく上高地を後にして、折角だからと、来た道とは違う安房峠を抜け、
平湯温泉に出た。そこで北に進路を取れば奥飛騨温泉郷である。
何年か前に来た折りは、新穂高ロープウェイで上がり、そこから見たアルプス
が絶景であった。右に焼岳が微かに噴煙を上げ、目の前には西穗高、さらに左
に転じれば奥穂、北穂、槍ヶ岳まで一望でき、背後には錫杖岳や笠ヶ岳の厳し
い岩肌が迫っていた。





 もう一度行って、見たいものだが、さすがにそこまでの時間的な余裕も無く、
そこから国道158号線で高山に向け走り出した。飛騨牛が食べたい。
高山の町並だけでも見て帰りたいという家人の希望を受けてのものだ。

 心配をよそに、高山陣屋近くの駐車場にすんなりと車を入れる事が出来た。
古い町並の残る「さんまち通り」に出てみる。
いつ来てもどこもすごい人混みである。
特に近頃は外国人観光客も多いらしく、店先では色々な言語が飛び交っている。





 スマホを自撮り棒に翳して一団で歩くのは、アジア系の旅行者のようだ。
大きな話し声がそれだと解る。欧米系はカップルや、熟年の夫婦が多そうだ。
日本人は家族連れも目立つが、中年や若い女性のグループが活発だ。
時折出会す老若が入り交じった男のかたまりは、社員旅行か何かであろうか、
すれ違うとプンと酒の匂いがする。



 若い男だけのグループと言うのは、余り見かけることが無い。
本当かは知らないが、近頃の若い男性は旅行を余好まないと聞いたことがある。
そんなことを思いながら、若い女性のグループに交じって「飛騨牛握り寿司」
の店に並んでいる。(完)

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