何だかいいなあと思うことがある。それぞれが自己主張しているわけではないのに、それぞれが、特別に見えてそれが周りの景色を引き立てている。
実家で見つけた景色。時々ぼおぉっとしていたいと思うことがある。
息もつかずに次から次へと何かに追われるように過ごしている毎日。こんな風にせわしないと早死にするんだそうだ。ゾウの時間とネズミの時間というのがある。わたしは独楽鼠だ。同じところで忙しそうにぐるぐる回る。やらなくてもいいことを、ついつい引き受けたり、無理をしたりする。
今日も、仕事の後、大急ぎで買い物をして、夕飯を作り、それを食べずに町内の方の通夜に行って、帰るとすぐ喪服を脱いで着物を着て道場へ行く。トマトジュースで9時半まで持たす。お腹すいた――と、思うことは元気な証拠でもあるがゆっくり食べる暇もなく、風呂に入った後、またグダグダと何かをしている・・・寝ましょ。