まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

いだてん 田畑政治 高橋是清 人見絹江

2019-07-07 | 暮らし

いだてんに阿部サダヲが出た。水連をなんとかオリンピックへと導き、後に東京オリンピック招致活動のキーマンである田畑政治役となって出て、ますます「いだてん」が、面白くなってきた。

阿部サダヲの演技はどこまで脚本でどこからアドリブかと思えるほど面白い。

いだてんを徹底的にこき下ろす年配の人がいるが、はまると面白い。はまったもん勝ちである。

さて、びっくりびっくり。田畑がやたら高橋是清にオリンピックの重要性をたたみかけている場面。貫禄のある高橋是清がショーケンに見える。どうみても萩原健一だ。おかしいなあ。ショーケンは鬼籍に入ったはずなのに。ショーケンに似たメイクをしている誰かだろうか。似ている似ていると思っていたら、正真正銘萩原健一だった。嬉しいねえ。また会えて。いいねえ、いいねえ俳優はいいねえ、亡くなっても会えるから。

この回の人見絹江の活躍が、その後の日本女子を引っ張ることになる。アムステルダムで全国民の期待を背負っての100m4位で人見は落胆。「このままじゃ日本に帰れません。明日800mにでてもよろしいでしょうか!!」100と800は走り方が違う死んでしまうと止められる。

「女は負けたら帰れない。やっぱり女はだめだと言われる。日本の女子選手の夢と希望が私の為に絶たれてしまう。」と、訴えるシーンは圧巻で泣けてきた。かくして、銀メダル。

北野たけしの落語の場面が余分だという人がいるが、それとて盛り上げる力と思う。オリンピックは選手だけのものではないというのが伝わる。そして国民の期待だったり元気の基となったりする。その分、選手団には相当のプレッシャーもかかる。そういうことを描きたいんだろうなあという気がする。個人的に落語は好きだし。落ちを聞くのも楽しみ。

今回のいだてんは最高だった。そうか・・女子が活躍したからか!!

「・・日本の女性が世界に飛び出す時代がやってきたのです。みなさんは幸福なことに大和魂を持つニッポンの女性なのです!!」