まこの時間

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横皆中

2024-10-02 | 弓道
なかなか全員揃わない合同練習。
強化すると無理が来る年齢なので、強化練習とは言わず、修練日という。
ねんりんピックまでにもう半月となってしまった。
前回の稽古では、風が強く、大きく前に外れて「風のせいか・・」と、もらすと「違う、違う、風のせいではないよ・・」と、あっさり否定され、そこから負の連鎖が始まる。
中てようと、押手に力が入ったり、妻手がしっかり引いていないと思い、またまた手首に力が入ったり、遂には呼吸困難かと思うくらい息が止まっていたり。

9月29日に無指定受審者講習会で高校生を教えながら、分かったような顔をして、こうしたら中るよと指導していたのだ。
ちょっと助言すると、高校生は素直なので良くなって中ったりする。
理屈は分かっても、なかなか難しい生徒もいる。
わたしも、この日60人いて時間がないため、模範射礼が出来なかったことに少しほっとしていた。高校生の前で引く時は、絶対必中と思う。

こうすればよいと自分で思っていることが、具現できなかったり、自分の悪いところに気づかなかったりして、夜の稽古で四苦八苦して10月1日の稽古を迎えた。
1回目の立も2回目の立も、4射1中だった。的の周りを回る。
人工衛星だ。大阪の陣ではないが、まずは外堀から。
特に2回目は、大前が皆中したにも関わらず、チーム全体で9中だ。
半分けにもならない・・。これは、2番目のわたしのせいだ。
大前が必ず入れるのに、2番が落とすとはチーム全体に影響出るね。

3回目、少し押手を伸ばしてみた。頬付けもきっちりと。
大前相変わらず1射目的中。2番・・珍しく的中。と、全員的中。
初めてチーム全体で、横皆中した。憧れていた横皆中。
高校生の試合などで、インタハイ予選で横皆中すると拍手が起きる。
一般の試合で5人チームはないので、めったに見ることが出来ない。
なので、自分が体験できるとは思わなかった。
しかし、その後大前が珍しく外した。ここで入れてこそと思ったが、入ったのは力だけ。その後、全員外れて、あえなく横皆それ。
やっぱりわたしのせいだ。チームの気がそがれてしまうのではないか。
3本目、大前は相変わらず的中。
2番のわたしも的中。と、また全員的中。この立、2度目の横皆中。
見てくれていた副部長方々が、「よし!!」と、声があがった。
最後の1本も入り、わたしは3中。チーム全体で13中。
まずまず。これが出るといいよね~~。
本番はそう甘くはないが、ず~っと中らない稽古も寂しいじゃん。
と、いう訳で初体験が出来て楽しい稽古だった。
鶴来から帰り、昼の感触を再現させたくて、疲れていたが道着に着替えると蘇るとばかり夜も稽古に出かけた。



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