カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

プランバナンのヒンドゥー寺院

2006年03月20日 22時40分59秒 | インドネシア / INDONESIA
インドネシアのジャワ島にプランバナンという世界遺産がある。
そこはヒンドゥー教寺院の遺跡がある。
それは、仏教遺跡ボロブドゥールと並んで、
ジャワ島観光のハイライトである。
場所はジョグジャカルタから17Km、
ソロからならバスで2時間くらい。

         

856年にサンジャヤ朝のピカタン王によって建造された
写真の一番高い寺院が、シヴァ神殿を持つロロ・ジョングラン寺院である。
高さ47mのピラミッド型の塔をもち、
回廊の欄楯(らんじゅん)壁面には「ラーマーヤナ」を題材にした
浮彫がほどこされている

そして、この寺院には、こんな伝説がある。

ボコ(プランバナンの近隣)の王子が、
プランバナンのロロ・ジョングラン姫に一目ぼれをした。
困った姫は、一晩で1000の寺院を建てたなら、
妻になると言う約束をしてしまった。

ところが王子は精霊の力を借りて、
夜明け前に999の寺院を造ってしまった。
約束の1000まで、あと一つ・・・。

そこで姫は知恵を働かせて、
待女に命じて米を臼で挽かせた。
するとニワトリが、朝が来たと勘違いをして鳴き始め、
日光を嫌う精霊は地中に帰ってしまった。
怒った王子は姫を石に変えてしまったそうな・・。

          

寺院の中には、ヒンドゥー教の神々が祀られている。
東側にシヴァ神、西側にガネーシャ神、
南側に聖者アガスティア(シヴァ神の導師)、北側にドゥルーガ神。
この「ドゥルーガ神」は、姫が石に変えられた姿と言われている。
他にはブラフマー神、ナンンディ像もある。

◆豆知識◆

プランバナンとは、「プラ:たくさんの」+「ブラフマナ:僧侶」、
ロロ・ジョングランとは、細身の処女の意味である。
コメント (3)
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