カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

小野雅子オディッシー公演。

2010年11月18日 10時55分59秒 | 音楽・舞踊 / MUSIC & DANCE
3000年前から東インドのオリッサ州に伝わる
生きた彫刻とも呼ばれる古典舞踊オディッシーを観に行った。
 (オリィッシーともオリッシーとも言われる。)

オリッサ州ブバネシュワール在住である小野雅子さんの公演が、
デリーであるとの知らせをプリー在住のMさんより受けた。

調べてみると会場(インディア・ハビタット・センター)は、
我が家の近所であった。徒歩30分。
インドに移住して初めての伝統芸能鑑賞であった。

小野雅子さんは1996年よりバンガロールでオディッシーを学び、
2007年には日本人初のインド政府公認のオディッシーダンサーとして登録され、
なんでも小泉首相にも披露したという腕前の持ち主だそうである。

        

オディッシー舞踊の特徴は、左右不均衡な姿勢をとるところにあり、
膝・腰・首のところで折り曲げて作る姿勢「トリバンガ」は、
オリッサ州の寺院にある女神の立像と同じスタイルである。



演奏は、プラサント・マハラナ(両面太鼓)、
キラン・クマール・シャルマ(フルート)、
バララーム・チャンド(バイオリン)、
プラサント・クマール・ベヘラ(ヴォーカル、ハルモニウム)だった。



一言で言うと素晴らしかった。
文字にするとその十分の一も伝わらなくなってしまうのだが、
インドに10年以上も住んでいる人は本物以外の何者でもない。
 って言うか・・本物でなければ10年以上も住めない。

 とにかく踊りにゆとりがある。
決して全きり精一杯の力で演じていない。
それは手を抜いていると言う事ではなく、
余裕を持って100%を演じている、と言う事だ。

最初の数分間でそれが解った。この人は凄い。
日本人で初めてインド政府公認になっただけの事はある。
って言うか、本物が解るインドも凄いぞ。

 モークシャ(涅槃)と言う最後の演目で、
舞踊でも涅槃に達する事ができる事を知った。
 とにかく・・・・この人は凄い。

日本公演があったら、みなさんにも見てもらいたい。

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コメント (2)
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