カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

ザ・ファイター。

2011年03月06日 20時23分59秒 | 映画 / MOVIE
日本では3月26日公開だが、ひと足お先に観に行ってきた。
移住してからインド映画以外の映画を観るのは初めてだった。
まぁヒンディー語より英語は少し解かる程度だが、
想像と推理、妄想、思い込み、
勘違いの連続であろうとことは、何卒お許頂きたい。

                         

実在する伝説のプロボクサー「ミッキー・ウォード」と、
その異父兄との家族愛、そしてリングでの熱き戦いを描く感動作で、
2010年のゴールデン・グローブ賞をはじめ各映画賞を席巻。

 <ミッキー・ウォード> 

1965年10月4日生まれ。
マサチューセッツ州出身アイルランド人。

貧困家庭で育ち異父兄の影響でボクシングを初め、
アマチュアでの実績を積んでいった。

1985年プロデビューし14連勝。
そのままUSBA、IBFインターコンチネンタルなどの
地域タイトルに挑戦するが敗戦し引退。

3年間のブランクの後1994年に再起し9連勝を飾る。
WBUのタイトルも獲得し、世界ランカーに浮上する。

1997年、IBF世界スーパーライト級王者、
ヴィンス・フィリップスに初挑戦するが、
3RドクターストップによるTKO負け。
結局これが最初で最後の世界挑戦となった。

この敗後もリングに上がり続け、レジー・グリーンに勝利したり、
WBCの元世界王者ジェシー・ジェームズ・レイハに善戦するなど、
戦う意欲は衰えなかった。

彼が人々の記憶に残るボクサーになったのは、
元世界王者の激闘王アルツロ・ガッティとの3度にわたる激戦であった。
2002年の初戦はウォードが、2、3戦はガッティが勝利したが、
いずれも素晴らしい熱戦となった。
ウォードはこの試合を最後に現役を退いた。
生涯成績51戦38勝(27KO)13敗。



 <ストーリー> 

地域の期待を一身に背負う名ボクサーだが、
だらしない性格で薬物中毒の異父兄ディッキー(クリスチャン・ベイル)と、
全く勝てない弟のミッキー(マーク・ウォールバーグ)。
マネージャーの母アリス(メリッサ・レオ)と7人の姉妹がいたため、
ミッキーは一家の収入源としてあてにされていた。

ディッキーは薬物中毒のため犯罪に手を染め逮捕されるが、
刑務所の中でトレーニングを積み全うな人間に戻る。

その間、ミッキーは新しいプロモーターと組み勝利を重ねていた。
刑期を終えて出所したディッキーがトレーナーとなって、
WBUの無敗の王者に挑み、
初回から連打を浴び続けKO負けの危機に陥るが、
最終的には2度倒し逆転のTKO勝利をつかむ。

映画はここで終了。今もなお語り継がれている、
アルツロ・ガッティとの試合はこの映画には描かれていない。
理由は解らないのだが・・・いったい何故だろうか

 主人公マーク・ウォールバーグは、
どことなく日本人に受けそうな風貌で加山利治さんに似ていて、
カッコよかったなぁ。ちょっと年は取ってるけど、
本物のボクサーなんじゃないかと思うほど、
身体も出来上がっていたし、ボクシングもちゃんとしていた。

 兄役は最初マット・デイモンであったが、
スケジュールの関係で降板(彼はこう言う事が多いらしい)、
さらにはその後任に抜擢されたブラッド・ピットも降板していまい、
そのまま2年が経過・・・・。

最終的にはクリスチャン・ベールが務めることとなったのだが、
役作りのために12Kgもの減量と頭頂部の毛髪を抜いたり、
歯並びまで矯正したそうだ。

ジャンキーの時と、その後とでは明らかに表情も体系も変わって、
役に対する物凄い情熱を感じた。

また上記の2人ではルックス的に、
主役より目だってしまう可能性があり、
入魂の演技をしたクリスチャン・ベイルで正解だったと思う。

 母親(メリッサ・レオ)がまた・・・
ファッションなども凄いイケテるおばちゃんだけど、
過保護でちょっと痛い感じが笑えた。

なおこのクリスチャン・ベイルとメリッサ・レオは、
アカデミー助演男優賞と助演女優賞に輝いた。

                         

エンド・ロールの所で本物のウォード兄弟が写っているのだが、
その雰囲気がが役者とそっくりだった事も付け加えておこう。

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コメント
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