カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

3月27日、今日のいい話。

2011年03月27日 19時20分59秒 | 日記 / DAIRY
今日のいい話は、心温まる愛犬と飼い主の物語だ。

動物には、人間には解からない不思議な予知能力がある。
鯰が地震を知らせたり、
カマキリの産卵する位置で降雪量が予想できたり、
理屈では語れない何かがある。

シーズー犬「バブ」に心から・・・「ありがとう。」の言葉を贈りたい。

『がんばろう!日本。』 

シー・ズー
(新犬種別ガイド・シリーズ)
クリエーター情報なし
誠文堂新光社


東日本巨大地震による大津波で壊滅的な被害を受けた岩手県宮古市で、
愛犬に命を助けられた女性がいる。

 津波襲来までの30分間、
愛犬は興奮した様子で女性を高台にぐんぐん引っ張り、
安全な避難所に導いた。

 女性は、海岸から約200メートルの同市田老川向(たろうかわむかい)に
住んでいた赤沼タミさん(83)。
メスのシーズー犬「バブ」と自宅の居間でくつろいでいるときに地震に襲われた。
蛍光灯が消えると、バブはせわしなく走り回り、
尾を強く振って鼻をクンクン鳴らしたという。

 赤沼さんが「散歩の時間にはまだ早いのに」と思いながら、
玄関先で首にリードをつけていると、防災無線が大津波警報の発令を知らせていた。

田老地区で900人以上の死者・行方不明者が出た1933年の
昭和三陸地震を体験した赤沼さんが「避難しなきゃ」と玄関を開けると、
バブも勢いよく飛び出し、いつもの散歩コースと逆の高台へ向かった。

 赤沼さんの歩みが緩むと、バブは振り返って歩みを促すようなしぐさを見せ、
追いつくと勢いよく前へ出た。それを繰り返すうちに、
自宅から約1キロ離れた避難所への急坂を一気に上りきっていた。

 振り返ると、歩いてきた道は津波にのみこまれ、自宅も濁流の中に。
普段は散歩も嫌がるバブの行動に、
赤沼さんは「津波を予知してたのかも」と不思議がる。

 バブは今、近隣地区の集会場で赤沼さんら住民約60人と避難生活を送る。
12歳の誕生日にあたる23日には、お気に入りのピンクの服を洗ってもらい、
うれしそうなしぐさを見せたという。
(浅見徹)


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