書いて覚えるヒンディー語の文字― デーヴァナーガリー文字入門 (<テキスト>) | |
町田 和彦 | |
白水社 |
よく間違えている人がいるけど、
インドの言葉はヒンディー語、宗教はヒンドゥー教である。
ヒンズー語、ヒンドゥー語などと書いている人がいるが間違いだ。
ヒンズー教、ヒンディー教も間違いである。
ヒンディー語(デーヴァ・ナーガリー文字)で書いても
読めないと思うので英語で書いてみる。
ヒンディー語=HINDI、ヒンドゥー教=HINDUである。
このように単語に「Z」の文字はないので、ヒンズーはありえないのだ。
以前から私はインド関係の本を買う時に最低限の基準として、
言葉と宗教を正しく書いていない物は読まない事にしていた。
(100%と言う訳ではなかったが・・。)
ヒンズー語、ヒンドゥー語、ヒンズー教、ヒンディー教などと書いてあると、
たとえその内容が正しくても信憑性が薄れるし、
これを間違える事で何よりもインド愛を感じないからである。
さて、しかしだ・・・・。さすがにヒンディー語、
ヒンドゥー教は間違わないにしても、
インド人でヒンディー語を母語とする人々でも、
ヒンディー語が結構な割合で間違っているのだ。
一番多い間違いはこれっ。
薬局や薬屋も看板で正しく書いてあるのを見た事がない。
これはデリー界隈でけでなく、今まで18州に行っているが、
100%の確率で間違っている。
ヒンディー語で薬は「ダワイー」であるが、
これは単数形の単語で複数形となると「ダワイヤーン」となる。
つまり「イー」の部分が短かくなり「イヤーン」と変化するのだ。
まぁヒンディー語学習者以外にとってはどうでもいい事であろうが・・・。
過去、何度か私はインド人にヒンディー語の文法の間違いを指摘した事があるが、
インド人であっても間違って使っているのがヒンディー語である。
恐らくはヒンディー語の先生以外の人のヒンディー語は、
正しくない事も多いだろうと思う。
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