WBO・APミニマム級チャンピオン WBO・APミニマム同級2位
小林 豪己(真正) 高田 勇仁(ライオンズ)
8勝(5KO)1敗 15勝(6KO)8敗3分
高田選手は母親がフィリピン人でフィリピンで生まれ祖母の元で育ち、
その後は日本で両親と共に暮らしているが、かなりハングリーである。
2023年にライオンズジム初の日本チャンピオンとなり
4度防衛してこの日の為に返上。
戦績から見てもかなり苦労してつかんだチャンスであろう。
写真左側:白色のトランクスが小林選手。
写真右側:緑色のトランクスが高田選手。
1ラウンド:高田選手が左ジャブ、小林選手は左ジャブをボディへ出して
右ストレート。高田選手の左フックに小林選手がワンツーを返す。
高田選手の右ボディストレート。小林選手は左を下げて構え右フック、
右ストレート。
(小林選手:10-9:高田選手)
2ラウンド:身体を細かく動かす高田選手。小林選手はじっくり構え、
右ストレート、左アッパー、左フック。高田選手の左フック、
小林選手は右アッパー。高田選手が左ジャブから左ボディ、右フック、
小林選手の左ボディ。高田選手が左ジャブ、右フック、左ジャブを長く
伸ばしてからの右フック。
(小林選手:9-10:高田選手)
3ラウンド:高田選手が左ジャブを伸ばす。小林選手は左フック、
左アッパー。高田選手は左ジャブから右フック、左ジャブから
右アッパーを強振し右フックを返すと小林選手はダウンする。
立ち上がった小林選手に高田選手が左ジャブで追いつめ右アッパー、
左フックと連打さらに左ボディ、右アッパー、左ジャブ、右アッパー。
(小林選手:8-10:高田選手)
4ラウンド:高田選手が左ジャブ、右アッパー。小林選手も左アッパー。
高田選手の左フックから右アッパー、高田選手の距離、左ジャブで
距離を詰めて左ボディ。小林選手が前に出ようとするが、高田選手の
左フック、右アッパー、右ボディ、ロープに詰めて左フック、右アッパー。
(小林選手:9-10:高田選手)
5ラウンド:高田選手が左ジャブで先手を取る、小林選手が前進するが
高田選手は左フック、右アッパー、右フックと当てる。小林選手が
ワンツーで出てくると高田選手は左ジャブ、右アッパー、左アッパー、
左ジャブ、左フックと強弱をつけて攻撃。
(小林選手:9-10:高田選手)
6ラウンド:高田選手のワンツー、左をジャブ、アッパー、フックと
うまく使い分ける。小林選手の左フックで近づいてくると高田選手は
左ボディフック、右アッパー。左を自在に当てながら右ボディ、右アッパー、
左ボディ。
(小林選手:9-10:高田選手)
7ラウンド:小林選手の左ジャブ、高田選手が踏み込んで右アッパーを
強烈にヒット。小林選手のワンツー、高田選手は左ボディフックから
右アッパーを突き上げる小林選手が前進するが高田選手は左ジャブ。
(小林選手:9-10:高田選手)
8ラウンド:小林選手は前進して左ジャブを上下に散らす。高田選手は
カウンターを狙っているのか休んでいるのか手数が減る。小林選手が
鋭い左ジャブを刺し込む。高田選手は右目の下をカット、これは有効打。
(小林選手:10-9:高田選手)
9ラウンド:小林選手がガードを固めて前進し左ジャブで高田選手の
右目を狙う。高田選手は左ジャブからワンツー、右アッパー、右フック。
(小林選手:9-10:高田選手)
10ラウンド:小林選手は左ジャブからワンツーで前進。高田選手は
動きが鈍ったがワンツーを放つ。小林選手が左ボディでロープに詰める。
高田選手は身体を振り右フック。小林選手の右アッパーがヒット。
(小林選手:10-9:高田選手)
11ラウンド:小林選手が前進。高田選手は右アッパーから左ボディフック。
小林選手の左アッパー、左ジャブを上下に放ちながら右フックで追う。
高田選手は右アッパーから左フック。小林選手が前進して左ボディアッパー。
高田選手は細かく左右アッパーを打ち脚を使う。
(小林選手:10-9:高田選手)
12ラウンド:高田選手が先に左ジャブを出し左フック、脚を使いながら
左ジャブから右ボディ。小林選手が前進するが高田選手は脚を使い
左ジャブを出す。小林選手が前進して右ストレート、ロープに詰めて右ボディ、
高田選手は右アッパー、左フック、右フック。小林選手の右アッパー、
高田選手が右ボディから顔面へ右フック。
(小林選手:9-10:高田選手)
私の採点は116-111で高田選手の勝利。
公式採点は一者が114-113で小林選手、
111-116、114-113と二者が高田選手を支持し、
2-1の判定で高田選手が新チャンピオンになった。