21世紀 仏教への旅 インド編・上 | |
五木 寛之 | |
講談社 |
21世紀 仏教への旅 インド編・下 | |
五木 寛之 | |
講談社 |
70歳を超えた作者が、
仏陀の誕生よりも死のありさまについて興味を持ち、
仏陀の最後の旅路を追いかける。
最後の旅の出発点となったラージギルから、
ガンジス河を超えて北上するのだ。
仏陀の頃は徒歩で向かっただろうし、
80歳の仏陀にとっては容易くなかった事は想像できる。
仏陀は道中で出会ったあらゆる階級の人々に平等に接し、
同じように教え、諭し、激励し、喜ばせるのだった。
また死を悟った仏陀の言葉が所々にしたためられており、
それを読むだけでも多利を重視する仏陀の気持ちが感じられ、
熱いものがこみ上げてくるのだった。
ラージギル、ブッダガヤー、
そして三蔵法師も学んだ最初の仏教大学遺跡のあるナーランダは、
私も2010年の秋に訪れたが、
特に仏陀に帰依していたわけではなかったので、
残念ながらそれほどの感動はなかった。
もう少し勉強してから行けば良かったと、
この本を読んでそう思った。もし時間ができたら、
仏陀のルートをたどってみたいし、
十分な時間がなかったら、未達の場所だけでも訪れたい。
特に興味を持ったのは、ケッサリアと言う場所である。
なんでもインドネシアのボロブドゥール遺跡以上の規模で、
世界最大の規模だそうだが、発掘が進んでいない。
上部が10mほど崩れているそうだが、高さは32mある。
ボロブドゥール遺跡でも感動した私であるから、
さぞかし圧倒されるであろう。
≪ 関連記事 ≫
ボロブドゥールの仏教遺跡 その①
ボロブドゥールの仏教遺跡 その②
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ブックオフで売ってたので、買ってかえりましょうか?
確か1冊・・・200円?500円?700円?
散歩がてら買いに行ってきます。
お楽しみに。