神湊港(底土)
本日、底土の船客待合所で行われたケーソン据付工事現場見学会へ行ってきました。
定期船の着く底土の港のことをわたし達は「底土港」と呼んでますが、
正式には「神湊港」というみたいですね。
では、神湊の漁港は?と思いますが、あちらは「神湊漁港」のようです。
神湊港(底土港)
定期船や貨物船が到着する神湊港(底土港)への越波対策、荷役効率向上のため、
護岸(防波)の整備が進められています。
神湊港(底土港)は、昭和39年に工事が始まり、最初の岸壁は昭和40年に54mで完成。
その後、時代と共に港も変遷し、現在の岸壁の総延長は310mとのこと。
本日設置されたケーソンを含む今回の工事の完成は、平成34年目標とのことでした。
ケーソンとは、フランス語で「大きな箱」の意味。
コンクリート製や鋼製の(中に空洞がある)箱状のもので防波堤や岸壁に使用されます。
画像中央より少し左の黄色いクレーンの先、人が何人か立っているのが見える下に
あるのが今回曳航されたケーソンです。長さ25m、幅19m、高さ15m、重さ約4000t。
これからまだ6函のケーソンを据え付け、最終的には長さ171mで完成するそうですが、
このケーソンを1函持ってきて設置するのに、なんと約6億円かかるそうですから、
(ケーソンを造る費用は別途3億円かかります)
予算の都合でいっぺんに完成させるというわけにはいかないそうです。
それで完成目標が平成34年となっています。
ちなみにこの工事の予算は80%が国から20%が都から出ているそうです。
画像が見づらいですが、ケーソンを曳航している(船で引いてくる)ところです。
東京から3日間かかり、特に黒潮を渡る際には、数時間でわずかしか進めないそうです。
八丈島に到着したケーソン。
据え付けワイヤーを設置して、ポンプでケーソンに注水して沈めていきます。
ケーソンが波で動かないよう、中詰めの石や砂を入れてコンクリートで蓋をします。
海の中の土台はこんな風。このため潜水して工事する方々が大勢来ています。
ざっとですが、今日の見学会で教えていただいたことを書いてみました。
【八丈支庁展示ホール企画展示のお知らせ】
八丈支庁でも同様の展示を見ることができます。展示ホールにおいて、
企画展示「港湾工事のしくみ~神湊港(底土)にケーソンを据え付ける~」を開催中です。
興味深い展示ですので、皆様どうぞ八丈支庁の展示をご覧ください。
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