雀の手箱

折々の記録と墨彩画

残る桜も散る桜

2014年04月05日 | 日々好日

 毎年の楽しみはこの季節の花吹雪と、川面に揺蕩うサクラの花筏を眺めることです。

 近くのスーパーに買い物に出かけた帰りには、傍を流れる金山川の川堤の桜並木の、散り際の美を逃さず立ち寄ります。
 ボランティアの方たちの心づくしのチューリップと菜の花で並木の足元を彩る競演の美しさにみとれ、擁壁が殺風景なコンクリートなのを悲しみますが、暴れ川だったこの川の歴史を考えると致し方もないかと心中につぶやきます。石組みの美しい遊水公園のベンチで一休みして帰宅です。



 花びらを浮かべ風にたゆたう花筏の風情 日本人だけの鑑賞の仕方かもしれません。



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2 コメント

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姥桜 (ふくら雀)
2014-04-07 06:00:23
ソメイヨシノが桜の代表となる以前は、桜といえば山桜だったようで、花盛りの桜で老木に葉(歯)がないのをひっかけて、歯抜けの老女を指したのが語源と思っていましたが、老いてなお色香の失せぬ美しい人をいう褒め言葉としての使い方もあるようですね。でもこれは一般的ではなく、夢口になさらぬほうが無難です。

もはやその域を超越した高齢では、旁のみ意味を持ちますが。、
杉田のバネさんといって主人たちの仲間内ではよく話題になった図画教師がご主人です。「ノラともならず教師妻」と詠まれ、足袋をつくろってもらった人です。厳しかったようです。
縁あって結婚前に娘は同じ学校で一時期、美術教師をしていました。
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花衣ぬぐや (渚一号)
2014-04-06 22:54:28
冷たい雨と風で桜も落花盛ん。
川面に流れる花筏は美しいが、マンション傍の階段に溜まる花びらは危険一杯。
管理人さんが掃いても掃いても・・・。

葉桜が過去完了とすれば、姥桜は現在完了なのかな?なんて思ったのも、昨日の新聞の端っこに
あったコラム(言葉の食感)に面白い記事を見たから。
”素っ裸”と”真っ裸”の違いは何か?と聞かれた 某先生の説明文の読解に苦労した。

フト 先年あった 杉田久女の俳句紹介を思い出す。濃艶な句とか、花見に出かけた時に使用した
晴れ着を畳の上に一枚ずつ脱ぐと・・、コレが(真)の方か?なんて・・・哲学的考察となる。
彼女のご主人は小倉中学で図画の教師をされていたんですね。

と言う次第で、英文法と国語の学習で疲れたら、桜餅でも頂きましょうか。

花冷えは体に毒。
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