金正恩第1書記=元帥、長老3人を中心とする「影の軍団」は、言うなれば「先手を打った」とも言える。
どうも張成沢国防副委員長は、北朝鮮最高指導部で派閥を形成し、金正恩第1書記=元帥に対して、クーデターを起こし、あわよくば殺して、政権を簒奪し、自ら国家主席、あるいは総書記の位に就こうとしていたのが、バレてしまったのだろう。
張成沢国防副委員長は、金正日総書記の後継に、「金正男」(日本に別名で入国して東京ディズニーランドに家族連れで姿を現して見つかり、国外退去させられたあの雲助のような容貌の男、金正恩第1書記の腹違いの兄)を擁立しようと動いた経緯がある。親密な関係にある中国北京政府の胡錦濤国家主席、温家宝首相らが背後にいて、「金正男」擁立を仕向けていたという。
結局、北朝鮮建国の父との極秘の関係を知る「影の軍団」の反対に合い、「金正男」擁立は、幻の構想に終わった。だが、金正恩第1書記が、張成沢国防副委員長の策動を聞かされていないはずはない。当然、張成沢国防副委員長の日々の動静を厳重監視することになる。いつ命を狙われるか分からないからである。事実、金正恩第1書記に対する「暗殺未遂事件」は、就任以来、何度も起きているという。
◆金正恩第1書記の父・金正日総書記は、表向きの父・金日成国家主席(4人目の金日成将軍=朝鮮人ではなく中国人で本名・金聖柱、抗日戦線で大日本帝国陸軍と戦っていない)から「廃太子」にされて、「暗殺」されそうになる。その寸前、妙香山(北朝鮮中部にある山並の総称で、平安北道の香山郡、平安南道の寧遠郡、慈江道の熙川市の交わる一帯に広がっており、平壌から車で120キロほど北上したところにある有数の観光地)にある金日成国家主席の別荘に先回りして、「毒殺」したと言われている。いわば「父殺し」を敢行したのである。
金日成国家主席は、2番目の正妻・金正淑を毒殺した後、3番目の正妻・金聖愛との間にもうけた「金平一」を後継者にしようとしていた。米国カーター元大統領や三木武夫元首相の睦子夫人が北朝鮮を訪問した際、金聖愛と金平一を同席させ、皇太子である金正日を排除していた。「廃太子」にされて、「暗殺」されると察知した金正日は、「先手」を打って金日成国家主席を殺し、医師に命じて内臓を取り出させて、毒殺の証拠を隠滅させたとも言われている。もちろん、これら一連の行動は、「影の軍団」が関わっていたのは言うまでもない。
◆今回の、張成沢国防副委員長の「除去」事件に対して、大概のマスメディアは、「粛正」ではなく、「粛清」という言葉を使っている。「粛正」が「綱紀粛正」という言い方があるように秩序を厳しく統制する意味であるのに対して、「粛清」とは、ズバリ「殺してしまう」ということである。
張成沢国防副委員長は、「自宅軟禁」状態に置かれていると報じられているけれど、いずれ「抹殺」される運命にあると言っても過言ではない。
中国にしろ、張成沢国防副委員長にしろ、北朝鮮が、建国の父により「第2の日本」として建国されたということに、いかにも疎かったのである。
【参考引用】産経新聞msn産経ニュースが12月9日午前10時29分、「【張成沢氏解任】全職務剥奪する「除去」 北朝鮮、「反党・反革命的行為」と断罪」という見出しをつけて、以下の
ように配信した。
「【ソウル=名村隆寛】北朝鮮の朝鮮労働党は8日、政治局拡大会議を開き、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の叔父、張成沢(チャン・ソンテク)国防副委員長を全ての職務から解任し、党から除名することを決めた。朝鮮中央通信など、北朝鮮メディアが9日早朝、伝えた。張氏は『除去』されたとしており、政治的な地位をすべて剥奪されて失脚した。拡大会議では、『最近、党内に潜んでいた偶然分子、異色分子が分派活動により自ら勢力を拡張し、党に挑戦する事件が起きた』ことに関連し、『張成沢が行った反党・反革命的宗派行為、反動性が暴露された』という。張氏は『周囲に迎合分子を引き寄せ、党内に分派を形成するために悪辣(あくらつ)に行動し、地盤を築こうと画策した』とされ、『朝鮮人民軍最高司令官(金第1書記)の命令に従わないという反革命的な行為を敢行した』という。また、金銭や女性関係、賭博などでの不正・腐敗も解任の理由という。張氏の解任について、韓国政府は『濃厚』との見方を示していたが、7日に北朝鮮のテレビ映像から張氏の顔や姿が削除されていることが判明した。北朝鮮の国営メディアから姿を消した人物が再起することはほとんどなく、前例からみても、解任を命じられた張氏は『再起不能』の状態に置かれたといえる。北朝鮮ではすでに、大幅な人事改編が行われていることが韓国当局により把握されており、張氏の失脚により、金正恩体制はより固まったことがうかがえる。張氏は金正日総書記の妹、金敬姫氏の夫で、党を中心に活動。2010年に国防副委員長に就任した。中国や韓国を訪問したこともあり、北朝鮮では数少ない『外部を知る人物』であった。11年12月の金正日総書記の死後は金敬姫氏とともに、おいの金第1書記への権力移行に努めてきたといわれる」
産経新聞msn産経ニュースが12月9日午後3時18分、「【張成沢氏解任】北軍部の動向を慎重分析 日本政府」という見出しをつけて、次のように配信した。
「政府は9日、北朝鮮の金正恩第1書記の叔父、張成沢(チャン・ソンテク)国防副委員長の失脚について、北朝鮮内部で権力構造の再編が起き、軍の発言力がさらに強まる可能性があるとみて動向を慎重に分析する方針だ。核・ミサイル開発のスピードが加速する懸念も浮上している。小野寺五典防衛相は防衛省で記者団に『北朝鮮で軍事的な動きがないか注視したい』と強調した。菅義偉官房長官は同日の記者会見で、数日前から日本政府も関連情報を得ていたことを明らかにした上で、情報収集を進める考えを示した。日本政府筋は張氏失脚の背景として『金氏が権力をより集中させるため、父の金正日総書記に仕えた部下からの切り替えを進めている』と指摘した。一方、日本政府は北朝鮮と関係が深い中国の動きにも注意を払う構えだ。外務省幹部は張氏が北朝鮮の経済再建に積極的な人物とされていたことを踏まえ『北朝鮮の経済改革を促す立場だった中国は北朝鮮側と話ができる《窓口》を失った』と述べた」
産経新聞msn産経ニュースが12月9日午後4時17分、「【張成沢氏解任】背景に妻の『決断』か 『不適切な女性関係』 夫婦仲冷めていた?」という見出しをつけて、こう配信した。
「故金正日総書記の実妹、金慶喜朝鮮労働党政治局員の夫として、金正恩第1書記を支えてきた張成沢(チャン・ソンテク)国防副委員長。解任の背景に権力闘争の火種を残さないとの金慶喜氏の『決断』があったとの見方が一部の北朝鮮専門家の間で出ている。金慶喜氏は、父の故金日成主席の反対を押し切って張氏と結婚したとされる。北朝鮮では、日本の植民地支配に対する抗日パルチザン闘争を闘った幹部子弟のグループが体制を支えてきたが、張氏にはそうしたバックボーンはない。妻の威光の下、政治的影響力を増大してきたことへの反発が、軍だけでなく党内にもくすぶっていたとされる。夫婦で金第1書記の後見人を務めてきたが関係は既に冷め切っていたとされ、9日の張氏の解任発表では『複数の女性との不適切な関係』も理由に挙げられた。ある専門家は、健康悪化が伝えられる金慶喜氏は『党や軍で張氏への反発が根強いことを懸念し、最終的に厳しい処遇を認めたのではないか』と指摘した」
※Yahoo!ニュース個人
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本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
金正恩第1書記(背後に女帝)は、「親中・酒池肉林」派の張成沢を粛清、日米に直接交渉を求めてくる
◆〔特別情報①〕
中国共産党1党独裁の北京政府・地方政府の上層部に「腐敗」が蔓延しているのを丸で真似をしているかのように、北朝鮮のナンバー2である張成沢国防副委員長(金正恩第1書記=元帥の叔父)が、「酒池肉林=カネと女、麻薬など」で「腐敗塗れ」になっていたことが摘発されて、全ての職務から正式に解任されたという。金正恩第1書記=元帥(背後に女帝)は、「第2の日本」北朝鮮建国の父・畑中理(朝鮮名・金策、大日本帝国陸軍の残置諜者)の薫陶を受けた長老3人を中核とする「影の軍団」に担がれて、「先軍政治」を推進する模様だ。この「粛清」劇の背後に、米国CIAの影が見え隠れしていて、困っているのは中国指導部で、安倍晋三政権には、むしろ朗報と言える。
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『内務省が復活する日』(1995年10月25日刊)
目次
第5章 日本の名誉挽回を図る ①
奥野誠亮の気骨/b>
奥野誠亮は、奈良県御所市の素封家に生まれた。昭和十三(一九三八)年、東大法学部を卒業して内務省に入った。地方局事務官を振りだしに鹿児島県警の特高課長などを経て、戦後は地方財政委員会事務局企画室長、自治省税務局長、財政局長に就き、昭和三十八(一九六三)年に自治事務次官に昇りつめた。その翌年の総選挙で奈良全県区から初出馬して当選して以来、衆議院議員生活を送っている。
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