本日はマーラーの交響曲第3番を取り上げます。以前に第2番「復活」でも書きましたが、マーラーの作品はどれも魅力的なんですが、何せ長いので敬遠しがちでした。第3番はそのマーラーの中でも一番長大で演奏時間はなんと95分。これは相当覚悟が要りますね。
何せ第1楽章だけで30分超のボリューム。冒頭の重苦しい弦の響きから始まり、行進曲風の明るい中間部を経て、フルオーケストラが高らかに鳴り響くクライマックスと内容的にも一個の独立した作品と呼んでいいぐらいのスケールです。第2楽章は一転して優雅なメヌエット。マーラー自身が草原の花々をイメージして書いただけあって、穏やかで愛らしいメロディです。第3楽章は中間部で現れるポストホルンの響きが印象的。第4楽章と第5楽章はマーラーらしく声楽パートが入ります。特に前者の美しいアルト独唱は個人的には本作のハイライトと思っています。第5楽章は“ビム!バム!”と繰り返す児童合唱が楽しげ。第6楽章は再びオーケストラのみで静かに盛り上がっていき、フィナーレで感動的なクライマックスを迎えます。
全体的に見ればマーラーらしいド派手なオーケストレーションは第1楽章ぐらいで、後半は静かな印象ですね。でも、メロディの豊かさはマーラーならではで、100分近い長さも苦になりません。むしろ聴けば聴くほど味の出てくる作品と言えるでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/02/82dd106cebaf5b73dfa7cc8322e6bfeb.jpg)
CDはケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団のものを買いました。名前と風貌からわかるとおり日系アメリカ人ですが、今や世界を代表する指揮者の一人です。ワーナーの廉価版シリーズで1800円と価格的にも申し分なしです。
何せ第1楽章だけで30分超のボリューム。冒頭の重苦しい弦の響きから始まり、行進曲風の明るい中間部を経て、フルオーケストラが高らかに鳴り響くクライマックスと内容的にも一個の独立した作品と呼んでいいぐらいのスケールです。第2楽章は一転して優雅なメヌエット。マーラー自身が草原の花々をイメージして書いただけあって、穏やかで愛らしいメロディです。第3楽章は中間部で現れるポストホルンの響きが印象的。第4楽章と第5楽章はマーラーらしく声楽パートが入ります。特に前者の美しいアルト独唱は個人的には本作のハイライトと思っています。第5楽章は“ビム!バム!”と繰り返す児童合唱が楽しげ。第6楽章は再びオーケストラのみで静かに盛り上がっていき、フィナーレで感動的なクライマックスを迎えます。
全体的に見ればマーラーらしいド派手なオーケストレーションは第1楽章ぐらいで、後半は静かな印象ですね。でも、メロディの豊かさはマーラーならではで、100分近い長さも苦になりません。むしろ聴けば聴くほど味の出てくる作品と言えるでしょう。
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CDはケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ交響楽団のものを買いました。名前と風貌からわかるとおり日系アメリカ人ですが、今や世界を代表する指揮者の一人です。ワーナーの廉価版シリーズで1800円と価格的にも申し分なしです。