広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

総社神社

2008-12-09 19:42:00 | 秋田の季節・風景
秋田市内、県庁・市役所のある山王地区の南から秋田運河(旧雄物川)あたりを川尻地区という。住宅地だが、酒の醸造元から市上下水道局の庁舎、市立病院、刑務所まである。水泳選手の長崎宏子の出身地でもある。
市立病院の裏側のバス通りをはさんだ向かいが川尻総社町で、通りから少し入った所に総社神社がある(「そうじゃ」ではなく「そうしゃ」と濁らない)。川尻地区では親しまれていて、川尻小学校の校歌の歌い出しが「総社の森に~」だそうだ。
余談だが、僕が中学生の頃、川尻小出身の同級生が「総社の森にクマが出た」という替え歌を歌っていた。周りに山はないから、熊が出没する環境ではないけど。

鳥居をくぐって社殿を見る。

ケヤキの大木が何十本もうっそうと茂っている。鎮守の森の面積も広い。起伏がなくて平坦だが、秋田市街地にこれだけの森があるのは珍しい。そして神社のすぐ隣には民家が続くというギャップが不思議。
参道の手前左端に写っているものに注目していただきたい。

この神社名物の大絵馬。
10年以上前から毎年、年末に翌年の干支の大絵馬を奉納しているらしいが、ここ数年は報道でも取り上げられている。実際に見たのは初めて(総社神社に来たのも2回目)。


畳6枚分だというが、広い境内ではそんなに大きく感じない。背後が駐車場や民家なのが興ざめ。

秋田市の画家が毎年描いており、テレビで見たときは「連筆」という、筆を一列に5本くらいつなげたもので揮毫していた。
福岡の太宰府天満宮にある丑の像がモチーフで、学問の神・菅原道真の使いである牛に、全国学力テストが好成績だった秋田の子どもたちの来年のさらなるがんばりへの期待が込められているようだ。「太宰府の橋くぐる鯉水冴える」という句も画家の作。

気がつけばもう12月中旬。ここが初詣客で賑わう日も近い。
※翌年、2009年の絵馬はこちら
コメント (2)
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