広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

こでん

2008-12-25 19:15:17 | 秋田のいろいろ
秋田県では、2009年3月末まで、「こでん回収プロジェクト」として使用済み小型家電の回収試験を実施している(秋田県サイトの告知はこちら。回収場所や品目も掲載されています)。
希少金属(レアメタル)などが多く含まれるものの、家電リサイクルの対象にならない「こでん」こと小型電子機器を回収し、リサイクルを推進する(ための試験的回収かな)という事業。
秋田県北部は、かつて鉱山で栄え、精錬技術が高いこともあり、こでんを“都市鉱山”とみなして大館市などは回収に取り組んでいたようだが、全県規模での実施は今回が初めて。

秋田市内では、県庁、市役所、一部スーパーなどに回収箱が設置されている。回収品目は携帯電話、携帯プレーヤー、デジカメ、電卓、ゲーム機などだが、メモリーカードやカードリーダー、ケーブル類も回収対象だそうだ。ケーブルは金属の束だから当然だが、「小型電子機器」の範疇からは連想できないので、意外。電子体温計や電子蚊取り器はどうなんだろう? きっと大丈夫な気がするけど。
試験自体のPRからして不足していると思うし、回収品目もうちょっとうまくPRしてほしい。


我が家では壊れたものや昔のパソコンに付いてきて使わず終いのモデム用電話線などが眠っていたが、リサイクルされるのなら気持ちよく処分できるから、年の瀬のこの機会にさっぱりしよう。

今回回収に出したモノ。

ラジオ付き時計、銀行の景品の電動歯ブラシ、シェーバー、USB充電ペンライト、ヘッドフォン、延長コード、パソコン付属の電話線。
電話線は1度も使わなかったが、それ以外は酷使して動作しないほど故障している。あっけなく壊れた歯ブラシとライト以外は長年にわたりよく働いてくれた。でも我ながら壊れたモノをよく取っていたものだ・・・

秋田市内某スーパーへ。

スーパー独自の牛乳パックなどの回収箱は目立つ場所に目立つ看板を付けていたが、こでん回収箱は、離れた場所へ押しやられ、しかも箱の前には傘立てが。ポスターも貼ってあるけど、前にラックが置いてあって見にくい。せっかく会社を挙げて協力しているんだから、会社の儲けにはならなくても、もう少し待遇をよくしてやってよ!

回収箱自体も、もっと大きいマーク・表示にしないと目立たない。ゴミ箱だと思われそう。
中は投入口近くまでモノが入っていた。それだけ協力した県民がいたということだが、この冷遇ぶりをみると、10月の回収開始からそのままほったらかされているのかもしれない。お店の人も気をつかってやってほしいし、県なのか会社だか団体だか知らないが、事業主体も積極的に集まり具合の把握などしているのだろうか。このまま年末年始を迎えれば、あふれてしまわないか心配になった。
追記・年明けしばらくしてから見てみたところ、回収された形跡があったので、ほったらかしではないようだが、相変わらず前には傘立てがあった。


どこのお宅でも、使わなくなった「こでん」があると思うので、秋田県在住のみなさんは、家の中を探してもらって、協力してはいかがでしょうか。
コメント
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