荷物が届いた。台形で赤と白のダンボール箱。
クリスマスプレゼントかと思うまでもなく、箱に大書きされていた。
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アインシュタインのCMが流れている、ネスレのネスカフェチャージの体験セット。同社サイトの月変わりプレゼントに応募し始めて1年以上たって初当選、毎月1900人に当選するらしいので、そんなに運がいいわけではない。
僕は、コーヒー、特に瓶入りインスタントはほとんど飲まない。嫌いなわけではなく、コーヒー以上に紅茶や日本茶が好きで、自分では主にそちらを飲むし、家族は本格的にコーヒーを淹れるので、インスタントに接する機会がないというのが理由。
じゃあネスレの懸賞になんか応募するなと言われそうだけど、ポーションタイプのコーヒー・紅茶やキットカットではお世話になってるし、頂いたものはちゃんと飲みますので・・・
それにしてもヘンな箱。佐川急便のトラック内で邪魔じゃなかったかな。解体して資源ゴミにするときもかさばった。
中身を出す。送付状が見当たらないと思ったら、箱のフタの裏側に糊付けされていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/8c/5a1d4ec1adcc6e1077c236016fa65bff.jpg)
詰め替えカートリッジと空瓶が1本ずつ。
瓶は形状や黒いプラスチックのフタは中身が入った市販品と同じようだが、ラベルが貼っていなくて、イラストがプリントされている。「イグルーダイニングのかわいいイラスト入りガラス容器」だそうで、そごう法人外商部扱いになっていた。イグルーダイニングとは何ぞやと思ったが、イラストレーターのお名前のようだ。
ところで、添付文書で知ったのだが、詰め替え時の注意として、瓶は洗って乾かすのは当然としても、フタは水洗いしてはいけないそうだ。パッキンの役目である内ブタの機密性を高めるためのビニール部分に水が入り込み、不衛生になる恐れがあるらしいのでご注意を。
さっそく詰め替え(正確には空瓶への補充)体験をしてみた。
瓶を手で押さえて、上にカートリッジを逆さに載せて下に押し込めば、「どぼどぼ」っと粉が流れ込んで、数秒で瓶いっぱいになる。アインシュタイン先生の通りでCMにいつわりなし。
ほんの少し、瓶の外にこぼれた粉もあったが、舞い飛ぶこともなく瓶に納まったのはこの方式の利点か。
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イグルーダイニングのイラスト
コーヒーに無知なので、ネスカフェは粒々だと思っていたら、細かい粉なので驚く。粒々なのは四角い瓶のゴールドブレンドで、これはエクセラという高級品みたいだ。詰め替えカートリッジには作り方(粉の使用量)が書いてなくて困ったが、何年ぶりかで適当に作って飲んでみると、おいしい。牛乳と混ぜてカフェオレによさそう。
空になったカートリッジ。
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容器は紙製で内側がアルミ張り。フタのアルミシールに切れ込みが入っていて、瓶に押し込むと破ける。そうすると、茶色のプラスチックの円筒からコーヒーが出てくる仕掛けだ。茶色の円筒はガラス瓶より直径が小さく、外側の紙筒は瓶よりも大きいので、ズレたりこぼれたりしない。
でも、替えカートリッジは軽いものの、大きさは瓶と同じくらいなので、家庭での保管時の占有面積は従来と同じ。使用後の処分も、筒が硬くて小さくつぶせないし、結構な量のゴミが出る。秋田市の場合、このようなアルミ張りの紙筒は、資源ゴミでなく可燃ゴミになると思われるが、ガラス容器なら資源ゴミに出せてしまうのは、皮肉なもの。
製造コスト的には分からないが、ガラス瓶より軽くて輸送時の環境負荷が少ないのは分かるが、入れ替えを楽にするだけでこんなに仰々しい仕掛けが必要かはちょっと疑問。例えば、
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右の細長いのは、秋田市内のお茶屋さんのお茶っ葉。ネスカフェが120gに対し、お茶は180g。それなのに、お茶の方が長いけれど薄く、ずっとコンパクト。袋はプラスチック主体のようだが、ゴミとなる量もずっと少ないはず。
コーヒーの詰め替えも茶筒にお茶っ葉を入れる要領なわけで、こんな感じで、もっと簡略化できそうなのに・・・
中身は世界品質のネスカフェなんだから、こんな小手先の仕掛けに頼らなくても、「違いがわかる」お客はたくさんいると思うんだけど。
ついでに、同社のサイトがフラッシュ動画を多用していて、スキップボタンもなく、僕の古パソコンでは見ていてイライラするのも何とかしてほしい。ホームページも外見より中身で勝負するものだと思う。
タダでモノをもらっておいて、文句をつけて申し訳ないけれど、ネスレ製品はこれからも愛用させてもらうし、懸賞も応募するので、期待してます。
ところで、詰め替えしにくいといえば、液体洗剤やシャンプー。口が小さいのでこぼす危険が大きいし、粘性の液体は時間がかかる。ネスカフェチャージの技術をこの分野に転用して、安全・スピーディな詰め替えなんてできないだろうか?