路線バスに乗っていて、ちゃんと降車ボタンを押したのに停まってくれなかった!(あるいは危うく通過されそうになった)という経験、ありませんか?
ダイヤで定められた駅では必ず停車しないとならない鉄道(路面電車は除く)では、停車駅を誤って通過することは停車駅失念といって事故扱いになったり、ニュースになったりしてしまう。
バスの場合はなんと呼ぶのか知らない(ここでは誤通過とか停車失念としておきます)が、停留所の数が多く、停まったり停まらなかったりするという路線バスの性格上、間違いやすいだろうし、降りるべきだった客に謝罪や適切な対応をすれば、あまり目くじらを立てることではないと個人的には思う。(高速バスだとまた話が違ってくるわけで、過去には行政処分を受けたバス会社(秋田県外)もある)
僕は秋田市内を走る路線バス(旧市営バス、中央交通とも)で今までに何回か、誤通過を経験している。(乗り合わせた他のお客さんのケースを含めて)
まず、今までに遭遇した、(適切なタイミングで降車ボタンが押されて)降りる客がいるのに通過しそうになったり、ほんとうに通過してしまったバス停を挙げてみる。
上記の各バス停の立地を考えると、なんとなく共通点がありそう。それは「比較的広い道にあるバス停」で、「大きな交差点もしくは右左折する交差点を過ぎて間もない位置にあるバス停」という点。
他の車の流れに乗せられてしまったり、あるいは広い道に入って開放的な気分になって、バス停の存在もしくは降りる客がいることを忘れてしまうのだろうか。
鉱業博物館入口上りバス停(矢印の位置)。急な坂を下りて左折してすぐの直線道路
ただし、僕の乗車回数が多い大町経由新屋線においては、誤通過は1度も記憶にない。
新屋線も新国道上のバス停(例えば茨島三丁目とか)なら、流れに乗ってうっかり通過してしまいそうなものだけど。
最近遭遇したケースでは、誤通過した後、すぐに運転士が次のバス停の車内放送を流した。
つまり「バス停の場所」を失念したのではなく、バス停の存在は認識していて「そのバス停で降りる客がいること」を失念したことになる。
したがって、降車ボタンを押した時のチャイム音や合成音声の「次、停まります」が聞こえ、運転席の赤いランプが点灯するわけで、それらに注意していれば防げるはずだが、上記のような流れに乗ることや開放感に引きずられてしまうのかもしれない。
その対策として参考になりそうなのが、旧秋田市交通局末期の取り組み。
秋田市営バスの末期数年間では、誤通過の経験はない。(それ以前はあった)
理由として考えられるのは、客が降車ボタンを押すと、運転士が「次、停まります」と肉声で案内していたからではないだろうか。(全運転士が実践していた。この記事後半参照)
自分の声で停まることを確認すれば、誤通過の確率が低下しそうだ。
どこかの大学の先生とか運輸関係の独立行政法人か何かの研究者の皆さん、誤通過しやすいバス停の条件についてとか、誤通過を引き起こすメカニズムとその防止策について調査・研究してはいかがでしょうか?
交通や産業における重大事故の防止につながったりするかもしれませんよ?!
さて、バス停停車失念は、運転士やバス会社の責任であるけれど、乗客としては次のようなことに注意して乗車してみてはいかがだろうか。
○日頃から
○自分が降りるバス停を通過されてしまったら
本文とは直接の関係はありません
そういえば昔、T市(富山市ではないです。その近くですが…)の路面電車で誤通過されたことがあった。
バスと違って停留所でないところで降ろすことはとても危険で不可能だろうから、黙って次の電停まで乗っていたけれど、路面電車はそうするしかないでしょうね…
ダイヤで定められた駅では必ず停車しないとならない鉄道(路面電車は除く)では、停車駅を誤って通過することは停車駅失念といって事故扱いになったり、ニュースになったりしてしまう。
バスの場合はなんと呼ぶのか知らない(ここでは誤通過とか停車失念としておきます)が、停留所の数が多く、停まったり停まらなかったりするという路線バスの性格上、間違いやすいだろうし、降りるべきだった客に謝罪や適切な対応をすれば、あまり目くじらを立てることではないと個人的には思う。(高速バスだとまた話が違ってくるわけで、過去には行政処分を受けたバス会社(秋田県外)もある)
僕は秋田市内を走る路線バス(旧市営バス、中央交通とも)で今までに何回か、誤通過を経験している。(乗り合わせた他のお客さんのケースを含めて)
まず、今までに遭遇した、(適切なタイミングで降車ボタンが押されて)降りる客がいるのに通過しそうになったり、ほんとうに通過してしまったバス停を挙げてみる。
・県庁経由 山王十字路(竿燈大通り側)・上り
・県庁経由 八橋市民広場・裁判所前・下り
・手形山団地線 鉱業博物館入口・上り
・泉ハイタウン(泉秋操)線 聖園短大前・下り
・柳原経由御野場団地線 卸センター入口・下り
こんなところ。山王十字路上りと鉱業博物館入口上りでは、複数回経験した。・県庁経由 八橋市民広場・裁判所前・下り
・手形山団地線 鉱業博物館入口・上り
・泉ハイタウン(泉秋操)線 聖園短大前・下り
・柳原経由御野場団地線 卸センター入口・下り
上記の各バス停の立地を考えると、なんとなく共通点がありそう。それは「比較的広い道にあるバス停」で、「大きな交差点もしくは右左折する交差点を過ぎて間もない位置にあるバス停」という点。
他の車の流れに乗せられてしまったり、あるいは広い道に入って開放的な気分になって、バス停の存在もしくは降りる客がいることを忘れてしまうのだろうか。
鉱業博物館入口上りバス停(矢印の位置)。急な坂を下りて左折してすぐの直線道路
ただし、僕の乗車回数が多い大町経由新屋線においては、誤通過は1度も記憶にない。
新屋線も新国道上のバス停(例えば茨島三丁目とか)なら、流れに乗ってうっかり通過してしまいそうなものだけど。
最近遭遇したケースでは、誤通過した後、すぐに運転士が次のバス停の車内放送を流した。
つまり「バス停の場所」を失念したのではなく、バス停の存在は認識していて「そのバス停で降りる客がいること」を失念したことになる。
したがって、降車ボタンを押した時のチャイム音や合成音声の「次、停まります」が聞こえ、運転席の赤いランプが点灯するわけで、それらに注意していれば防げるはずだが、上記のような流れに乗ることや開放感に引きずられてしまうのかもしれない。
その対策として参考になりそうなのが、旧秋田市交通局末期の取り組み。
秋田市営バスの末期数年間では、誤通過の経験はない。(それ以前はあった)
理由として考えられるのは、客が降車ボタンを押すと、運転士が「次、停まります」と肉声で案内していたからではないだろうか。(全運転士が実践していた。この記事後半参照)
自分の声で停まることを確認すれば、誤通過の確率が低下しそうだ。
どこかの大学の先生とか運輸関係の独立行政法人か何かの研究者の皆さん、誤通過しやすいバス停の条件についてとか、誤通過を引き起こすメカニズムとその防止策について調査・研究してはいかがでしょうか?
交通や産業における重大事故の防止につながったりするかもしれませんよ?!
さて、バス停停車失念は、運転士やバス会社の責任であるけれど、乗客としては次のようなことに注意して乗車してみてはいかがだろうか。
○日頃から
・車内放送が流れたタイミングで降車ボタンを押す(放送を流し忘れてる時は別ですが) →極端に早い段階やギリギリの位置で押されると、紛らわしかったり急停車になって危険
○自分が降りるバス停を通過されてしまったら
・慌てて立ち上がらない →転倒など車内事故のもと
・座ったままで前方中央のルームミラーに向かって手を振ったり、「降ります!」などと言って、運転士に通過されてしまったことをアピールする →いちおう自己主張はしましょう
・対処は運転士に委ねる →事情が事情だからバス停以外の場所でも降ろしてくれるはずだが、安全上の問題から次のバス停で降りるように要請されるかもしれない。その時は受け入れましょう。ただし、次が運賃が上がるバス停だった場合、本来降りるバス停までの運賃を支払えばいいのが筋
・謝ってくれたら怒らない →急いでいたり余計に歩かされたりする場合は不満でしょうが、間違いは誰にでもあるもの。運転士が謝罪してくれたらよしとしましょう
・降りる時は足元と左右に注意 →バス停以外で降ろしてもらう場合、足元に段差など障害物があったり、自転車やバイクがすり抜けていく危険性が高まる。普段のバス停でも同じことだけど、よく確認しましょう
・座ったままで前方中央のルームミラーに向かって手を振ったり、「降ります!」などと言って、運転士に通過されてしまったことをアピールする →いちおう自己主張はしましょう
・対処は運転士に委ねる →事情が事情だからバス停以外の場所でも降ろしてくれるはずだが、安全上の問題から次のバス停で降りるように要請されるかもしれない。その時は受け入れましょう。ただし、次が運賃が上がるバス停だった場合、本来降りるバス停までの運賃を支払えばいいのが筋
・謝ってくれたら怒らない →急いでいたり余計に歩かされたりする場合は不満でしょうが、間違いは誰にでもあるもの。運転士が謝罪してくれたらよしとしましょう
・降りる時は足元と左右に注意 →バス停以外で降ろしてもらう場合、足元に段差など障害物があったり、自転車やバイクがすり抜けていく危険性が高まる。普段のバス停でも同じことだけど、よく確認しましょう
本文とは直接の関係はありません
そういえば昔、T市(富山市ではないです。その近くですが…)の路面電車で誤通過されたことがあった。
バスと違って停留所でないところで降ろすことはとても危険で不可能だろうから、黙って次の電停まで乗っていたけれど、路面電車はそうするしかないでしょうね…