広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

五能線キャラ/GAOバス等

2012-04-11 22:18:42 | 秋田のいろいろ
JRとバスについて、以前の続報など。
●キオスク跡地
JR秋田駅3・4番線にあったキオスクが、2月末で閉店し、その後撤去されて更地になっていた。
さらにその後、自動販売機が置かれた。
中央の路面の色が違う場所

背中合わせに2台
写真ではちょっと分かりにくいが、以前は土崎駅寄り(北側)に設置されていた、木にとまったクマゲラの親子(?)の絵柄の「顔はめ看板」も移設された。

●キョウフーンとエッパー
3・4番線にはもう1枚、(おそらく)新たな顔はめ看板があった。キオスク跡地より北側。
3番線は、リゾートしらかみが発着するホームなので、その乗車記念撮影用。
後ろはたまたま停まっていた男鹿線のディーゼルカー
「しらかみ3兄弟」。
「青池」「ブナ(正式には漢字)」「くまげら」の各編成を戦隊ヒーロー風にデザインした「あおいけブルー」「ぶなグリーン」「くまげらレッド」になっていて、ぶなとくまげらから顔を出すようになっている。
お隣のJR東日本盛岡支社では、2003年から「新幹線トレインジャー」という、新幹線の車両をモチーフにしたキャラクターを展開しているし、秋田県では「超神ネイガー」が定着している。秋田支社がそれらに便乗したような感じもしなくはないが、顔はめ看板以外の場面でも使っているのだろうか。

おもしろいのは、看板の下の両端で3兄弟にやっつけられる姿が小さく描かれている、「敵」キャラ。
「五能線の敵 キョウフーン(強風)」

「五能線の敵 エッパー(越波)」
うまい!
風と波はまさに五能線にとって敵であり、特に冬期間は運休が相次ぐ。
現場にとっては、ほんとうにやっつけてほしいに違いない。


●動物園のバス 増える?
今度はバスについて。
公募した「秋田市らしい」デザインを、車体広告として秋田中央交通の路線バスにラッピングしている秋田市の事業。
そのデザインの1つが、動物たちがバスに乗って大森山動物園へ向かうもの。
秋田営業所の「300」と臨海営業所の「518」の2台にラッピングされていたはず。
でも、
もう1台?
「112」という車両も同じデザインだった。
後ろのピラーの塗装が白いから、やや古めの車両(新しい車両は屋根と同色)。たぶん秋田営業所所属。【5月6日追記】「112」は臨海営業所所属だった。

当初予定されていた15台はすでに満たしていたはずだから、16台目が出現したことになるはず。
秋田市では関連事業として、民間企業の車体広告の一部を秋田市らしいデザインにすることで、その費用の一部を補助することも計画していたが、それらしき広告は見ていない。希望者がなく、予算が余ったので、公募デザインを増やすことにしたのだろうか。

【30日追記】4月29日に、動物園ラッピングの「300」が新屋西線を走っているのを見かけた。ということは、臨海営業所へ転属したのだろうか。
【5月25日追記】「112」は座席の配置が変わっていて、車両前方は窓を背にして座る電車のロングシートのようなタイプ。これは、旧雄和町が中央交通に委託して運行していた町内循環バス「ユーグル」専用車両だったものだと思われる。
ユーグル廃止後は秋田営業所の一般路線用となり、雄和・河辺方面専属で使われていたものが、今春から臨海へ転属したことになる。
ということは、昨年度からラッピングがされていた可能性もある。(そうなると合計台数が合わないが)



●水族館のバス マイナーチェンジ
もう1つ、中央交通のラッピング広告。
秋田県男鹿市にある、秋田県立男鹿水族館・GAOの広告バスが2010年3月から走っている。※以前の記事はこちらこちら
ラッピング広告は一般的に3年契約だから、今年度が最後だろうか。

いつの間にか、その後部のデザインが変わっていた。
以前のデザイン

新しいデザイン
丸っこい登場人物は同じだが、そのうちホッキョクグマらしきキャラクターが大きく描かれ、他のキャラクターは小さくなった。
クマの肉球に、「GAO」の文字や動物の写真がデザインされている。左下には小さなタコ2匹が登場。
「男鹿水族館」であることは分かりにくくなったが、秋田県内では知名度があるので、インパクトのほうを重視したということだろうか。

両側面のデザインは変わっていないと思われ、後部だけのマイナーチェンジのようだ。ラッピング広告の一部だけを途中で更新するのは、珍しい。

昨年10月27日の水族館のブログ(http://www.gao-aqua.jp/blog/?p=4090)によれば、描かれているのは月1回発行している手描き新聞「GAOっと!にゅうす」のキャラクターとのこと。
さらに、これと似たデザインが、昨年秋から高速バスにラッピングされているとのこと(後部のみ)。ブログの写真を見ると、「420」といういすゞガーラ(先代)で、側面は赤系統のデザイン。東京行きの「フローラ号」用っぽい車両だが、ブログによれば仙台行きの高速バス(すなわち「仙秋号」)に使われているそうだ。ほんとかな。

その男鹿水族館だが、先日の爆弾低気圧で強風と高波による大きな被害を受けた。(↑五能線と同じく、「キョウフーン」と「エッパー」ですな)
明日まで臨時休館するそうだし、夏の冷房や海水冷却に使う装置も使えない状態になっているそうだ。


●LED化進む
秋田中央交通の秋田市内を走る路線バス車両の行き先表示は、大部分がLED式になっていた。昨年秋の系統番号表示に伴い、さらにそれが進み、幕式の行き先表示の車両は激減していた。(小型バスは除く)
そんな中、しぶとく幕式で残っていた車両が数台あった。どれも大型バスで臨海営業所に所属しており、新屋方面の路線にほぼ限定して使われていた。
「319」もその1つ
当ブログの写真で何度か登場していた「319」は富士重工が組み立てたいすゞのバスで、どこかの中古。昨秋以降は新屋西線でやたらとよく見かけた気がする。
だいぶ古そうだし、このままLEDに交換せず最後まで使うのかと思っていたが、先日、LEDに交換されていたのを確認(写真はありません)。運用される路線が新屋・割山方面以外にも拡大され、従来は対応できなかった新国道経由にも使われていた。

となると、小型バス以外でいまだに幕式なのは、五城目営業所所属の車両の一部だけになったのかもしれない。
旧塗装&幕表示の貴重な車両
上の写真の「298」はかつては「特急かもしか(JRではなくバスの)」にも使われていた、五城目生え抜きの車両のようだ。「安田のつくだ煮」の広告、フロントガラスに律儀に「系統番号100」の紙を出しているのが、五城目らしい。
一部の塗装が剥げてきていることだし、いずれ新塗装に塗り替えられるかもしれないし、LEDに替えられるかもしれない。

※旧塗装についての続きはこちら
【23日訂正】この記事のコメントへの返信で触れている旧塗装の「300」は臨海営業所所属ではありませんでした。
コメント (5)
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