いよいよ、秋田新幹線に新型車両E6系が「スーパーこまち」として導入される日(16日)が、迫ってきた。
秋田駅自由通路・ぽぽろーど
イベントやキャンペーンごとに旗が吊り下げられる秋田駅自由通路・ぽぽろーども、E6系導入を告知する真っ赤な旗になった。
E6系のあかね色の車体色は、秋田のなまはげの面や竿燈まつりの灯りをモチーフにしたということだったので、旗にその写真も出ている。
でもやっぱり、
竿燈の提灯を「あかね色」とするのは、無理があるような…
これから1年間は、E3系「こまち」とE6系「スーパーこまち」が共存し、1年後にはE3系がなくなって、E6系が「こまち」を名乗る。
ゴールデンウィークなどの臨時列車では、E6系を使った「こまち」も運転される(つまり特急料金が安い)らしく、ややこしい。
そんな移行期間だけに、秋田駅の新幹線ホームでは、
E3系、E6系それぞれの絵入り乗車位置案内が設置された
秋田駅中央改札口の新幹線側。
(再掲・2010年1月)右半分が新幹線側
つい最近までこんな光景だったが、スーパーこまち導入を控えてか、若干の変化があった。
まず、最近までの姿。
上の写真から拡大。「新幹線改札口」
発車標の隣に、こちら側が新幹線改札であることを示す、E3系のイラスト入りの表示があった。
1997年に現駅舎が完成・秋田新幹線が開通した当初は、この表示はなかった。(当時は自動改札でもなかったわけだが、改札の構造・頭上空間は現在と変わらない)
探した中でいちばん古いのが、2001年9月撮影の写真。
横のコンビニはまだ「miniコンビ」だった
新幹線側は1999年に自動改札化されたが、現在とは違う機種。在来線側の自動改札導入は2006年。
拡大
この当時は、黒く四角く凹んではいるが、特に何かの機能があったわけではなかったと思われる。【18日追記】開業当初は、ここに液晶ディスプレイが設置されていたとのこと。コメント欄参照。
その後、2006年3月の在来線自動改札工事中のテレビの映像があった。その時は凹みはなくなっていて、他の部分と同じグレーになっていた。
となると、イラストが設置されたのは、在来線自動改札化後ということになる。
新幹線・在来線両方が自動改札になり、違うほうに入場しそうになる人が多かったから、その対策だろうか。
ただし、設置当初からE3系のイラストだったのではなく、丸っこい新幹線(0系や200系)を正面から見た、ひと昔前までおなじみだったピクトグラムだった。
(再掲・2010年東京駅)こんなの
正方形に近くかなり巨大に感じた(感じただけかも)し、何よりも、いくら「新幹線」のマークとはいえE3系しか来ない秋田駅に丸っこい新幹線は違和感を感じたものだった。
そんなことで、後にE3系のイラストに変えられたのだろう。
そんなわけで、5年ほどは設置されて見慣れたE3系のイラストだったのだが、2月にこうなった。
2月28日撮影
E3系のイラストが撤去されてグレーの地が出て、一部は2001年のように凹んで、そこが板で塞がれていた。
いかにも仮ですという趣
E6系のイラストに変わるのだろうかと思っていたら、
3月9日
なんと、NEC製のディスプレイが設置された!(少なくとも3月8日には設置)
じゃあ、ここに何が映るんだ? と思っていたら、11日頃から映像が表示されるようになった。
「お知らせ」と「こまち号 到着案内」
「到着案内」だけの4行になる時もある
つまり、発車標ならぬ“到着標”ということようだ。そういう名称かどうかは知らないけれど。
でも、上の表示では「運休列車等は駅係員へお尋ね下さい。」と表示されているけど、そういう運休や遅れの情報を随時反映させて表示するのが、この装置の存在意義なんじゃないの? それができないなら、従来の紙の到着予定時刻表と変わらない。
※2016年4月頃には、この画面が秋田ケーブルテレビで放映されるようになった。それによれば、盛岡駅時点での状況とのこと。
空港ではこういう表示もあると思ったが、鉄道の駅では初めて見たかもしれない。出迎えの人が分かりやすいようにということだろうか。
到着案内部分の画面デザインは、大宮駅や盛岡駅などの新幹線改札内の待合室にある、ディスプレイによる出発案内に似ている。
発車標と到着案内
駅舎完成・秋田新幹線開業当時から使われているLED式の発車標は、今回もそのままのようだ。(これを機に更新されるかと密かに期待していたが…)
古いLEDより、液晶(?)ディスプレイのほうがずっと見やすく、設置コストも安いだろうから、思い切って発車標もディスプレイに交換したらいかがでしょうか?
この発車標は、通常の文字サイズでは「スーパーこまち○号」とは表示できないはず。
どうやって表示するだろうか。
「快速KAMAK」の二の舞で「スーパーKOMAC」なんてならないよう、万全の準備をお願いしたい。【16日追記】ちゃんとした表示になっていました。また後日。
秋田駅自由通路・ぽぽろーど
イベントやキャンペーンごとに旗が吊り下げられる秋田駅自由通路・ぽぽろーども、E6系導入を告知する真っ赤な旗になった。
E6系のあかね色の車体色は、秋田のなまはげの面や竿燈まつりの灯りをモチーフにしたということだったので、旗にその写真も出ている。
でもやっぱり、
竿燈の提灯を「あかね色」とするのは、無理があるような…
これから1年間は、E3系「こまち」とE6系「スーパーこまち」が共存し、1年後にはE3系がなくなって、E6系が「こまち」を名乗る。
ゴールデンウィークなどの臨時列車では、E6系を使った「こまち」も運転される(つまり特急料金が安い)らしく、ややこしい。
そんな移行期間だけに、秋田駅の新幹線ホームでは、
E3系、E6系それぞれの絵入り乗車位置案内が設置された
秋田駅中央改札口の新幹線側。
(再掲・2010年1月)右半分が新幹線側
つい最近までこんな光景だったが、スーパーこまち導入を控えてか、若干の変化があった。
まず、最近までの姿。
上の写真から拡大。「新幹線改札口」
発車標の隣に、こちら側が新幹線改札であることを示す、E3系のイラスト入りの表示があった。
1997年に現駅舎が完成・秋田新幹線が開通した当初は、この表示はなかった。(当時は自動改札でもなかったわけだが、改札の構造・頭上空間は現在と変わらない)
探した中でいちばん古いのが、2001年9月撮影の写真。
横のコンビニはまだ「miniコンビ」だった
新幹線側は1999年に自動改札化されたが、現在とは違う機種。在来線側の自動改札導入は2006年。
拡大
この当時は、黒く四角く凹んではいるが、特に何かの機能があったわけではなかったと思われる。【18日追記】開業当初は、ここに液晶ディスプレイが設置されていたとのこと。コメント欄参照。
その後、2006年3月の在来線自動改札工事中のテレビの映像があった。その時は凹みはなくなっていて、他の部分と同じグレーになっていた。
となると、イラストが設置されたのは、在来線自動改札化後ということになる。
新幹線・在来線両方が自動改札になり、違うほうに入場しそうになる人が多かったから、その対策だろうか。
ただし、設置当初からE3系のイラストだったのではなく、丸っこい新幹線(0系や200系)を正面から見た、ひと昔前までおなじみだったピクトグラムだった。
(再掲・2010年東京駅)こんなの
正方形に近くかなり巨大に感じた(感じただけかも)し、何よりも、いくら「新幹線」のマークとはいえE3系しか来ない秋田駅に丸っこい新幹線は違和感を感じたものだった。
そんなことで、後にE3系のイラストに変えられたのだろう。
そんなわけで、5年ほどは設置されて見慣れたE3系のイラストだったのだが、2月にこうなった。
2月28日撮影
E3系のイラストが撤去されてグレーの地が出て、一部は2001年のように凹んで、そこが板で塞がれていた。
いかにも仮ですという趣
E6系のイラストに変わるのだろうかと思っていたら、
3月9日
なんと、NEC製のディスプレイが設置された!(少なくとも3月8日には設置)
じゃあ、ここに何が映るんだ? と思っていたら、11日頃から映像が表示されるようになった。
「お知らせ」と「こまち号 到着案内」
「到着案内」だけの4行になる時もある
つまり、発車標ならぬ“到着標”ということようだ。そういう名称かどうかは知らないけれど。
でも、上の表示では「運休列車等は駅係員へお尋ね下さい。」と表示されているけど、そういう運休や遅れの情報を随時反映させて表示するのが、この装置の存在意義なんじゃないの? それができないなら、従来の紙の到着予定時刻表と変わらない。
※2016年4月頃には、この画面が秋田ケーブルテレビで放映されるようになった。それによれば、盛岡駅時点での状況とのこと。
空港ではこういう表示もあると思ったが、鉄道の駅では初めて見たかもしれない。出迎えの人が分かりやすいようにということだろうか。
到着案内部分の画面デザインは、大宮駅や盛岡駅などの新幹線改札内の待合室にある、ディスプレイによる出発案内に似ている。
発車標と到着案内
駅舎完成・秋田新幹線開業当時から使われているLED式の発車標は、今回もそのままのようだ。(これを機に更新されるかと密かに期待していたが…)
古いLEDより、液晶(?)ディスプレイのほうがずっと見やすく、設置コストも安いだろうから、思い切って発車標もディスプレイに交換したらいかがでしょうか?
この発車標は、通常の文字サイズでは「スーパーこまち○号」とは表示できないはず。
どうやって表示するだろうか。
「快速KAMAK」の二の舞で「スーパーKOMAC」なんてならないよう、万全の準備をお願いしたい。【16日追記】ちゃんとした表示になっていました。また後日。