広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

弘前公園ストリートビュー

2013-03-28 21:19:26 | 津軽のいろいろ
Googleのストリートビューが2011年12月に青森市で始まったが、その後は掲載範囲の拡大がなかなか進まなかった。
そんな中、最近、桜が咲き誇る、弘前市の弘前公園(弘前城址)のストリートビューの公開が始まった。弘前市シティプロモーションサイト「いいかも!!弘前」には、3月6日付でその旨がアップされている。
「ITメディアニュース」によれば、これはGoogle日本法人の「ストリートビューで巡る日本の名所 - 桜巡り編」というプロジェクトで、「弘前公園や、岩手県の北上展勝地など、東北を中心とした桜の名所24カ所を新たに追加し、計50カ所が見られる」そうだ。
津軽平野の中で、ぽつんと公園だけがストリートビューを見られる

追手門
桜(ソメイヨシノもシダレザクラも)がほぼ満開の時に撮影(「2012年4月」となっている)されている。影は出ているが、きれいな青空ではない。

公園内は、ほぼくまなく掲載されているほか、外堀沿いの道路も一部対象となっており、弘前市内の道路がごく一部ではあるが見ることができる。
道路は歩道から撮影しているようで、人の目線よりは高い位置。
外堀とバス停と弘前市役所
追手門通りでは、弘前駅へ向かう弘南バスの小型バスと抜きつ抜かれつしている。茂森線として走る「32109-5」号車と判読できた。
撮影されたのは朝のようだが、観光客はそれなりに多く歩いている。車道の車の少なさや、部活に向かう学生らしき人が写っていることから、休日の撮影ではないだろうか。
とすれば、茂森線はバスターミナル9時25分→四中校9時49分→市役所前公園入口9時55分の便か。

道路が見られるのは、市民会館前~市役所(追手門)~東門(NHK)~中央高校付近だけ。
お堀の桜と岩木山の共演が楽しめる、公園北東角のねぷた村~亀甲門などはなぜか未公開。

園内の桜は存分に楽しめる。逆光だったり、色が白く飛び気味な部分もあるけれど。
西濠

桜のトンネル

本丸のシダレザクラ。時間が早いから酒盛りする人はさすがにいない

本丸からの岩木山

天守閣の撮影スポット・下乗橋

下乗橋のそばに園内最古にして最大のシダレザクラ「二の丸大枝垂れ」があるが、2011年末に雪で倒れてしまった。その後、姿は小さくなってしまったが、復活しつつある。
かなり小さくなったが、わずかに花が咲いている

本丸への入場が有料になるのは7時から(さくらまつり期間以外は9時)。その券売所・ゲートでは、係員が立ってはいるが、まだ有料ではなさそうな雰囲気。直前の時間の撮影か?
砂利に水を撒いたようだ。撮影機材と人の影が映っている

常に有料である、「弘前城植物園」の中にもストリートビューが入っている。全部ではないが、わりと細かい通路まで見られる。
たか丸くんパネルと花時計
秋田市役所の花時計(1980年セイコー製)とは、大きさは同じはずだが、デザインは違う。
植物園は1983年開園なので、花時計はそれ以降の製造だろう。メーカーはこれもセイコーだったはず。【11月13日追記】開園前の1975年に設置されていた。この記事末尾参照。
上のシーンでは、9時20分頃を指しているが、位置を変えると、
9時05分頃で散水中


弘前公園の花見の楽しみの1つが、出店の看板。味のある手がきの看板が多いのだ。

ストリートビューでは、撮影時間が早いので開店前の店がほとんどなのだが、看板は楽しむことができる。
僕のお気に入りも写っていた。ス○ーピーによく似ているけれど、垂れ耳ではなく、耳から毛が生えた、
耳毛犬?!

津軽百年食堂のモチーフとなった、
「三忠食堂」
おなじみの三忠食堂の看板のおじいさんと女の子なのだけど、上の写真の位置以外では、
顔にモザイク【29日訂正】ぼかし!
Googleさんは、とてもプライバシーに配慮されているようで…
自動顔認識が間違うほど、看板の絵がリアルだったとも言える。
隣の射的の加トちゃん(?)は認識せず
お化け屋敷のお化けさんたちは、
認識される人とされない人が


Googleが弘前公園に着目したのはユニークだけど、弘前ではほかにやってほしいことがある。それは、航空写真の撮り直し。
弘前市中心部
所々に雲が浮かんでいて、その下の様子がよく見えない。
文京小~第三中~柴田女子高の円形校舎なのだが…

ところで、撮影が行われたはずの秋田市のストリートビューはいつ公開されるの?
※ストリートビュー関連の次の記事
※2013年9月に、秋田市や弘前市のストリートビューが公開された

【2016年8月26日追記】弘前公園内のストリートビューは、2015年11月(一部は8月にも)に再撮影され、2016年時点では、天守が工事で移動した秋の風景が最初に表示される。過去のストリートビューを見られる「タイムマシン機能」を使えば、この記事で取り上げた桜の風景も見られる。
また、2015年の撮影では、人が立ち入れない場所に異様に細かく網の目のようにストリートビューがあることを示す青い線が表示される箇所が散見されるが、実際にはその線の両端でワープして表示される。他の場所のストリートビューでも起きている現象で、高低差などを誤認識しているものと思われる。
コメント (2)
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