秋田市の竿燈大通りを歩いていると、秋田駅方面から中央交通の路線バスが来て、赤信号で停車した。
長崎屋経由大川反車庫行き、ヘッドライトが縦に並ぶいすゞの車両だから中型バスの「エルガミオ」か。「ノンステップバス」表示があるから、最近増えている小田急の中古ね。
秋田ではありふれた光景で、気にも留まらない。
と思ったけど、何か違う。
エルガミオって、こんなに恰幅が良かったっけ?
しかも、ナンバーが「977」。
今まで確認できている、中央交通のバスは「958」が最大だったから、最近登録された車両なのは間違いない。
車体が長い
この車両は、幅が広くて長いから中型バスのエルガミオではなく、大型バスの「エルガ」だ!!
中央交通では、昨年、小田急バスの中古の三菱製の大型ノンステップバス「エアロスター」を1台だけ導入し、「929」というナンバーで走っている。これは、秋田では初の路線用大型ノンステップバスであり、中央交通における大型路線バスの導入自体が久々でもあった。
エルガの「977」は、おそらく929に続く、中央交通としても秋田県内のバス事業者としても2台目の大型ノンステップ路線バスだと思われる。
そして、いすゞエルガという車種の路線バスが秋田を走るのは、これが初めてではないだろうか。※民間組織が所有する自家用バスや自動車教習所の教習車としては、既に導入されている。
当然、新車ではなく中古だと思われる。元の事業者は、やっぱり小田急バス(の系列)だろう。前ドアに注意喚起のためか黄色いテープ(?)が付いているが、これは小田急がやっている。
ネットの情報によれば、小田急バスでは、エルガの生産が始まった2000年以降、毎年購入しているそうだ。2000年導入の車両は2011年中に廃車になっていて、2001年の車両は昨年秋頃に廃車、2002年の車両は先月の時点ではまだ走っているらしい。(エルガミオのようにドアの形などで識別はできないようだ)
ということは、「977」は2001年か2002年製造の車両かと思われる。ちなみに、中央交通のエルガミオの「三平バス」が2001年導入。
三菱エアロスターが導入された際、中央交通の大型バスも古くなって更新時期だし、いすゞ好きの中央交通のことだし、仲が良くて車両を譲ってくれる小田急バスもいすゞユーザーだから、今後はエルガが導入されてもおかしくないとは思っていたが、思いのほか早く現実となった。
後部のナンバープレートは、センターから若干左に寄っている。「NBA」シールは貼っていない
エアロスターが来た時は、中型バスとは違う独特の車体デザインということでインパクトがあった。
エルガは、突然目の前に現れて驚きはしたが、車体は見慣れたエルガミオを拡大しただけでインパクトは小さかった。丸みを帯びたデザインのせいか、エアロスターのような「平べったくてティッシュの箱みたい」な印象はあまり感じない。
ただ、ヘッドライトやテールランプは、エルガミオと同じものを採用しているようで、幅が広いエルガではやや間が抜けて見える。
おなじみエルガミオ(写真はワンステップ車)
エルガを見てからエルガミオを見ると、だいぶ痩せて見える。幅は17.5センチしか違わないのだけれど。
現代の大型路線バスの代表的車種と言えるエルガが、やっと秋田の街を走ることになる。
旅先で何度かエルガに乗ったことがあるが、大型バスらしいゆったりとした車内空間だった記憶がある。中央交通のエルガにも乗ってみたい。
でも、長崎屋経由大川反車庫行きを走っていたということは、秋田営業所の所属。
中央交通の大型バスの路線は、現在はすべて臨海営業所が担当していて、したがって大型バスは臨海営業所に集中配置。秋田営業所には、路線用の大型バスは配置されていない(ノースアジア大学スクールバス用は別)と思っていたが、どういう意図・用途で977を配置したのだろう。(ついでに、長崎屋経由の道を大型バスが走るのも、かなり久々ではないだろうか)
4月からの変化(秋田営業所も再び大型路線を担当するようになる等)に備えたものだろうか。
最後に、確認できている中央交通のノンステップバスの状況をまとめておく。
ノンステップバス総数 19台
・新基準適合ノンステップバス(新車で購入) 3台(いすゞエルガミオ)
・基準制定前のノンステップバス(中古) 16台
うち いすゞエルガミオ14台、三菱エアロスター1台、いすゞエルガ1台
※その後分かった、ちょっとした話題
※運用路線について
※その後もさらに導入された
長崎屋経由大川反車庫行き、ヘッドライトが縦に並ぶいすゞの車両だから中型バスの「エルガミオ」か。「ノンステップバス」表示があるから、最近増えている小田急の中古ね。
秋田ではありふれた光景で、気にも留まらない。
と思ったけど、何か違う。
エルガミオって、こんなに恰幅が良かったっけ?
しかも、ナンバーが「977」。
今まで確認できている、中央交通のバスは「958」が最大だったから、最近登録された車両なのは間違いない。
車体が長い
この車両は、幅が広くて長いから中型バスのエルガミオではなく、大型バスの「エルガ」だ!!
中央交通では、昨年、小田急バスの中古の三菱製の大型ノンステップバス「エアロスター」を1台だけ導入し、「929」というナンバーで走っている。これは、秋田では初の路線用大型ノンステップバスであり、中央交通における大型路線バスの導入自体が久々でもあった。
エルガの「977」は、おそらく929に続く、中央交通としても秋田県内のバス事業者としても2台目の大型ノンステップ路線バスだと思われる。
そして、いすゞエルガという車種の路線バスが秋田を走るのは、これが初めてではないだろうか。※民間組織が所有する自家用バスや自動車教習所の教習車としては、既に導入されている。
当然、新車ではなく中古だと思われる。元の事業者は、やっぱり小田急バス(の系列)だろう。前ドアに注意喚起のためか黄色いテープ(?)が付いているが、これは小田急がやっている。
ネットの情報によれば、小田急バスでは、エルガの生産が始まった2000年以降、毎年購入しているそうだ。2000年導入の車両は2011年中に廃車になっていて、2001年の車両は昨年秋頃に廃車、2002年の車両は先月の時点ではまだ走っているらしい。(エルガミオのようにドアの形などで識別はできないようだ)
ということは、「977」は2001年か2002年製造の車両かと思われる。ちなみに、中央交通のエルガミオの「三平バス」が2001年導入。
三菱エアロスターが導入された際、中央交通の大型バスも古くなって更新時期だし、いすゞ好きの中央交通のことだし、仲が良くて車両を譲ってくれる小田急バスもいすゞユーザーだから、今後はエルガが導入されてもおかしくないとは思っていたが、思いのほか早く現実となった。
後部のナンバープレートは、センターから若干左に寄っている。「NBA」シールは貼っていない
エアロスターが来た時は、中型バスとは違う独特の車体デザインということでインパクトがあった。
エルガは、突然目の前に現れて驚きはしたが、車体は見慣れたエルガミオを拡大しただけでインパクトは小さかった。丸みを帯びたデザインのせいか、エアロスターのような「平べったくてティッシュの箱みたい」な印象はあまり感じない。
ただ、ヘッドライトやテールランプは、エルガミオと同じものを採用しているようで、幅が広いエルガではやや間が抜けて見える。
おなじみエルガミオ(写真はワンステップ車)
エルガを見てからエルガミオを見ると、だいぶ痩せて見える。幅は17.5センチしか違わないのだけれど。
現代の大型路線バスの代表的車種と言えるエルガが、やっと秋田の街を走ることになる。
旅先で何度かエルガに乗ったことがあるが、大型バスらしいゆったりとした車内空間だった記憶がある。中央交通のエルガにも乗ってみたい。
でも、長崎屋経由大川反車庫行きを走っていたということは、秋田営業所の所属。
中央交通の大型バスの路線は、現在はすべて臨海営業所が担当していて、したがって大型バスは臨海営業所に集中配置。秋田営業所には、路線用の大型バスは配置されていない(ノースアジア大学スクールバス用は別)と思っていたが、どういう意図・用途で977を配置したのだろう。(ついでに、長崎屋経由の道を大型バスが走るのも、かなり久々ではないだろうか)
4月からの変化(秋田営業所も再び大型路線を担当するようになる等)に備えたものだろうか。
最後に、確認できている中央交通のノンステップバスの状況をまとめておく。
ノンステップバス総数 19台
・新基準適合ノンステップバス(新車で購入) 3台(いすゞエルガミオ)
・基準制定前のノンステップバス(中古) 16台
うち いすゞエルガミオ14台、三菱エアロスター1台、いすゞエルガ1台
※その後分かった、ちょっとした話題
※運用路線について
※その後もさらに導入された