16日に、秋田新幹線の新型車両「E6系」が「スーパーこまち」として運行を開始。特にトラブルもなく、無事にデビューできたようだ。※運行開始直前の記事
※この記事では、スーパーこまちの走行風景等は紹介していませんので、あしからず。
秋田駅6時05分発の一番列車「スーパーこまち6号」発車前に、5時20分からホームで行われた出発式には、秋田県知事、秋田市長はもちろん、JR東日本の社長やE6系のデザイナーも出席。
発車と同時にくす玉を割ったけれど、中の垂れ幕と紐が一瞬からまって、テレビの映像では幕の文字を判読できなかった(幕がこちらを向く前に、動く車両にパンしてしまって)。
16年前の開業時の出発式には、ミッキーマウスが来たのと、当時のイシカワレンジロウ秋田市長が羽織袴だったのが印象に残っているが、今回は皆さん洋装だったよう。東京駅に勤務する、秋田出身のJR東日本社員23名も出席したとのこと。
スーパーこまち6号は、12番線から発車。隣の11番線には6時24分発のE3系による臨時列車「こまち22号」が既に入線していて、E3系とE6系が並んだ状態での出発式となった。
出発式では、両列車の乗客以外の一般人は新幹線ホームに下りられなかった模様。事前の報道には「入場券を買えば向かい側のホームから見ることができる」とあった。向かい側のホームとは、在来線の6番線。
でも、11番線にこまち22号が入っていては、6番線から出発式や12番線のE6系を見ることができた位置は、ごく限られていたのではないだろうか。むしろ、駅東側の駐車場からのほうが見やすかったかもしれない。(テレビの映像では、駐車場から見ていた人がいた)
さて、気になっていた、秋田駅中央改札口の発車標。
表示文字数の制限で、文字データそのままで「スーパーこまち」とは表示できない。
14時10分発の2番列車「スーパーこまち12号」で確認すると、
日本語
英語
英語でも「号」だけ漢字なのが、惜しいというか相変わらずだけど、意外に日本語・英語とも、まともな表示。
おそらく、昔のワープロ専用機にあった「ユーザー作成外字」のように、ドットを埋めて文字っぽく見せているのだろう。
【22日画像追加】新たに設置された液晶ディスプレイによる「到着標」の表示の写真を追加します。
遅れを表示中(ただし、撮影時点ではこまち31号は既に到着していた)
「こまち」は文字がピンク色で、「スーパーこまち」は赤い。
秋田駅自由通路から(11号車側)
赤い屋根が強烈
やはりとても斬新なデザインの車両でかっこいいと思うけれど、カマボコや昔の体育館も連想してしまう。
上の写真は土崎寄り・11号車側だけど、逆の大曲側は撮影できなかった。なぜなら、こんな状態だったから。
多数の見物人!
新幹線ホームが見える窓は、すべて人で埋まっていた。
この日は、ちょうど窓拭き作業が行われており、
作業の皆さんも手を休めて見物?
土崎側は窓が小さいのと、発車して進んで行く姿が見えないから人気がないのだろう。
祝日の今日、同じ時間に通りかかったところ、見物人はいるにはいたが、さほど多くなかった。
個人的には、新しいE6系という車両に乗ってみたいし、1年間限定の列車名である「スーパーこまち」の指定券も手に入れたい。
一方で、まだ最高速度の320km/hで運転せず、たかだか数分短縮されるだけで、人気で混雑するであろう列車に200円(仙台まで)や500円(大宮以遠まで)も余計に料金を払って乗りたいとは思わない。消えゆくE3系に、もっと乗っておきたい気持ちもある。
あと1年待てば、全部がE6系になってイヤでも乗れるのだし、320km/h運転になるのだし。料金が上がる(しかも消費税増税もある)けれど。
そんなことを考えていたら、3月18日付でJR東日本秋田支社から「「こまち」編成変更のお知らせ 」がリリースされた。
E6系の増備が進み、6月から2往復の定期「こまち」がE6系に変わるという。それは「スーパーこまち」ではなく、「こまち」として運行されるそうだ。(ゴールデンウィークの臨時列車でも、同様の列車が運行されることになっている)
E6系だけど300km/h運転はせず、現行料金ということになる。
これは新型車両の置き換え時によくあるパターンだし、今回の場合は6両編成から7両編成に変わって座席配置も違うので、新型車両で運行するダイヤを固定しておかないといけないために生じた現象だと思われる。
でも、そういう事情を知らない人は「『こまち』なのに『スーパーこまち』?」と混乱しそう。
とりあえず手軽にE6系に乗ってみたい人は、狙い目でしょう。
(他には、スーパーこまちでも料金が同額の秋田-盛岡の各駅間で乗るとか、「やまびこ」の自由席として運用される東北新幹線区間で乗る方法もある)
そして、こういう扱いの列車が徐々に増えていって、気がつけばE3系は姿を消していくのだろう。
【23日追記】運行初日の一番列車は、上り6号が「Z3」編成、下り3号が「Z5」編成だった模様。
また、この時点で「Z6」編成も落成して試運転が行われていたそうだ。他に、上越新幹線区間に乗り入れての試運転(=今後の突発的な走行に備えての練習的なものか)も行われたとのこと。
以下は、スーパーこまち以外のJR関係の話題。
以前もちょっと触れたように、秋田駅の駅事務室・みどりの窓口・待合室・トイレの天井の上は、すぐ屋根ではない。事務室などの天井と、自由通路全体を覆う天井(屋根)の間に空間がある。
その空間がどういう構造になっているか謎だったが、今日通りかかると、
上に人がいる!
ヘルメットかぶった作業着の人が3人いた。動作や聞こえてくる音からすれば、電気掃除で天井の上をお掃除していた模様。
なるほど。人が歩けて、ゴミがたまり、電気掃除をかけられる構造であることは判明した。
もう1つ。
3月15日の秋田支社のリリースによれば、「秋田駅ビル『トピコ&アルス』で4月1日よりSuicaをご利用いただけます」とのこと。
トピコは全店舗で使え、アルスはスターバックスコーヒー、無印良品、マツモトキヨシだけとのこと。(ホテルメトロポリタン秋田では既に使える)
Suicaポイントが貯まるかは不明(メトロポリタンでは貯まる)。チャージはできない模様。
秋田駅周辺でも、電子マネーとしてSuicaが使える場所はある程度あった。駅のコンビニや自販機のほか、他の電子マネーとともにローソン、フォーラスでさえ使えるし、さらに昨年からは駅から離れたJR系列のスーパー・秋田生鮮市場保戸野店でさえ使えるようになった。さらに弘前駅の駅ビルでも使える。
それなのに、仮にも新幹線のターミナルにあるJR系列のショッピングビルのトピコやアルスで使えないのはおかしいと思っていたが、やっと対応することになった。
特にトピコは、首都圏からの旅行客の利用も多いから、Suicaで決済する人はけっこういるのではないだろうか。
※この記事では、スーパーこまちの走行風景等は紹介していませんので、あしからず。
秋田駅6時05分発の一番列車「スーパーこまち6号」発車前に、5時20分からホームで行われた出発式には、秋田県知事、秋田市長はもちろん、JR東日本の社長やE6系のデザイナーも出席。
発車と同時にくす玉を割ったけれど、中の垂れ幕と紐が一瞬からまって、テレビの映像では幕の文字を判読できなかった(幕がこちらを向く前に、動く車両にパンしてしまって)。
16年前の開業時の出発式には、ミッキーマウスが来たのと、当時のイシカワレンジロウ秋田市長が羽織袴だったのが印象に残っているが、今回は皆さん洋装だったよう。東京駅に勤務する、秋田出身のJR東日本社員23名も出席したとのこと。
スーパーこまち6号は、12番線から発車。隣の11番線には6時24分発のE3系による臨時列車「こまち22号」が既に入線していて、E3系とE6系が並んだ状態での出発式となった。
出発式では、両列車の乗客以外の一般人は新幹線ホームに下りられなかった模様。事前の報道には「入場券を買えば向かい側のホームから見ることができる」とあった。向かい側のホームとは、在来線の6番線。
でも、11番線にこまち22号が入っていては、6番線から出発式や12番線のE6系を見ることができた位置は、ごく限られていたのではないだろうか。むしろ、駅東側の駐車場からのほうが見やすかったかもしれない。(テレビの映像では、駐車場から見ていた人がいた)
さて、気になっていた、秋田駅中央改札口の発車標。
表示文字数の制限で、文字データそのままで「スーパーこまち」とは表示できない。
14時10分発の2番列車「スーパーこまち12号」で確認すると、
日本語
英語
英語でも「号」だけ漢字なのが、惜しいというか相変わらずだけど、意外に日本語・英語とも、まともな表示。
おそらく、昔のワープロ専用機にあった「ユーザー作成外字」のように、ドットを埋めて文字っぽく見せているのだろう。
【22日画像追加】新たに設置された液晶ディスプレイによる「到着標」の表示の写真を追加します。
遅れを表示中(ただし、撮影時点ではこまち31号は既に到着していた)
「こまち」は文字がピンク色で、「スーパーこまち」は赤い。
秋田駅自由通路から(11号車側)
赤い屋根が強烈
やはりとても斬新なデザインの車両でかっこいいと思うけれど、カマボコや昔の体育館も連想してしまう。
上の写真は土崎寄り・11号車側だけど、逆の大曲側は撮影できなかった。なぜなら、こんな状態だったから。
多数の見物人!
新幹線ホームが見える窓は、すべて人で埋まっていた。
この日は、ちょうど窓拭き作業が行われており、
作業の皆さんも手を休めて見物?
土崎側は窓が小さいのと、発車して進んで行く姿が見えないから人気がないのだろう。
祝日の今日、同じ時間に通りかかったところ、見物人はいるにはいたが、さほど多くなかった。
個人的には、新しいE6系という車両に乗ってみたいし、1年間限定の列車名である「スーパーこまち」の指定券も手に入れたい。
一方で、まだ最高速度の320km/hで運転せず、たかだか数分短縮されるだけで、人気で混雑するであろう列車に200円(仙台まで)や500円(大宮以遠まで)も余計に料金を払って乗りたいとは思わない。消えゆくE3系に、もっと乗っておきたい気持ちもある。
あと1年待てば、全部がE6系になってイヤでも乗れるのだし、320km/h運転になるのだし。料金が上がる(しかも消費税増税もある)けれど。
そんなことを考えていたら、3月18日付でJR東日本秋田支社から「「こまち」編成変更のお知らせ 」がリリースされた。
E6系の増備が進み、6月から2往復の定期「こまち」がE6系に変わるという。それは「スーパーこまち」ではなく、「こまち」として運行されるそうだ。(ゴールデンウィークの臨時列車でも、同様の列車が運行されることになっている)
E6系だけど300km/h運転はせず、現行料金ということになる。
これは新型車両の置き換え時によくあるパターンだし、今回の場合は6両編成から7両編成に変わって座席配置も違うので、新型車両で運行するダイヤを固定しておかないといけないために生じた現象だと思われる。
でも、そういう事情を知らない人は「『こまち』なのに『スーパーこまち』?」と混乱しそう。
とりあえず手軽にE6系に乗ってみたい人は、狙い目でしょう。
(他には、スーパーこまちでも料金が同額の秋田-盛岡の各駅間で乗るとか、「やまびこ」の自由席として運用される東北新幹線区間で乗る方法もある)
そして、こういう扱いの列車が徐々に増えていって、気がつけばE3系は姿を消していくのだろう。
【23日追記】運行初日の一番列車は、上り6号が「Z3」編成、下り3号が「Z5」編成だった模様。
また、この時点で「Z6」編成も落成して試運転が行われていたそうだ。他に、上越新幹線区間に乗り入れての試運転(=今後の突発的な走行に備えての練習的なものか)も行われたとのこと。
以下は、スーパーこまち以外のJR関係の話題。
以前もちょっと触れたように、秋田駅の駅事務室・みどりの窓口・待合室・トイレの天井の上は、すぐ屋根ではない。事務室などの天井と、自由通路全体を覆う天井(屋根)の間に空間がある。
その空間がどういう構造になっているか謎だったが、今日通りかかると、
上に人がいる!
ヘルメットかぶった作業着の人が3人いた。動作や聞こえてくる音からすれば、電気掃除で天井の上をお掃除していた模様。
なるほど。人が歩けて、ゴミがたまり、電気掃除をかけられる構造であることは判明した。
もう1つ。
3月15日の秋田支社のリリースによれば、「秋田駅ビル『トピコ&アルス』で4月1日よりSuicaをご利用いただけます」とのこと。
トピコは全店舗で使え、アルスはスターバックスコーヒー、無印良品、マツモトキヨシだけとのこと。(ホテルメトロポリタン秋田では既に使える)
Suicaポイントが貯まるかは不明(メトロポリタンでは貯まる)。チャージはできない模様。
秋田駅周辺でも、電子マネーとしてSuicaが使える場所はある程度あった。駅のコンビニや自販機のほか、他の電子マネーとともにローソン、フォーラスでさえ使えるし、さらに昨年からは駅から離れたJR系列のスーパー・秋田生鮮市場保戸野店でさえ使えるようになった。さらに弘前駅の駅ビルでも使える。
それなのに、仮にも新幹線のターミナルにあるJR系列のショッピングビルのトピコやアルスで使えないのはおかしいと思っていたが、やっと対応することになった。
特にトピコは、首都圏からの旅行客の利用も多いから、Suicaで決済する人はけっこういるのではないだろうか。