今週の秋田市の光景から。
●無投票の掲示板
3月21日告示、4月7日投票で秋田県知事選挙が行われる予定だったが、現職しか立候補せず、無投票再選となった。
知事選が無投票なのは秋田県では初、全国では17例目(いずれも公選制になった1947年以降。近年は高知県や山形県であった)
知事選以外も含めた秋田市で行われる選挙が無投票だったのって、僕は記憶にない。少なくとも僕が選挙権を得てからは初めて。(1955年の秋田市長選挙などあるにはあったそうだ)
正直、無投票当選になるのは「田舎の小さな町や村の選挙」というイメージがあったから、それが知事選で起こるとは、衝撃的。
無投票の選挙であることが事前に想定されたといっても、投票用紙や投票所入場券は、告示日前に手配されている。新たな立候補者が突然出現することもなくはないから、やめるわけにもいかないのだろう。
秋田市では、後述の通り他の選挙も同日に行われるので、郵送済みの入場券自体は無駄にはならない。期日前投票所は、他の選挙告示前は市役所1か所だけで受け付けることになっており、必要最低限の態勢で済むようにしていたようだ。
3つの選挙で1つの入場券
さて、当ブログで選挙といえば、「選挙ポスター掲示場」いわゆるポスター掲示板。
秋田市では、秋田杉の間伐材を用いた、木目の美しい掲示板が設置されている。
もちろん、今知事選でも
知事選告示日には、現職が朝一番で立候補の届出をして、1日間だけの選挙活動を行った。6つも枠がある(理由は後で)ポスター掲示場には、「1」の所にだけポスターが貼られていた。
知事の無投票再選が決まった、翌日22日。
掲示場はこうなった(上の写真とは別の場所)
秋田市では4月7日投票で市長選挙(31日告示)と県議会議員補欠選挙(秋田市選挙区。29日告示)も行われるため、それらの掲示板が並んで立った。
知事選も行われていれば、3枚が並んでいたことになる。(前回はそうだった)
ところで、昨日まであった、知事選のポスター掲示場が見当たらない。一夜で消えてしまったのか?
県議補欠選の掲示板を見ると…
左端のタイトル・注意書き部分と右側の掲示する部分とで、木目が違っているのが分かるかと思う。
角度を変えると
タイトル部分だけ、上から重ね張りしている。
つまり、知事選のポスター掲示場のタイトル部分だけを張り替えて、県議補欠選用に転用したのだ。
よく見ると、「1」の所に知事のポスターを剥がした跡があった。
また、貼る区画が、市長選の掲示板は「4」までなのに対し、当初から立候補が少ないと予想されていた知事選が「6」までと多かったのも、県議補欠選に転用することを見越してのことだったのだろう。
秋田市では以前巨大な空白のある掲示場を立てたこともあったが、それと同じく、費用や作業を最小限に留めるための工夫だ。
報道によれば、知事選のポスター掲示場の市町村別設置数は、秋田市が最多の637基、最小は大潟村の9基。
県議補欠選も、秋田市内に637基が設置された。
637という数は、昨年12月の衆議院選挙の際に設置箇所を見直して25基減らした結果で、「人通りが少なく効果が薄いと判断した場所への設置を取りやめた(22日付秋田魁新報)」そうだ。
【25日追記】同じく4月に市長選が行われる青森市では、806か所に掲示板が設置されるとのこと。
●♪並ぶ並ぶ
先行きがどうなるか分からない(市長選次第?)けれど、今は静かなたたずまいの、大町の秋田ニューシティ跡。
跡地の西側は辻不動産の貸し駐車場、大町通りに面した東側はイベント会場などに使われる程度の空き地。
たぶん先週辺りからだと思うのだけど、
奥にトラックが駐まっている?
東側の北寄りに固まってトラックが並んでいる。
ずらり
撮影時は、荷台にクレーンが付いたトラックが2台、そして「パネルバン」が2列になって8台、計10台もあった。どれもまだ新しそうで、パネルバンは真っ白で社名などの表示はない。
さらに、
ナンバープレートがない!(クレーン付きの1台だけは緑ナンバーが付いていた)
これは何だ?
これらはどれも、いすゞ自動車製のトラックだ。(ナンバーがある1台以外には「ISUZU」のエンブレムがないのが珍しい)
そういえば、ここは辻さんの土地。辻さんといえば「秋田いすゞ自動車」。
秋田いすゞは、寺内の臨海バイパス沿いにあるけれど、そこに置いておく場所がなくて、ニューシティ跡に仮に置いているのだろうか?
「♪走れ走れ いすゞのトラック」というCMをやっているけど、「♪並ぶ並ぶ いすゞのトラック」だ。
それにしても、
道路ギリギリに駐めてある
ロープが張ってあるとはいえ、こんな場所に新車(?)を置いていおいては、道路を通る車から水しぶきをかけられたり、小石を飛ばされて傷ついたり、最悪、川反帰りの酔っぱらいにイタズラされたりする恐れがないだろうか。
ニューシティ跡地の3方は道路に囲まれ、貸し駐車場に隣接しているし、特に立ち入り禁止の表示もない。僕も雪がない時は、近道として敷地内を突っ切らせてもらっている。
ちょっと無防備じゃないでしょうか。向かいの辻兵の店からまっすぐ見える位置であり、監視カメラでもあるのかもしれないが。
それにしても、衰退したとはいえ市街地のど真ん中をこんなことに使うとは、さすが辻さんだ。
※さっき見てきたら、オレンジ色のクレーン付きと、パネルバンのうち2台がいなくなっていた。
※続きはこちら
●まだ残る雪と氷
秋田市内ではほぼ雪は消えたが、気温が低い日が多いためか、まだある所には雪がある。
民家の庭に
木の周りから雪が融けていく「雪根開き」が徐々に広がっていく。
なんと、
千秋公園の穴門の堀には、まだ氷が!
水の流れが少ないといった原因もあるのだろうが、面積としては半分くらいが氷に覆われていた。ちょっと汚れた氷だけど。
向こうが広小路やエリアなかいち、キャッスルホテル
人が乗れば割れてしまうだろうけど、けっこう厚さもありそう。昔はここでスケートしていたということに、ある意味納得。
※数日後の様子
●雪が消えたら
とある道路
小さな交差点・横断歩道付近の路面が、おかしい。道路に凹凸ができている。
積雪や除雪作業の影響だろうか。へっこむのはまあ分かるが、隆起しているように見える箇所もあって、どういう理屈かは分からない。
タケノコでも生えてくるか?
今年は、こういう道路の損傷箇所が多いように感じている。
土手長町の北都銀行本店前の県道も、穴だらけだったが、最近、簡易的なようだが埋められた。
【4月6日追記】そういえば、以前「凍上災」というのを聞いたのを思い出した。
「凍上災とは、冬期の低温によって道路の地盤中に霜柱が発生することによる地面の隆起等により道路舗装面にひび割れなどが発生する災害です。(国土交通省ホームページより)」なので、これも凍上災なのかもしれない。
【4月14日追記】写真の箇所は、4月上旬には補修されていた。
冬の定番だった、秋田駅自由通路ぽぽろーどから大屋根下を結ぶエスカレーター(フォンテ前)の殺風景な風除けも撤去された。(14日にはあったが、21日にはなくなっていた)
●無投票の掲示板
3月21日告示、4月7日投票で秋田県知事選挙が行われる予定だったが、現職しか立候補せず、無投票再選となった。
知事選が無投票なのは秋田県では初、全国では17例目(いずれも公選制になった1947年以降。近年は高知県や山形県であった)
知事選以外も含めた秋田市で行われる選挙が無投票だったのって、僕は記憶にない。少なくとも僕が選挙権を得てからは初めて。(1955年の秋田市長選挙などあるにはあったそうだ)
正直、無投票当選になるのは「田舎の小さな町や村の選挙」というイメージがあったから、それが知事選で起こるとは、衝撃的。
無投票の選挙であることが事前に想定されたといっても、投票用紙や投票所入場券は、告示日前に手配されている。新たな立候補者が突然出現することもなくはないから、やめるわけにもいかないのだろう。
秋田市では、後述の通り他の選挙も同日に行われるので、郵送済みの入場券自体は無駄にはならない。期日前投票所は、他の選挙告示前は市役所1か所だけで受け付けることになっており、必要最低限の態勢で済むようにしていたようだ。
3つの選挙で1つの入場券
さて、当ブログで選挙といえば、「選挙ポスター掲示場」いわゆるポスター掲示板。
秋田市では、秋田杉の間伐材を用いた、木目の美しい掲示板が設置されている。
もちろん、今知事選でも
知事選告示日には、現職が朝一番で立候補の届出をして、1日間だけの選挙活動を行った。6つも枠がある(理由は後で)ポスター掲示場には、「1」の所にだけポスターが貼られていた。
知事の無投票再選が決まった、翌日22日。
掲示場はこうなった(上の写真とは別の場所)
秋田市では4月7日投票で市長選挙(31日告示)と県議会議員補欠選挙(秋田市選挙区。29日告示)も行われるため、それらの掲示板が並んで立った。
知事選も行われていれば、3枚が並んでいたことになる。(前回はそうだった)
ところで、昨日まであった、知事選のポスター掲示場が見当たらない。一夜で消えてしまったのか?
県議補欠選の掲示板を見ると…
左端のタイトル・注意書き部分と右側の掲示する部分とで、木目が違っているのが分かるかと思う。
角度を変えると
タイトル部分だけ、上から重ね張りしている。
つまり、知事選のポスター掲示場のタイトル部分だけを張り替えて、県議補欠選用に転用したのだ。
よく見ると、「1」の所に知事のポスターを剥がした跡があった。
また、貼る区画が、市長選の掲示板は「4」までなのに対し、当初から立候補が少ないと予想されていた知事選が「6」までと多かったのも、県議補欠選に転用することを見越してのことだったのだろう。
秋田市では以前巨大な空白のある掲示場を立てたこともあったが、それと同じく、費用や作業を最小限に留めるための工夫だ。
報道によれば、知事選のポスター掲示場の市町村別設置数は、秋田市が最多の637基、最小は大潟村の9基。
県議補欠選も、秋田市内に637基が設置された。
637という数は、昨年12月の衆議院選挙の際に設置箇所を見直して25基減らした結果で、「人通りが少なく効果が薄いと判断した場所への設置を取りやめた(22日付秋田魁新報)」そうだ。
【25日追記】同じく4月に市長選が行われる青森市では、806か所に掲示板が設置されるとのこと。
●♪並ぶ並ぶ
先行きがどうなるか分からない(市長選次第?)けれど、今は静かなたたずまいの、大町の秋田ニューシティ跡。
跡地の西側は辻不動産の貸し駐車場、大町通りに面した東側はイベント会場などに使われる程度の空き地。
たぶん先週辺りからだと思うのだけど、
奥にトラックが駐まっている?
東側の北寄りに固まってトラックが並んでいる。
ずらり
撮影時は、荷台にクレーンが付いたトラックが2台、そして「パネルバン」が2列になって8台、計10台もあった。どれもまだ新しそうで、パネルバンは真っ白で社名などの表示はない。
さらに、
ナンバープレートがない!(クレーン付きの1台だけは緑ナンバーが付いていた)
これは何だ?
これらはどれも、いすゞ自動車製のトラックだ。(ナンバーがある1台以外には「ISUZU」のエンブレムがないのが珍しい)
そういえば、ここは辻さんの土地。辻さんといえば「秋田いすゞ自動車」。
秋田いすゞは、寺内の臨海バイパス沿いにあるけれど、そこに置いておく場所がなくて、ニューシティ跡に仮に置いているのだろうか?
「♪走れ走れ いすゞのトラック」というCMをやっているけど、「♪並ぶ並ぶ いすゞのトラック」だ。
それにしても、
道路ギリギリに駐めてある
ロープが張ってあるとはいえ、こんな場所に新車(?)を置いていおいては、道路を通る車から水しぶきをかけられたり、小石を飛ばされて傷ついたり、最悪、川反帰りの酔っぱらいにイタズラされたりする恐れがないだろうか。
ニューシティ跡地の3方は道路に囲まれ、貸し駐車場に隣接しているし、特に立ち入り禁止の表示もない。僕も雪がない時は、近道として敷地内を突っ切らせてもらっている。
ちょっと無防備じゃないでしょうか。向かいの辻兵の店からまっすぐ見える位置であり、監視カメラでもあるのかもしれないが。
それにしても、衰退したとはいえ市街地のど真ん中をこんなことに使うとは、さすが辻さんだ。
※さっき見てきたら、オレンジ色のクレーン付きと、パネルバンのうち2台がいなくなっていた。
※続きはこちら
●まだ残る雪と氷
秋田市内ではほぼ雪は消えたが、気温が低い日が多いためか、まだある所には雪がある。
民家の庭に
木の周りから雪が融けていく「雪根開き」が徐々に広がっていく。
なんと、
千秋公園の穴門の堀には、まだ氷が!
水の流れが少ないといった原因もあるのだろうが、面積としては半分くらいが氷に覆われていた。ちょっと汚れた氷だけど。
向こうが広小路やエリアなかいち、キャッスルホテル
人が乗れば割れてしまうだろうけど、けっこう厚さもありそう。昔はここでスケートしていたということに、ある意味納得。
※数日後の様子
●雪が消えたら
とある道路
小さな交差点・横断歩道付近の路面が、おかしい。道路に凹凸ができている。
積雪や除雪作業の影響だろうか。へっこむのはまあ分かるが、隆起しているように見える箇所もあって、どういう理屈かは分からない。
タケノコでも生えてくるか?
今年は、こういう道路の損傷箇所が多いように感じている。
土手長町の北都銀行本店前の県道も、穴だらけだったが、最近、簡易的なようだが埋められた。
【4月6日追記】そういえば、以前「凍上災」というのを聞いたのを思い出した。
「凍上災とは、冬期の低温によって道路の地盤中に霜柱が発生することによる地面の隆起等により道路舗装面にひび割れなどが発生する災害です。(国土交通省ホームページより)」なので、これも凍上災なのかもしれない。
【4月14日追記】写真の箇所は、4月上旬には補修されていた。
冬の定番だった、秋田駅自由通路ぽぽろーどから大屋根下を結ぶエスカレーター(フォンテ前)の殺風景な風除けも撤去された。(14日にはあったが、21日にはなくなっていた)