広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

緑帯の太さ

2013-08-01 23:53:23 | 秋田のいろいろ
徐々に数を減らしている「三平バス」。※直近の記事
先日少し触れてコメントでお知らせいただいたように、さらに2台が緑色の一般塗装に替わってしまった。
いずれもいすゞエルガミオで、6月中に変わったと思われる「139」と7月下旬頃の「121」。
これで貸切1台と路線用5台の塗装が変わったことになり、三平バスの3分の1がなくなった(外見では)ことになる。路線用の日野レインボーの三平バスはまだ1台も減っていない。

最近緑になった2台のうち121はまだ見ていないのだけど【末尾の追記参照】、「139」はちょっと変わっている。
大野線
中央交通にたくさんあるいすゞエルガミオの中で、この車だけ違う点があるのですが、お気づきでしょうか。
参考に他のエルガミオ↓
(再掲)大野線を走る小田急中古ノンステップ「976」
正面の塗装の塗り分けが若干異なるのです!
フロントガラス直下の濃い緑色の帯が、139だけ太い。(その下の白い帯の位置が下がってもいて、やや太いようにも見える)

【2014年3月21日追記】2014年3月中旬に139に乗った。車内の運賃表示器は、当初からのレシップ製7セグメントLED式のままだった。液晶式への更新などはされておらず、もちろん座席も三平柄のままで、車内は手を加えていないことになる。

改めて元三平バスで示すと。
再掲)最初に三平から緑に変わった「133」

今回変わった「139」
※133では向かって右の「ERGAmio」の表示(シールか)がなくなっているが、139は残っている。
側面の帯の太さはそのままで、正面だけを側面並みに太くしたようだ。
今までは、正面と側面で塗り分けの位置を同じ高さにするのが目的で、そのために正面の緑帯が細くなっていたのに対し、新しいのは位置を揃えることはあきらめて、緑帯の太さを側面と統一するのを目的にしているようにも受け取れる。

個人的には以前の細いのよりも引き締まって見えて悪くないような気もしなくはない。太くなった部分に社名(漢字だと野暮ったいからローマ字で)でも入れたらどうでしょうか?
あと、明治屋のかき氷シロップ「マイシロップ メロン」を連想してしまう…
明治屋ホームページより


今後は、この塗装が標準になるのだろうかと思いつつ、改めて他の車両の正面の塗装を見てみた。
まず、最近、小田急から来て塗り替えられた大型のいすゞエルガ。
エルガ「977」と以前からのエルガミオ「316」
基本的にデザインが共通のエルガミオ(139以外)と同じやり方。139と同じ頃に塗装されたはずの最新の「10-04」も含めて。
上の2台では、977のほうが正面の帯が少し細い。これはノンステップとワンステップの違い(あるいは大型と中型の違い)によるものだろうか。

次に、メーカーを変えて三菱の中型バス、エアロミディ。
中央交通が新車で買ったエアロミディは、2004年頃に導入した「429」「430」のワンステップ車2台だけ。他に秋田市交通局や首都圏の中古がそれなりにある。
再掲)これは新車購入
これも正面の帯は細い。
いすゞと窓の位置が違うため、側面の運転席のところで大きく角度が付いている。
※話が逸れますが、この↑2台は、黄緑色の部分が他の車両よりもやや薄いというか柔らかい感じの色になっていると思う。市営バスでも微妙に色あいが異なる車があったので、同様に誤差の範囲ということか。

中古のエアロミディでは、
「795」と「秋田22い685」
795は小田急の中古らしい。685は秋田市交通局からの譲渡。どちらもツーステップで、塗り替えられたのは685が先。
2台とも上の429よりは緑の帯が見るからに太い。しかも2台で微妙に太さが異なり、795のほうがやや細い。
バンパー【4日訂正】ヘッドライトの間が黒いのも新車導入とは違い、印象がだいぶ違う。685は市営バスでは色付き(【4日補足】加えてバンパーにも色が付いていた。もう1つ関連記事へリンク)だったのだけど。

795と同時に、何台かのエアロミディがまとまって小田急から移籍していて、
キリのいい「800」
あれ?! これは同時期に塗り替えられたと思われる795より太く、685並みの太さ。なんだかめちゃくちゃ。


もう1つ。全国的には貴重な存在らしいが、中央交通にはそれなりにある富士重工製「6E」ボディの中型のいすゞ。
2台が並ぶのは珍しいかも。いずれも中古の「491」と「587」
これも微妙に太さが違い、491のほうがやや太い。

※さらに純正ボディの古いいすゞ中型車でも、太い帯の車があった

結論としては、正面の緑帯の太さに法則性はないようだ。塗装を誰がやっているのか(自社? ディーラー? 専門業者?)知らないが、厳密に指定してはいないのだろう。
ということは、今後塗装変更される車両においても、どうなるかはその時の気分次第になりそう。
(ただし、「秋田中“宍”交通」が最近は「央」になったように、統一されていく可能性もなくはない)

ちなみに、鉄道車両では特に国鉄時代は、時期や施工工場によって、塗り分けが微妙に異なることがあったそうだ。

【4日追記】121の実車を見ることができた。
121は、以前と同じく正面の緑帯が細かった
ということは、エルガミオで太帯の139は、現時点並びに今後とも、1台だけの珍しい存在になる可能性がある。
コメント (6)
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