広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

熟したカーテン

2013-08-18 20:58:04 | 動物・植物
エコブームと東日本大震災後の節電の影響で、「緑のカーテン」が流行している。
2011年に記事にしたように、植物を育てるのだからそれなりの技術や手間がかかるし、それだったらスダレでも吊るしておけばいいような気がして、流行に乗って猫も杓子も緑のカーテンというのは安易に感じる。
立派な緑のカーテン
秋田市中心部に、てっぺんまでまんべんなく生長した、見事なゴーヤの緑のカーテンのカーテンがあった。
その場所は、
西武秋田店
西武秋田店東側壁面のぽぽろーど側出入口のそば。
(広大な壁面に対して)小さい窓が1つだけあり、そこを覆うように緑のカーテンが設置されていた。窓の内側ではブラインドが下りているので、緑のカーテンの効果はさほどなさそうだけど。

プランター9台をびっしりと並べ、そこに密に苗が植わっている。丁寧に世話をしているのだろう。
上のほうへ目を向けると、
オレンジ色がちらほら
果実が肥大し、熟してオレンジ色になったものがたくさん下がっている。数日前には、下に落ちている果実もあった。
熟すとヘチマくらいに大きくなるのか
ゴーヤが緑のカーテンに選ばれる理由として、育てやすいことのほか、果実を収穫して楽しめることがあると思われる。
しかし、こういう企業では、実った果実をどうするか困って持て余してしまうこともあるのだろう。まさか西武の地階で売るわけにもいかないし。(社員で分けて食べちゃえばよさそうですが…)
だからといって、熟して自然に落ちるまでならせておくのも、いただけない。果実の生長に養分を回した分、植物体が消耗してしまってつるの生長が遅れ、(まだ充分につるが伸びていない段階では)緑のカーテンの完成が遅れてしまうおそれがある。熟した果実が腐ったり虫が寄ってきたりもしそう。あるいはお客様の頭に腐りかけのゴーヤが落下してベチャッとつぶれてしまうかもしれない。

アサガオとか別の種を植えることを選択するべきだったように思えてしまう。

【8月29日追記】西武の緑のカーテンは、8月29日に撤去された。秋田市はかなり涼しくなったとはいえ、ゴーヤはまだ青々と茂り、オレンジ色の果実が下がっていたのだけど。



ところで、先日、千秋トンネル内の照明がほとんど消灯され、歩行者としては危険な場合もあり得る可能性を指摘した。いちおう、秋田市には、もうちょっとなんとかしたほうがいいのではないかと伝えておいた。
17日に再び通ってみると。
前より明るい
以前は完全に消灯していた部分でも、1つおきに点灯していた。上の写真で、オレンジ色の部分と影の部分が等間隔で繰り返されているのが分かる。
この明るさなら、歩行者としても問題なく、安心できる。
要望を聞いてくれたのか、あるいは土曜日は国が呼びかけている節電の対象日でないからかもしれないけれど。
ただ、車は消灯以前のように、ヘッドライトを点灯せずに通ってしまうものが多くなってしまった。


トンネルの中は風が抜けて涼しく、出口に近づくと夏の光と蝉時雨が目と耳に飛び込んできた。
手形側。切り通しの区間でもちょっとだけ涼しさが味わえる


ここ1週間ほど、秋田県内の内陸などでは経験したことのない大雨で被害が出たり、西では気温が40度を越えたりとひどい気候だけど、秋田市はまあまあ。最高気温は連日30度前後、最低気温は25度前後で熱帯夜が3回。
暑さに不慣れな者としては、こんな程度でも、蒸し暑くてつらい毎日です。
コメント (4)
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