広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

「ここまで」の先

2013-08-28 22:42:40 | 秋田のいろいろ
秋田の道路標識の話。
こんな標識があったら
30km/hの「最高速度」を示す規制標識と、その適用区間の「終わり」を示す補助標識。
つまり、ここまでは車は30キロで走っていいことになる。

じゃあ、その先は何キロ出せるの?
次の最高速度の標識があればそれに従い、なければ一般道路の最高速度である60km/hまで出せる。ということになるはず。


ここで取り上げる「30km/hここまで」の標識があるのは、秋田市中央部の住宅街の対面通行の細い道。
突き当りの丁字路の手前に「ここまで」
この丁字路で振り返ると、
「ここから」
「ここまで」の反対側が「ここから」で、ある意味当たり前で矛盾はない。どちらも10年強前に設置された標識。

丁字路突き当りの左右方向の道も道幅は狭く、一方通行になっている。交通量は突き当りの道より多い。(以下、「一方通行路」と表記)
左が30キロ制限の道、前後が一方通行路

この丁字路の1ブロック隣は、十字路。(一方通行路は、この十字路を境に一方通行の向きが逆になるという、ちょっと不思議な道)
一方通行路と交わる道側には、
やっぱり「ここまで」
この十字路には「ここから」はなかった。【30日追記】この十字路の「ここまで」の本標識も、丁字路と同じ業者・同じ年の設置だった。
また、さらに1ブロック隣は丁字路で、その交わる道には「ここまで」も「ここから」もなかった。

以上、一方通行路に交わる3本の道のうち、2か所において、「30キロ制限が終わる」標識が出ていた。このことは、「一方通行路は30キロ制限ではない」ことを示唆していると言えよう。
さらに、一方通行路には、速度制限の標識や路面標示は一切出ていない。
場所によっては「市内全域」を対象とする速度制限が敷かれていたり、最近は「ゾーン30」もあるが、ここはそれらではない。
ということは、理論上はこの一方通行路では60km/h出しても、法的に問題はなく、警察は(他の違反や危険な運転をした場合は別として、単に走っただけでは)何もできないということになるのだろうか?


この一方通行路の1本裏側というか表側は、歩道付きの対面通行道路だったり、バス路線だったりするが、いずれも30km/h制限の標識が出ている。
なぜか、この狭い一方通行路だけが、30km/h制限から逃れている形になっている。
この道が一方通行路。30km/h制限だとしても緩すぎる規制だと思うけど
僕はここはほとんど通らないので、気付いたのは今年に入ってからだが、標識の設置年からすれば、少なくとも10年以上この状態が続いていることになる。
僕が知らない/忘れてしまっている規制が存在するのか、この地域ならでは事情があるのかもしれないが、危険じゃないだろうか。

※この件については、2013年10月に秋田県警察本部に報告。どう対応してくれるか。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする