広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

豪雨の爪痕/雨雲

2013-08-26 23:57:05 | 秋田の季節・風景
今回の北海道への旅行では、大雨被害の爪痕を何箇所かで見た。
函館本線の線路が流されて貨物列車が脱線した現場(いずれ改めて)や道中の秋田県北部。

田沢湖線(秋田新幹線)など秋田・岩手県境で大きな被害が出た8月9日の大雨では、大館市周辺にも影響をもたらした。
大館駅前が水浸しだったり、田んぼの中を延びていたはずの奥羽本線の線路が、一面の水の中だったりと、衝撃的な映像や写真を見た。

今回通ったところ、水浸しだったと思われる水田は水が引き、イネは穂が出て青々と生育しているようで、見た限りではさほどの影響はなさそうに見えた。(生育の遅れ、収量や品質の低下は分からない)
その付近で1箇所、列車が徐行した区間があり、線路沿いの道に大きな土嚢が積み上げられていた。道路や線路の路盤が流されたのかもしれない。土嚢の積み上げ方などは、函館本線の脱線事故現場によく似ていた。JR東日本が運休の措置を適切に行い、復旧も迅速だったので大きな被害にならなかったが、このタイミングが少しずれると、函館本線のようになってしまっていたかもしれない。

糠沢-早口間(早口駅の西側)で、米代川に合流する早口川という小さい川を渡る。
国道7号線の橋
今は穏やかな流れだが、国道の橋脚の向こう側と、橋の右側たもとに注目。
木が引っ掛かり、電柱が傾いている
線路には影響がなかったらしく、減速せずに通過したけれど、ここにも水が押し寄せたのだろう。



今回の旅行中は、穏やかではあったが変わりやすい天候だった。雨がぱらついたり、雷が鳴ったりしたけれど、どれも列車での移動中で傘の出番はなかった。最後の最後、自宅近くで雨に当たって走って帰宅しただけ。

行きの青森までの特急「つがる」で秋田駅を出る時は青空で、進んでいく北のほうに入道雲が出ていた。
秋田市を抜けて大久保駅辺りまで来ると、雲が多くなった。
一面の田んぼと向こうに男鹿の山
目を凝らすと、田んぼのずっと向こう(男鹿半島よりは手前)で雲が地面に向かって下りているように見える部分があった。
上の写真右側を拡大
こういうのが発達すると竜巻になるんだろうか?
少し進むと、
左側と右側に地面までの雲
やがて列車が八郎潟駅に差し掛かった辺りで、ぱらぱらと雨が降って、すぐに止んだ。
おそらく、見えていた雲の中に入ってしまったのだろう。
列車は八郎潟-鯉川間で、田んぼの向こうに八郎潟残存湖と大潟村を望む。
水面が残存湖で向こうが大潟村
上の写真では左側に雲がかかっている。
列車は雨雲を振り切って、さらに北へ進んで行く。
コメント
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