JR東日本秋田支社では、プレスリリースを公式ホームページでも公開してくれるのはありがたいけれど、発表日よりやや遅れて、何件かまとめてドバッとアップする傾向があり、うっかりすると見過ごしがち。
7月19日にはさまざまな内容で9件もアップされていて、そのうち1つが「スーパーこまちカラーバスの導入について」だった。(ジェイアールバス東北とJR東日本秋田支社の連名)
10月からのディスティネーションキャンペーンに合わせて、ジェイアールバス東北(以下JRバス)が「スーパーこまちカラーバス」を導入して、旅行商品「びゅうばす」や一般貸切に使うという。
秋田新幹線E6系電車をモチーフにした塗装のバスが登場するのだ!
以前、JRバス青森支店の「はやぶさ(E5系)カラー」のバスを紹介し、その時のコメントでそのE6系版を作ったらどうかという話が出ていた。
はやぶさバスは十和田湖周辺の一般路線バス用車両。しかし、JRバス秋田支店は、高速路線と貸切だけを担当するので、同コンセプトの車両を導入するのは難しいし、鼻先と屋根だけが赤い独特のE6系のデザインをバスに“移植“するのも難しそうだから、E6系バスは現実的ではないと思っていた。それが意外にも実現してしまった。
プレスリリースは、さすがJRだけあって諸元(スペック)や導入スケジュールまで詳細に紹介してくれている。ただのバス会社ならここまではしてくれないだろう。
それによれば、55人乗り(補助席10を含む)の「日野セレガ」1台で秋田支店に配置。7月下旬に登録して、8月1日から使用開始。
「スーパーこまち」に浮かれている秋田のことだから、運行初日に何かセレモニーでもやるのか、あるいは大きく報道されるのかと思っていたが、特にそういったものは見聞きしなかった。ひっそりと運行が始まったのだろうか。
1台だけの貸切バスだから、見かけるのは容易ではないようにも思えるが、車庫があるJRバス秋田支店に行けば見られる可能性はある。
秋田支店は保戸野(と泉の境)の奥羽本線沿い、天徳寺地下道の上にある。駐車スペースは道路と線路に挟まれた細長い土地であり、道路からも、下り列車内からも見ることはできるはず。(列車は95km/hで走行するので一瞬。また上り列車はJR用地を挟んだ反対側を通るのでほとんど見えない)
※敷地内へは立ち入らないようにしましょう。道路の見通しが悪い箇所もあるので注意。
行ってみると、
手前左の赤いのは「びゅうばす」専用車両
びゅうばすやツバメマークのバスに挟まれて、
スーパーこまちバス!!(ちょうどいいアングルだとフェンス越しになってしまう)

リリースの画像の通り、「H647-13401」という識別番号が振られていた。
ハイデッカー(H)・観光仕様(6)・横4列リクライニングシート、トイレなし(4)・日野製(7)-2013年式(13)・前扉、空気ばね(4)・新車(01)という意味だそう。
後部
ナンバープレートは「秋田230 い・・・6」
E6系に掛けた希望ナンバー。
覗き見ながらスーパーこまちバスを見た感想は、良くできていると思った。
側面前方のラインの流れは、ホンモノとイメージが一致する。
(再掲)ホンモノのE6系
前から言っているが、個人的にこのバスの車種(日野セレガ・いすゞガーラ)のデザインはどうも好きになれない。
その1つに、側面前方の「アクセントピラー」という銀色の太い飾り帯が邪魔に思えてしょうがなかったのだが、このスーパーこまちバスでは、デザインの一部として見事に処理していると思う。
ただ、正面は黒い部分が多い上、夜は一部がオレンジ色に光るので、どんなもんだろうか。
また、後部はほぼグレー一色なのがもったいない。
(再掲)はやぶさカラーバス
はやぶさカラーバスよりもカッコイイかもしれない。
このE6系カラーのバスは「スーパーこまちバス」。
列車名としての「スーパーこまち」は今年度限り。全車両がE6系で統一される来春には「こまち」に戻るし、現時点でもE6系がスーパーでない「こまち」として走ることもある。
多くの秋田県民などには「E6系=スーパーこまち」があまりに定着しすぎてしまっているのだが、そうでなくなる来春以降、このバスはどう呼んだらいいのだろうか。
前に駐まっていた「びゅうばす」とは、塗り分けも赤の色合いも異なるが、どちらも「赤いバス」。びゅうばすを見て「スーパーこまちバスだ!」なんて混同される恐れもありそう。
なんやかんや言っても、やっぱりJRバスといえば、
青いラインとツバメマークが好きです
【2014年3月30日追記】
2014年2月から、同じ塗装のバスが岩手県にも1台登場した。岩手ナンバーでやはり「い・・・6」。
びゅうばす「平泉世界遺産めぐり号」などに使われているとのこと。続きはこちらにて。
※後にこんなツバメマークのバスも登場。
7月19日にはさまざまな内容で9件もアップされていて、そのうち1つが「スーパーこまちカラーバスの導入について」だった。(ジェイアールバス東北とJR東日本秋田支社の連名)
10月からのディスティネーションキャンペーンに合わせて、ジェイアールバス東北(以下JRバス)が「スーパーこまちカラーバス」を導入して、旅行商品「びゅうばす」や一般貸切に使うという。
秋田新幹線E6系電車をモチーフにした塗装のバスが登場するのだ!
以前、JRバス青森支店の「はやぶさ(E5系)カラー」のバスを紹介し、その時のコメントでそのE6系版を作ったらどうかという話が出ていた。
はやぶさバスは十和田湖周辺の一般路線バス用車両。しかし、JRバス秋田支店は、高速路線と貸切だけを担当するので、同コンセプトの車両を導入するのは難しいし、鼻先と屋根だけが赤い独特のE6系のデザインをバスに“移植“するのも難しそうだから、E6系バスは現実的ではないと思っていた。それが意外にも実現してしまった。
プレスリリースは、さすがJRだけあって諸元(スペック)や導入スケジュールまで詳細に紹介してくれている。ただのバス会社ならここまではしてくれないだろう。
それによれば、55人乗り(補助席10を含む)の「日野セレガ」1台で秋田支店に配置。7月下旬に登録して、8月1日から使用開始。
「スーパーこまち」に浮かれている秋田のことだから、運行初日に何かセレモニーでもやるのか、あるいは大きく報道されるのかと思っていたが、特にそういったものは見聞きしなかった。ひっそりと運行が始まったのだろうか。
1台だけの貸切バスだから、見かけるのは容易ではないようにも思えるが、車庫があるJRバス秋田支店に行けば見られる可能性はある。
秋田支店は保戸野(と泉の境)の奥羽本線沿い、天徳寺地下道の上にある。駐車スペースは道路と線路に挟まれた細長い土地であり、道路からも、下り列車内からも見ることはできるはず。(列車は95km/hで走行するので一瞬。また上り列車はJR用地を挟んだ反対側を通るのでほとんど見えない)
※敷地内へは立ち入らないようにしましょう。道路の見通しが悪い箇所もあるので注意。
行ってみると、

びゅうばすやツバメマークのバスに挟まれて、


リリースの画像の通り、「H647-13401」という識別番号が振られていた。
ハイデッカー(H)・観光仕様(6)・横4列リクライニングシート、トイレなし(4)・日野製(7)-2013年式(13)・前扉、空気ばね(4)・新車(01)という意味だそう。


E6系に掛けた希望ナンバー。
覗き見ながらスーパーこまちバスを見た感想は、良くできていると思った。
側面前方のラインの流れは、ホンモノとイメージが一致する。

前から言っているが、個人的にこのバスの車種(日野セレガ・いすゞガーラ)のデザインはどうも好きになれない。
その1つに、側面前方の「アクセントピラー」という銀色の太い飾り帯が邪魔に思えてしょうがなかったのだが、このスーパーこまちバスでは、デザインの一部として見事に処理していると思う。
ただ、正面は黒い部分が多い上、夜は一部がオレンジ色に光るので、どんなもんだろうか。
また、後部はほぼグレー一色なのがもったいない。

はやぶさカラーバスよりもカッコイイかもしれない。
このE6系カラーのバスは「スーパーこまちバス」。
列車名としての「スーパーこまち」は今年度限り。全車両がE6系で統一される来春には「こまち」に戻るし、現時点でもE6系がスーパーでない「こまち」として走ることもある。
多くの秋田県民などには「E6系=スーパーこまち」があまりに定着しすぎてしまっているのだが、そうでなくなる来春以降、このバスはどう呼んだらいいのだろうか。
前に駐まっていた「びゅうばす」とは、塗り分けも赤の色合いも異なるが、どちらも「赤いバス」。びゅうばすを見て「スーパーこまちバスだ!」なんて混同される恐れもありそう。
なんやかんや言っても、やっぱりJRバスといえば、

【2014年3月30日追記】
2014年2月から、同じ塗装のバスが岩手県にも1台登場した。岩手ナンバーでやはり「い・・・6」。
びゅうばす「平泉世界遺産めぐり号」などに使われているとのこと。続きはこちらにて。
※後にこんなツバメマークのバスも登場。