消費税率が8%に上がって3週間。思ったほどの混乱も負担増も感じていない気がするが、果たしてどうだろうか。
例えば一部スーパーのプライベートブランド商品は、本体価格を「値下げ」して、税込み価格は5%時代と同額にしているものがある。消費者としてはうれしいけれど、誰かが身銭を切らされているかもしれないし、あるいは量(は表示を見れば分かるけど)や質を落とされているかもしれない。
この分では、「大きな消費低下もないので、10%に、20%に…」とされてしまいそう。やっぱり、税負担が増えたことは意識していないといけないと思う。
あと、税抜き表示と税込み表示が店舗によって違うのも紛らわしい。
2004年までは原則すべてが税抜き表示だったから、税込みになったのはここ10年なのに、税込みにすっかり慣らされてしまったのを思い知った。
さて、こんなご時世にちょっとうれしいのが、ポイントが付くスーパーなどの電子マネー。大手の2大流通系電子マネー、セブン&アイホールディングスのnanacoとイオングループのWAONのいろいろ。
●「セブンイレブン」っていうスーパー
まず、セブン-イレブンの話ですが、いきなり脱線します。
BSジャパンでは、土曜夜に寅さんの映画を放送している。19日は、1980年暮れに公開された「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌」。
北海道の奥尻島から上京してきたマドンナ(伊藤蘭)が、タコ社長らの世話でパートに出ることになるのだが、その先がセブン-イレブンだった。
どことなく、30年前に秋田にできたばかりの頃のヤマザキデイリーストアに似たような雰囲気の店。「7」のロゴは今と同じだったが、店舗の看板(赤系統?)や店員の制服(白地に大きくて赤く、「7」が白抜きになった円が規則的に並んでいる)は現在と異なっていた。
セブン-イレブンは1974年に日本1号店を出し、1980年11月には1000店舗を達成していたそうだから、公開当時には(首都圏では)それなりに認知されていたのかもしれない。(一部店舗では24時間営業も始まっていたようだ)
ただし、劇中の人々は「コンビニエンスストア」という言葉も概念も持たないようで、セブン-イレブンをスーパーマーケットだと認識していた。さくらさんは「『セブンイレブン』っていうスーパー」と言っていた。
現実の世界でも当時はそうだったのだろう。
そのセブン-イレブンが秋田県に進出するのは、約32年後まで待たなければならない。
【2015年7月11日追記】改めて映画を見ると、店舗のドアの上に黄色地に赤文字で「ウン!いつも入れたてで、ウマいんだ」と読める横断幕が出ている。ロゴマークや男女の顔も描かれているが、判読できなかった。また、店内のレジ付近で紙コップの飲料を飲む客もいる。
セブン-イレブンでは、2013年から店舗でドリップしたコーヒーなどを「セブンカフェ」として販売しているが、それに類するものが当時から存在したということだろうか。
また、ネット上の情報によれば、舞台となったセブン-イレブンは後に閉店しているが、近くで同じオーナーによる店舗が現在もなお営業を続けているとのこと。
●nanacoポイントを交換
nanacoは100円ごと(原則税抜き)にポイントが付くし、クリックしてポイントが当たるメールマガジンというのがあって、けっこうポイントが貯まった。
ポイントを電子マネーとして使うには、レジで手続きが必要。他の電子マネーのように機械やネットでできないのは、nanacoの大きなデメリットだと思う。
セブン-イレブンに行っても混んでいたりして、頼むのに気が引けてしまっていたが、今年の元日、お客が誰もいなかったのでやってみた。
なんて言ったらいいのか分からなかったが、「nanacoのポイントを交換してください」とか言ってみた。
レジの人は「電子マネーに交換ですね?」とか確認。操作して、nanacoをタッチすると、レジの画面にポイント残高が表示され、全部のポイントを交換することを確認して、もう1度タッチして、処理完了だったかな?(だいぶ前で忘れました)
商品の購入処理とは同時にできないようで、レシートはポイント交換単独で別に出てきた。
「ポイントをnanacoへ交換」が昔のワープロ専用機の「縦倍角」になっている(店舗名は横倍角)
【2015年2月12日追記】その後、「nanacoチャージ機」なるものが2014年12月頃に登場し、全国のイトーヨーカドーなどに順次設置されているとのこと。1000円ごとのチャージ、残高確認とポイントの電子マネーへの交換ができるそうだ。この記事参照。
秋田の西武やザ・ガーデンに設置されるのかは知らないけれど、とりあえず、nanacoもやっとポイント交換が手軽にできるようになった。
●2倍なのに?
増税直後のサービスとして、セブン-イレブンでは、4月の1か月間、nanacoポイントが2倍になるキャンペーンを実施中。
4月7日のレシート
nanacoは税抜き価格100円に対して1ポイント。上記のレシートでは本体価格186円分買ったから、1ポイント×2倍=2ポイントのはずなのに、3ポイントがついている?!
そもそも、「2倍」なのに奇数のポイントが付くのはおかしい。
同じ頃の他のレシートでも奇数ポイントが付いていたようだが、最近は偶数になっているような気がする。(僕はセブン-イレブンにはあまり行かないので、サンプルが少ないのですが)
ポイントが多くついているわけだから文句はないが、何かの間違いだったのだろうか。
●5%引きの方法
ついでにイトーヨーカドー。
昨年、イトーヨーカドー弘前店で楽天優勝セールとして、食料品も含めて「nanaco決済で全品5%引き」をやっていた。通常は「8」の付く日にやっているもので、イオングループの20日30日と同じ趣旨。
そのレシート
イオンでは、1点ずつの税込み価格に対して5%を引く。レシートでも1品ずつ1行を使って値引き額を表示するので、レシートが長くなる。
イトーヨーカドーでは、購入商品の合計額から5%を引き、レシートは全体で1行だけ「割引 -60」とシンプルに表示している。
端数を考えれば、イオンのほうがわずかに特になるような気がするが、対照的なやり方だ。
さらに、nanacoやWAONのボーナスポイントの表示方法も異なる。
WAONでは、対象商品の下の行で「(ボーナスポイント 25P)」と個別に表示し、さらに末尾でWAONの残額などとともに「(内ボーナスポイント対象 50P)」と合計を表示する。
nanacoでは、末尾に「ボーナスポイント 20P」と合計だけを表示する。ヨーカドーのやり方だと「どの商品に対してボーナスポイントが付いたのか」が分からず、この点は不親切。
【5月5日追記】イオン、セブンとも、ボーナスポイント対象商品には、店頭において値札のそばに表示をすることになっている。イオンでは、表示がないのに買ってみたらボーナスポイントが付いていることがけっこうある。そして、ごくまれに、表示があるのにボーナスポイントが付かない(=ボーナスポイント付与期間が終わったのに札を撤去していない)ことがある。
ポイントが付くことが購入動機になる場合も多い(かなりの値引きになる)のだから、ちゃんとやってほしい。
セブン-イレブンやイトーヨーカドーはあまり利用しないので何とも言えないが、イオンは店頭表示の点では不親切だ。
次はイオングループのWAON。
●ポイント増加中
イオンリテールでは、4月4日から5月6日まで、ポイント3倍を実施中。(一部地域のイオンやマックスバリュなどは対象外かな? イオンは運営会社によってキャンペーンをやったりやらなかったりが紛らわしい【5日追記】イオンリテールが運営する「秋田フォーラス」のテナントであるダイソーでは、3倍ポイントが付いた)
ほかにも、期間を区切って、商品のジャンル(例えばヨーグルトとかお菓子とか)を指定して、「ポイント8倍プラス」という新しいキャンペーンを、3月末からおそらく2回実施した。
この時は790円分買って、全部プラス8倍適用だった
3倍とプラス8倍は重複して適用されるので、11倍・約2.7~5.5%相当になるから、バカにできない。
某大手ネット通販サイトのように「1倍分を除いた残り(=例えば8倍と謳いながら、実際には7倍)を期間限定ポイントで付与」なんてことじゃないのも、良心的か(これが当たり前?)。
●土日にタッチ
ところで、イオンでは、昨年11月から「毎週土日はタッチでWAONポイントプレゼント!」を実施している。
土日にイオンの店舗へ行けば、1日につきWAONポイント2ポイント(=2円相当)をくれるというもの。
イオン、ソフトバンク、ヤフーが開発・設置する「ハッピーゲート端末」に、WAONをタッチすることでポイント付与の対象となる。
実際にポイントをもらうには、翌月10日から月末までの間にダウンロード手続き(店舗の端末等でできる)することで、1月分がまとめて付与される。
ハッピーゲートは、秋田では今のところイオンリテール運営の旧ジャスコ・サティとイオンスーパーセンターに置かれているようだ。マックスバリュ東北にはないし、秋田フォーラスにもない。
ハッピーゲート端末は、それ自体が携帯電話(3G)回線を持っているらしく、電源があればどこでも設置できるとか。
それが災いして、最初は設置場所を探すのに苦労した。あまり大きくないし、WAONの端末のような水色系でなく真っ白いボディなので目立たないし。WAONの犬とソフトバンクの父さん犬が描かれている。
イオン秋田中央店では、正面玄関を入ってすぐのエレベーターの脇(WAONステーション、チャージャーと同じ場所)と、昨年の改装で食品レジ向かいに移ったサービスカウンター中央付近。いずれも1階で、3階のサービスカウンターにはなし。
特に分かりにくいのが、イオン土崎港店。当初は、1階のサービスカウンターに向かって右端(酒売場寄り)にあった。サービスカウンター自体が、裏口側で分かりにくいが、さらにその奥みたいな所だった。
それが年明けには、食品レジの袋詰め台(サッカー台)の並び・サービスカウンター寄りに移っていた。以前よりはマシかもしれないが、ここも分かりづらい場所。さらに時々、数メートルの範囲で若干移動している(出張販売などのレイアウトの都合上か)。
土崎港店には1台だけだとばかり思っていたが、つい最近、2台目を発見!
1階の家庭用品レジ(化粧品・薬売り場の新国道側)にあった。これはほんとに分かりづらい。使う人がいるだろうか。
ハッピーゲートのタッチする場所が分かりづらいという声もあるようだ。
スマートフォンを使った割引クーポンの発券もする機械なので、スマホを置く場所があって紛らわしいと感じる人もいるらしい。カードタイプのWAONの場合(モバイルはどうするのか不明)、電話置き場の上、2匹の犬の間にある小さな正方形の液晶画面にタッチする。
今どき珍しくなった、モノクロの簡素な液晶(青白いバックライト付き)。よく見れば「タッチしてください」とか文字が出ている。タッチして反応する(たまに鈍い時がある)と「ちゃららん」と音が鳴って、レシートが勢い良く出てくる。
レシートという表現は適切じゃない気もするが、公式に「レシート」と呼ばれる。
最初のレシートは無駄に長かった(11月24日まで)が、11月30日からは半分以下の長さに短くなった。
右が初期のレシート
さらに1月11日からは、注意書きのフォントや文面が一部変わっている。
【2015年1月17日追記】2014年10月から、レシートの長さがさらに短く(直前のレシートの6割程度)になり、受け取り期間だけが表記された簡素なものになった。(10月5日は旧レシート、18日は短いレシート)
ところで、1日当たり2ポイントくれるということだが、ホームページでは「おひとりさま(1枚のWAONカード)につき1日1回限り。 」と明示されており、1人で複数のWAONを持っている人は2ポイント以上もらえることになる。
同一のWAONで、同一店舗の端末に1日に2回以上タッチすると、既にタッチ済みである旨のレシートが出てくる。
反応が鈍いのでパタパタしていたら、2度タッチしたことになってしまった
ここで、注意書きがいろいろとある長かった頃のレシートに注目すると「1店舗でお受取りいただける「タッチポイント」は1日1回のみです。」とある。
裏を返せば、「2店舗以上なら、1日2回以上受け取れる」んじゃない?
秋田中央店と土崎港店の近くを1日で回る用事があった日に実験してみたら、やはりそれぞれの店舗で2ポイントずつもらえた!(レシートが短くなって注意書きがなくなった後でも)
2円のためだけに、いくつもの店舗を回るのはかえって損だけど、ついでがあればやってみてもいいのではないでしょうか。
上記の通り、ハッピーゲート端末では、値引きクーポンをプリントすることもできる。
Yahoo会員向けの割引券などがあって、手続きしたスマートフォンを置くか、手続き後にメールで送られる番号を、ハッピーゲート端末のテンキーで入力→「送信」ボタンを押せば、クーポンが出てくる。
昨日20日は、WAONをタッチすると「花王エマール50円値引きクーポン」もレシートといっしょに出てきた。こういうパターンもあるのか。
それはいいのだけど、昨日はレシートが出るまでやけに時間がかかり、数十秒待たされた。画面が「通信中です」でフリーズしていたようにも見えた。どうも「システムトラブル」があったようで、後から掲示が出され、夕方には解消したらしい。
【26日追記】このトラブルの補填の意味もあるのだろうか、翌週26・27日とその翌週5月3・4日は、1回のタッチで4ポイントを付与することになった。
このサービスは、家電量販店などでだいぶ前から行われている、来店ポイントと同じ考え方か。
イオンリテールでは、ちょうど昨年11月から全国の食品売り場においてレジ袋が有料化され、秋田などの店舗では、レジ袋辞退の2円引きが廃止されたので、その代わりとも言えそう。
秋田のイオンでは、ハッピーゲートにタッチしている人をあまり見かけない。WAONの普及率を加味すれば、もう少し多くてもいいと思うのだが。(イオン側で大々的に告知していないこともあると思うけど)
それどころか、3円や5円「も」払ってレジ袋を購入する客が珍しくないし、20日30日の5%引きの日なのに、たくさん買って現金で(イオンカード提示もせず)割引なしで支払う人もいて、見ているほうがもったいないと思ってしまうこともある。
こういうのって、金遣いが鷹揚な秋田の県民性なんだろうか。ケチな者としては、払わずに済むものは払いたくないし、もらえるものはもらいたいのですが…
【8月12日追記】2014年8月9日から17日には、「夏休み9日間連続!」として、平日にも2ポイントが付与された。
※2016年夏には、WAONとは別(互換性はある)のポイント制度「smart WAON」が始まり、イオンのポイントが2本立てとなった。
従来からの電子マネーのWAONは、その名も「電子マネーWAON」というヒネリのない区別しにくい名称となった。
そうした新システム導入に伴う整理なのか、土日ハッピーゲートにタッチして2電子マネーWAONポイント(という呼び名になった)をくれるのは、2016年10月で終了(地域で異なるのかも)となった。火曜日に1店舗で合計3000円以上購入すると、100ポイントくれるのも終了。
例えば一部スーパーのプライベートブランド商品は、本体価格を「値下げ」して、税込み価格は5%時代と同額にしているものがある。消費者としてはうれしいけれど、誰かが身銭を切らされているかもしれないし、あるいは量(は表示を見れば分かるけど)や質を落とされているかもしれない。
この分では、「大きな消費低下もないので、10%に、20%に…」とされてしまいそう。やっぱり、税負担が増えたことは意識していないといけないと思う。
あと、税抜き表示と税込み表示が店舗によって違うのも紛らわしい。
2004年までは原則すべてが税抜き表示だったから、税込みになったのはここ10年なのに、税込みにすっかり慣らされてしまったのを思い知った。
さて、こんなご時世にちょっとうれしいのが、ポイントが付くスーパーなどの電子マネー。大手の2大流通系電子マネー、セブン&アイホールディングスのnanacoとイオングループのWAONのいろいろ。
●「セブンイレブン」っていうスーパー
まず、セブン-イレブンの話ですが、いきなり脱線します。
BSジャパンでは、土曜夜に寅さんの映画を放送している。19日は、1980年暮れに公開された「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌」。
北海道の奥尻島から上京してきたマドンナ(伊藤蘭)が、タコ社長らの世話でパートに出ることになるのだが、その先がセブン-イレブンだった。
どことなく、30年前に秋田にできたばかりの頃のヤマザキデイリーストアに似たような雰囲気の店。「7」のロゴは今と同じだったが、店舗の看板(赤系統?)や店員の制服(白地に大きくて赤く、「7」が白抜きになった円が規則的に並んでいる)は現在と異なっていた。
セブン-イレブンは1974年に日本1号店を出し、1980年11月には1000店舗を達成していたそうだから、公開当時には(首都圏では)それなりに認知されていたのかもしれない。(一部店舗では24時間営業も始まっていたようだ)
ただし、劇中の人々は「コンビニエンスストア」という言葉も概念も持たないようで、セブン-イレブンをスーパーマーケットだと認識していた。さくらさんは「『セブンイレブン』っていうスーパー」と言っていた。
現実の世界でも当時はそうだったのだろう。
そのセブン-イレブンが秋田県に進出するのは、約32年後まで待たなければならない。
【2015年7月11日追記】改めて映画を見ると、店舗のドアの上に黄色地に赤文字で「ウン!いつも入れたてで、ウマいんだ」と読める横断幕が出ている。ロゴマークや男女の顔も描かれているが、判読できなかった。また、店内のレジ付近で紙コップの飲料を飲む客もいる。
セブン-イレブンでは、2013年から店舗でドリップしたコーヒーなどを「セブンカフェ」として販売しているが、それに類するものが当時から存在したということだろうか。
また、ネット上の情報によれば、舞台となったセブン-イレブンは後に閉店しているが、近くで同じオーナーによる店舗が現在もなお営業を続けているとのこと。
●nanacoポイントを交換
nanacoは100円ごと(原則税抜き)にポイントが付くし、クリックしてポイントが当たるメールマガジンというのがあって、けっこうポイントが貯まった。
ポイントを電子マネーとして使うには、レジで手続きが必要。他の電子マネーのように機械やネットでできないのは、nanacoの大きなデメリットだと思う。
セブン-イレブンに行っても混んでいたりして、頼むのに気が引けてしまっていたが、今年の元日、お客が誰もいなかったのでやってみた。
なんて言ったらいいのか分からなかったが、「nanacoのポイントを交換してください」とか言ってみた。
レジの人は「電子マネーに交換ですね?」とか確認。操作して、nanacoをタッチすると、レジの画面にポイント残高が表示され、全部のポイントを交換することを確認して、もう1度タッチして、処理完了だったかな?(だいぶ前で忘れました)
商品の購入処理とは同時にできないようで、レシートはポイント交換単独で別に出てきた。
「ポイントをnanacoへ交換」が昔のワープロ専用機の「縦倍角」になっている(店舗名は横倍角)
【2015年2月12日追記】その後、「nanacoチャージ機」なるものが2014年12月頃に登場し、全国のイトーヨーカドーなどに順次設置されているとのこと。1000円ごとのチャージ、残高確認とポイントの電子マネーへの交換ができるそうだ。この記事参照。
秋田の西武やザ・ガーデンに設置されるのかは知らないけれど、とりあえず、nanacoもやっとポイント交換が手軽にできるようになった。
●2倍なのに?
増税直後のサービスとして、セブン-イレブンでは、4月の1か月間、nanacoポイントが2倍になるキャンペーンを実施中。
4月7日のレシート
nanacoは税抜き価格100円に対して1ポイント。上記のレシートでは本体価格186円分買ったから、1ポイント×2倍=2ポイントのはずなのに、3ポイントがついている?!
そもそも、「2倍」なのに奇数のポイントが付くのはおかしい。
同じ頃の他のレシートでも奇数ポイントが付いていたようだが、最近は偶数になっているような気がする。(僕はセブン-イレブンにはあまり行かないので、サンプルが少ないのですが)
ポイントが多くついているわけだから文句はないが、何かの間違いだったのだろうか。
●5%引きの方法
ついでにイトーヨーカドー。
昨年、イトーヨーカドー弘前店で楽天優勝セールとして、食料品も含めて「nanaco決済で全品5%引き」をやっていた。通常は「8」の付く日にやっているもので、イオングループの20日30日と同じ趣旨。
そのレシート
イオンでは、1点ずつの税込み価格に対して5%を引く。レシートでも1品ずつ1行を使って値引き額を表示するので、レシートが長くなる。
イトーヨーカドーでは、購入商品の合計額から5%を引き、レシートは全体で1行だけ「割引 -60」とシンプルに表示している。
端数を考えれば、イオンのほうがわずかに特になるような気がするが、対照的なやり方だ。
さらに、nanacoやWAONのボーナスポイントの表示方法も異なる。
WAONでは、対象商品の下の行で「(ボーナスポイント 25P)」と個別に表示し、さらに末尾でWAONの残額などとともに「(内ボーナスポイント対象 50P)」と合計を表示する。
nanacoでは、末尾に「ボーナスポイント 20P」と合計だけを表示する。ヨーカドーのやり方だと「どの商品に対してボーナスポイントが付いたのか」が分からず、この点は不親切。
【5月5日追記】イオン、セブンとも、ボーナスポイント対象商品には、店頭において値札のそばに表示をすることになっている。イオンでは、表示がないのに買ってみたらボーナスポイントが付いていることがけっこうある。そして、ごくまれに、表示があるのにボーナスポイントが付かない(=ボーナスポイント付与期間が終わったのに札を撤去していない)ことがある。
ポイントが付くことが購入動機になる場合も多い(かなりの値引きになる)のだから、ちゃんとやってほしい。
セブン-イレブンやイトーヨーカドーはあまり利用しないので何とも言えないが、イオンは店頭表示の点では不親切だ。
次はイオングループのWAON。
●ポイント増加中
イオンリテールでは、4月4日から5月6日まで、ポイント3倍を実施中。(一部地域のイオンやマックスバリュなどは対象外かな? イオンは運営会社によってキャンペーンをやったりやらなかったりが紛らわしい【5日追記】イオンリテールが運営する「秋田フォーラス」のテナントであるダイソーでは、3倍ポイントが付いた)
ほかにも、期間を区切って、商品のジャンル(例えばヨーグルトとかお菓子とか)を指定して、「ポイント8倍プラス」という新しいキャンペーンを、3月末からおそらく2回実施した。
この時は790円分買って、全部プラス8倍適用だった
3倍とプラス8倍は重複して適用されるので、11倍・約2.7~5.5%相当になるから、バカにできない。
某大手ネット通販サイトのように「1倍分を除いた残り(=例えば8倍と謳いながら、実際には7倍)を期間限定ポイントで付与」なんてことじゃないのも、良心的か(これが当たり前?)。
●土日にタッチ
ところで、イオンでは、昨年11月から「毎週土日はタッチでWAONポイントプレゼント!」を実施している。
土日にイオンの店舗へ行けば、1日につきWAONポイント2ポイント(=2円相当)をくれるというもの。
イオン、ソフトバンク、ヤフーが開発・設置する「ハッピーゲート端末」に、WAONをタッチすることでポイント付与の対象となる。
実際にポイントをもらうには、翌月10日から月末までの間にダウンロード手続き(店舗の端末等でできる)することで、1月分がまとめて付与される。
ハッピーゲートは、秋田では今のところイオンリテール運営の旧ジャスコ・サティとイオンスーパーセンターに置かれているようだ。マックスバリュ東北にはないし、秋田フォーラスにもない。
ハッピーゲート端末は、それ自体が携帯電話(3G)回線を持っているらしく、電源があればどこでも設置できるとか。
それが災いして、最初は設置場所を探すのに苦労した。あまり大きくないし、WAONの端末のような水色系でなく真っ白いボディなので目立たないし。WAONの犬とソフトバンクの父さん犬が描かれている。
イオン秋田中央店では、正面玄関を入ってすぐのエレベーターの脇(WAONステーション、チャージャーと同じ場所)と、昨年の改装で食品レジ向かいに移ったサービスカウンター中央付近。いずれも1階で、3階のサービスカウンターにはなし。
特に分かりにくいのが、イオン土崎港店。当初は、1階のサービスカウンターに向かって右端(酒売場寄り)にあった。サービスカウンター自体が、裏口側で分かりにくいが、さらにその奥みたいな所だった。
それが年明けには、食品レジの袋詰め台(サッカー台)の並び・サービスカウンター寄りに移っていた。以前よりはマシかもしれないが、ここも分かりづらい場所。さらに時々、数メートルの範囲で若干移動している(出張販売などのレイアウトの都合上か)。
土崎港店には1台だけだとばかり思っていたが、つい最近、2台目を発見!
1階の家庭用品レジ(化粧品・薬売り場の新国道側)にあった。これはほんとに分かりづらい。使う人がいるだろうか。
ハッピーゲートのタッチする場所が分かりづらいという声もあるようだ。
スマートフォンを使った割引クーポンの発券もする機械なので、スマホを置く場所があって紛らわしいと感じる人もいるらしい。カードタイプのWAONの場合(モバイルはどうするのか不明)、電話置き場の上、2匹の犬の間にある小さな正方形の液晶画面にタッチする。
今どき珍しくなった、モノクロの簡素な液晶(青白いバックライト付き)。よく見れば「タッチしてください」とか文字が出ている。タッチして反応する(たまに鈍い時がある)と「ちゃららん」と音が鳴って、レシートが勢い良く出てくる。
レシートという表現は適切じゃない気もするが、公式に「レシート」と呼ばれる。
最初のレシートは無駄に長かった(11月24日まで)が、11月30日からは半分以下の長さに短くなった。
右が初期のレシート
さらに1月11日からは、注意書きのフォントや文面が一部変わっている。
【2015年1月17日追記】2014年10月から、レシートの長さがさらに短く(直前のレシートの6割程度)になり、受け取り期間だけが表記された簡素なものになった。(10月5日は旧レシート、18日は短いレシート)
ところで、1日当たり2ポイントくれるということだが、ホームページでは「おひとりさま(1枚のWAONカード)につき1日1回限り。 」と明示されており、1人で複数のWAONを持っている人は2ポイント以上もらえることになる。
同一のWAONで、同一店舗の端末に1日に2回以上タッチすると、既にタッチ済みである旨のレシートが出てくる。
反応が鈍いのでパタパタしていたら、2度タッチしたことになってしまった
ここで、注意書きがいろいろとある長かった頃のレシートに注目すると「1店舗でお受取りいただける「タッチポイント」は1日1回のみです。」とある。
裏を返せば、「2店舗以上なら、1日2回以上受け取れる」んじゃない?
秋田中央店と土崎港店の近くを1日で回る用事があった日に実験してみたら、やはりそれぞれの店舗で2ポイントずつもらえた!(レシートが短くなって注意書きがなくなった後でも)
2円のためだけに、いくつもの店舗を回るのはかえって損だけど、ついでがあればやってみてもいいのではないでしょうか。
上記の通り、ハッピーゲート端末では、値引きクーポンをプリントすることもできる。
Yahoo会員向けの割引券などがあって、手続きしたスマートフォンを置くか、手続き後にメールで送られる番号を、ハッピーゲート端末のテンキーで入力→「送信」ボタンを押せば、クーポンが出てくる。
昨日20日は、WAONをタッチすると「花王エマール50円値引きクーポン」もレシートといっしょに出てきた。こういうパターンもあるのか。
それはいいのだけど、昨日はレシートが出るまでやけに時間がかかり、数十秒待たされた。画面が「通信中です」でフリーズしていたようにも見えた。どうも「システムトラブル」があったようで、後から掲示が出され、夕方には解消したらしい。
【26日追記】このトラブルの補填の意味もあるのだろうか、翌週26・27日とその翌週5月3・4日は、1回のタッチで4ポイントを付与することになった。
このサービスは、家電量販店などでだいぶ前から行われている、来店ポイントと同じ考え方か。
イオンリテールでは、ちょうど昨年11月から全国の食品売り場においてレジ袋が有料化され、秋田などの店舗では、レジ袋辞退の2円引きが廃止されたので、その代わりとも言えそう。
秋田のイオンでは、ハッピーゲートにタッチしている人をあまり見かけない。WAONの普及率を加味すれば、もう少し多くてもいいと思うのだが。(イオン側で大々的に告知していないこともあると思うけど)
それどころか、3円や5円「も」払ってレジ袋を購入する客が珍しくないし、20日30日の5%引きの日なのに、たくさん買って現金で(イオンカード提示もせず)割引なしで支払う人もいて、見ているほうがもったいないと思ってしまうこともある。
こういうのって、金遣いが鷹揚な秋田の県民性なんだろうか。ケチな者としては、払わずに済むものは払いたくないし、もらえるものはもらいたいのですが…
【8月12日追記】2014年8月9日から17日には、「夏休み9日間連続!」として、平日にも2ポイントが付与された。
※2016年夏には、WAONとは別(互換性はある)のポイント制度「smart WAON」が始まり、イオンのポイントが2本立てとなった。
従来からの電子マネーのWAONは、その名も「電子マネーWAON」というヒネリのない区別しにくい名称となった。
そうした新システム導入に伴う整理なのか、土日ハッピーゲートにタッチして2電子マネーWAONポイント(という呼び名になった)をくれるのは、2016年10月で終了(地域で異なるのかも)となった。火曜日に1店舗で合計3000円以上購入すると、100ポイントくれるのも終了。