広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

厚生医療センター行き

2014-04-01 23:15:18 | 秋田のいろいろ
今日から4月。
予告通り、JA秋田厚生連が運営する病院のうち2つが、「組合病院」から「厚生医療センター」に改称された。
秋田組合総合病院改メ 秋田厚生医療センターホームページのトップ画面
「名称が変わります」とあるけれど、もう「変わりました」でしょ

それに伴い、「組合病院」行きだった路線バスも「秋田厚生医療センター」行きに変わった。
秋田駅西口から出る3路線の乗り場の表示類は、既にきれいに書き換えられていた。では、車両の行き先表示を見てみる。

・新国道・土崎・高専前経由
(再掲)以前の正面の表示
これが↓
やっぱりこうするしかないでしょうね…
大きかった「土崎」が上の小さな文字に追いやられてしまった。

側面
側面はドット数の制約からか「秋田」が抜けて「厚生医療センター」。


・県庁・寺内・サンパーク経由(将軍野線)
(再掲)以前の表示
これが↓
やはり「サンパーク」が小さくされた

側面は、新国道経由同様「厚生医療センター」。


・天徳寺前・神田・外旭川市営住宅経由(神田線)
※神田線では、新たに天徳寺バイパス経由の運行が始まったが、それはひとまずおいておきます。
以前の表示
これが↓
新表示のイメージ(実物ではありません)
「天徳寺」がなくなってしまったが、これはバイパス経由誕生も関係しているのかもしれない。


3路線とも、後部の文字は同じで、
「秋田厚生医療センター」だけ

例えば神田線では、以前は、
「神田旭野・組合病院」と経由(路線名)も入っていたのに


2011年10月に系統番号表示が始まった時、文字部分も改められ、基本的に「行き先(終点)」を大きく表示することとされてしまい、路線によってはその識別に重要な「経由地」が小さな文字になるなどしてないがしろにされたことがあった。
半年後、文字の表示内容が一部で見直されて今に至り、今はおおむね分かりやすいものになっていた。

今回は、組合病院関係だけではあるが、以前の分かりにくい表示が“復活”してしまったことになる。
秋田厚生医療センター行きのバスを利用する人は、全員が秋田厚生医療センターへ行くわけではない。途中の新国道や寺内・将軍野や保戸野・外旭川で降りる人だってたくさんいるし、その経由地はかなり離れた所。「新国道」「県庁・サンパーク」「神田」くらいは遠くからでも識別できるようにしてもらわないと、混乱したり誤乗してしまう人が出るのではないだろうか。【2日追記】特に千秋公園入口と木内前は、バス停のポール(乗車位置)がまとめられたこともあって、誤乗しやすくなった。病院の名称変更のせいで、途中の各経由地がとばっちりを受けて割を食わされてしまった格好だ。

側面では「秋田」を略して「厚生医療センター」と表示しているが、正面や後部だってそれでいいのではないだろうか。ここは「秋田」なんだし、他に「厚生医療センター」は存在しないのだから。【2日追記】それに今までは「秋田組合総合病院」なのに略して「組合病院」と表記していたんだし。
で、カタカナを半角にすれば、少し文字は小さくなるかもしれないが、従来並みの視認性は確保できないだろうか。
イメージとしてはこんな感じ(※実物ではありません)
もうちょっと考えてほしかった。

あるいは、運転士が肉声で「このバスは新国道・高専前経由の元の組合病院行きです。神田やサンパークには行きませんよ」なんて案内すればいいのだろうが、中央交通にそんな気の利いた運転士は何人いるだろうか。


まあ、今回の改称に至った原因は、中央交通にはない。
厚生連が「秋田厚生医療センター」という長ったらしい名称に改称したのが“諸悪の根源“(は言い過ぎ?)だ。
厚生医療センターホームページで院長が「従前より、各方面からも「厚生」を付した名称変更への要望があり、期待に応えるべく名称変更することとしました。」なんて言っているが、「各方面」って何方面? その方面に患者や地域住民は含まれるのだろうか?
※「厚生医療“センター”」になったのに、トップは「“院”長」なの? 「“センター”長」じゃないの?

組合びょ じゃなかった厚生医療センターの現場で働くスタッフの皆さんは、名称変更など関係なく、以前同様に地域の拠点病院としての自覚と誇りを持って業務に当たっておられることと思う。それに水を差すつもりはないけれど、名称変更がそんなに必要だったのか、そしてこの名称で良かったのか。直接関係のない一般人としては、はなはだ疑問だ。

素人としては「病院」「総合病院」は信頼感が持てる言葉だ。そう呼ばれるには病床数など一定の条件があるものと認識している。
また、行政(厚労省?)も、病院の名称には「病院」の語を用いるように指導しているとも聞くが、「医療センター」でいいのだろうか?
※話がそれるが、「銀行」も名称に「銀行」の文字を用いないといけないそうで(これは銀行法で定められている)、「イーバンク銀行」という奇妙な名の銀行が存在した。(現在は楽天銀行に改称)


ちなみに、秋田市立秋田総合病院は、今日をもって秋田市直営(公営企業)から「地方独立行政法人」化されたが、名称は変わっていない。

※厚生医療センターのバス停について、こちらで少々。


ついでに、バスの側面の行き先表示器について。
中央交通で使っている「オージ」製の側面用LED表示器は、経由地を結ぶ矢印部分もLEDになっていて、向きを左右どちらにも変えられる。(他社は矢印がシールみたいになっていて固定されている。それで充分だと思うけど…)
上の写真のように、矢印部分は黄緑色に点灯する。

ところが、昨年末に新車で入った3台のうち「10-29」は少々違った。(他の2台は未確認)【5月25日追記】10-27も同様だった。
光線やシャッタースピードの違いもあって、写真で単純に比較できませんが
従来より、矢印の輝度が高く、黄緑というよりも「蛍光色っぽい緑」に点灯する。

機器が新品であること、前のガラスも新しくて汚れていないこともあるとは思うが、おそらくマイナーチェンジされたのではないだろうか。
なお、同時期に入った小田急中古の「10-34」は、従来通りの黄緑色だった。
コメント
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