ここで、三重交通のバスについてまとめて。※旅行記の前回の記事
5年前に四日市や津で乗って以来。
今回、伊勢で乗った三重交通のバスは、時間が経ったためか、営業所が異なるためか、その時とは少し違っていたこともあった。
四日市などでは盛んだった、発車後の運転士のあいさつは簡潔だったりなかったり、「信号よし」「横断歩道よし」の確認はしていないようだ。
ただ、関西風のイントネーション(微妙に違うのだろうが、東北人には区別できない)で、この先の経路とか運賃とか丁寧にアナウンスしてくれて、相変わらず丁寧な接客に感じた。
アイドリングストップ中の音楽は、アイドリングストップに遭遇しなかったので不明。
音声合成式自動放送の声は、以前と同じ、かつて秋田市営バスのテープ放送(のうちの1人)と同じ声だった。要所では、英語アナウンス(声は別人)も流れた。【2020年10月12日追記・「ローカル路線バス乗り継ぎ旅Z」で見た、2019年末の三重交通でも、秋田市営と同じ声だった。】
行先表示器はおそらくレシップ製で、正面はカッコ書きで英語併記。
「Geku」「Naiku」と言われても、ネイティブの方が分かるかは不明。
回送の時などは「三重交通 SANCO」と表示されていた。
三重交通は営業所で行先表示器が異なるようで、四日市はレシップの英字なし、津は別メーカーで英語ありだった。
以下は車両について。
三重交通は、国内4メーカーすべてと取り引きがあるが、いすゞのディーラー「三重いすゞ」が系列企業であるためか、いすゞ製がだいぶ多い。
伊勢ではそれが顕著で、伊勢神宮方面の路線バス用大型車はエルガのノンステップバスばかり。同形異メーカーである日野レインボー2すら1台も見なかった。
先日も書いたけれど、三重交通きってのドル箱路線に新しい車を入れるとともに、いすゞ自動車の社名の由来である五十鈴川の近くを通る路線をいすゞの車で固めたのかもしれない。
エルガの2人掛け座席。背もたれ上部はレザー風のカバーがついている
座席の布地は、2人掛けは1人分ずつ色が違えてある。上の写真では、右側が標準柄の1つ「キサラブルー」(関連記事)、左側がカタログには出ていない、キサラブルーの色違いの水色系。秋田の中央交通の小田急中古の車でたまに使われているのと同じかな?
その1つ前の席では、左右が逆になっている。
いすゞばかりの内宮前バス停で、異彩を放っていた車両が、
三菱エアロスター!
増発の臨時便で来ていて、上の写真では中ドアからも客を降ろしている。(乗車時に全員精算済みだったのか)
臨時便でも、いすゞエルガの場合は「臨時 内宮前(Naiku)」などとLEDに表示していたのに、エアロスターは「三重交通」(「SANCO」は表示せず)固定表示で、紙で「内宮ゆき」と出していた。
フロントガラス中央上部に「中」という表記がある。
調べてみると、この車は津市の「中勢営業所」所属のようで、その「中」か。1997年製でツーステップらしい。
したがって、応援用としてはるばる津から出張もしくは貸し出しされていたのだろう。
大型路線以外では、他メーカーも多く見かけた。
日野リエッセ
五十鈴川河口の「今一色(いまいしき)」行き。「~一色」という地名は荘園制がルーツだそうで、静岡とか愛知とか東海地方に多い気がする。
三重交通のリエッセは、観光地とあまり関係のない伊勢市や鳥羽市のローカル路線用として、けっこう走っていた。
リエッセは製造中止になってしまい、後継車種のポンチョは、取り回しや価格の面で敬遠するバス会社も多いとか。小型路線バスの需要はあるのだから、それに応える車を作れないものだろうか。
日野セレガ
一般路線バスに似ているが微妙に違う塗り分けで「EXPRESS」とある。高速バスに使われていた。
このような貸切車両ベースで近・中距離程度の高速バス用の車両を、三重交通では「A特急車」と呼ぶそうだ。路線車ベースで同じ塗装は「B特急車」。
この車、ナンバープレートが「778」。スリーセブン+1で惜しい!
秋田には、末広がり3つ-1の「887」があります。
三菱エアロエース
同じ塗装のセレガだかガーラも見かけたけれど、これが現行の貸切塗装ということだろうか。
白がベースで部分的に淡い色合いのブロックが散りばめられたデザインは、どことなく静岡の「しずてつジャストライン」の路線バスに似ている。
側面のへなっとした文字(?)の「Mie Kotsu」の後に「super grand2(2はギリシャ数字)」とある。
よく分からないが、三重交通の貸切車では、サロンやトイレの有無など設備の違いで愛称が付いているらしい。「super grand」は1と3もあるようだ。(上の写真を見る限り、トイレは付いていそう)
今はあるのか知らないが、昔は「MAXY」「SHARP55」なども存在したようだ。
この時は、同型車2台の貸切ツアーで、先頭が2号車。
関西方面のバス会社では、数字が大きい号車が先頭になることが多い。(秋田市営バスの貸切でもそうだった)
そして、今回乗りたかったバスが、
右の黄色いバス
続きます。
5年前に四日市や津で乗って以来。
今回、伊勢で乗った三重交通のバスは、時間が経ったためか、営業所が異なるためか、その時とは少し違っていたこともあった。
四日市などでは盛んだった、発車後の運転士のあいさつは簡潔だったりなかったり、「信号よし」「横断歩道よし」の確認はしていないようだ。
ただ、関西風のイントネーション(微妙に違うのだろうが、東北人には区別できない)で、この先の経路とか運賃とか丁寧にアナウンスしてくれて、相変わらず丁寧な接客に感じた。
アイドリングストップ中の音楽は、アイドリングストップに遭遇しなかったので不明。
音声合成式自動放送の声は、以前と同じ、かつて秋田市営バスのテープ放送(のうちの1人)と同じ声だった。要所では、英語アナウンス(声は別人)も流れた。【2020年10月12日追記・「ローカル路線バス乗り継ぎ旅Z」で見た、2019年末の三重交通でも、秋田市営と同じ声だった。】
行先表示器はおそらくレシップ製で、正面はカッコ書きで英語併記。
「Geku」「Naiku」と言われても、ネイティブの方が分かるかは不明。
回送の時などは「三重交通 SANCO」と表示されていた。
三重交通は営業所で行先表示器が異なるようで、四日市はレシップの英字なし、津は別メーカーで英語ありだった。
以下は車両について。
三重交通は、国内4メーカーすべてと取り引きがあるが、いすゞのディーラー「三重いすゞ」が系列企業であるためか、いすゞ製がだいぶ多い。
伊勢ではそれが顕著で、伊勢神宮方面の路線バス用大型車はエルガのノンステップバスばかり。同形異メーカーである日野レインボー2すら1台も見なかった。
先日も書いたけれど、三重交通きってのドル箱路線に新しい車を入れるとともに、いすゞ自動車の社名の由来である五十鈴川の近くを通る路線をいすゞの車で固めたのかもしれない。

座席の布地は、2人掛けは1人分ずつ色が違えてある。上の写真では、右側が標準柄の1つ「キサラブルー」(関連記事)、左側がカタログには出ていない、キサラブルーの色違いの水色系。秋田の中央交通の小田急中古の車でたまに使われているのと同じかな?
その1つ前の席では、左右が逆になっている。
いすゞばかりの内宮前バス停で、異彩を放っていた車両が、

増発の臨時便で来ていて、上の写真では中ドアからも客を降ろしている。(乗車時に全員精算済みだったのか)
臨時便でも、いすゞエルガの場合は「臨時 内宮前(Naiku)」などとLEDに表示していたのに、エアロスターは「三重交通」(「SANCO」は表示せず)固定表示で、紙で「内宮ゆき」と出していた。
フロントガラス中央上部に「中」という表記がある。
調べてみると、この車は津市の「中勢営業所」所属のようで、その「中」か。1997年製でツーステップらしい。
したがって、応援用としてはるばる津から出張もしくは貸し出しされていたのだろう。
大型路線以外では、他メーカーも多く見かけた。

五十鈴川河口の「今一色(いまいしき)」行き。「~一色」という地名は荘園制がルーツだそうで、静岡とか愛知とか東海地方に多い気がする。
三重交通のリエッセは、観光地とあまり関係のない伊勢市や鳥羽市のローカル路線用として、けっこう走っていた。
リエッセは製造中止になってしまい、後継車種のポンチョは、取り回しや価格の面で敬遠するバス会社も多いとか。小型路線バスの需要はあるのだから、それに応える車を作れないものだろうか。

一般路線バスに似ているが微妙に違う塗り分けで「EXPRESS」とある。高速バスに使われていた。
このような貸切車両ベースで近・中距離程度の高速バス用の車両を、三重交通では「A特急車」と呼ぶそうだ。路線車ベースで同じ塗装は「B特急車」。
この車、ナンバープレートが「778」。スリーセブン+1で惜しい!
秋田には、末広がり3つ-1の「887」があります。

同じ塗装のセレガだかガーラも見かけたけれど、これが現行の貸切塗装ということだろうか。
白がベースで部分的に淡い色合いのブロックが散りばめられたデザインは、どことなく静岡の「しずてつジャストライン」の路線バスに似ている。
側面のへなっとした文字(?)の「Mie Kotsu」の後に「super grand2(2はギリシャ数字)」とある。
よく分からないが、三重交通の貸切車では、サロンやトイレの有無など設備の違いで愛称が付いているらしい。「super grand」は1と3もあるようだ。(上の写真を見る限り、トイレは付いていそう)
今はあるのか知らないが、昔は「MAXY」「SHARP55」なども存在したようだ。
この時は、同型車2台の貸切ツアーで、先頭が2号車。
関西方面のバス会社では、数字が大きい号車が先頭になることが多い。(秋田市営バスの貸切でもそうだった)
そして、今回乗りたかったバスが、

続きます。