2月23日は「223(ふじさん)」で「富士山の日」なのは知っていた(以前の記事)けど忘れていたので、1日遅れで伊勢旅行記の帰りに新幹線の車窓から見た富士山をアップします。※旅行記の前回の記事
名古屋から秋田まで帰る日は、東海地方を始めとする太平洋側は快晴。東海道新幹線の車窓に富士山を楽しめるに違いないと期待した。
富士山の下をノンストップで突っ走っる「のぞみ」(は乗るつもりが元からなかったけど)や「ひかり」で素通りするにはもったいない。静岡で途中下車してじっくり見たいところだけど、そこまでの時間的余裕はない。そこで、各駅停車の「こだま」に乗ることにした。
●反対側の富士山
東海道新幹線で富士山が見えるのは、新富士駅近辺なのは有名。
静岡市の東側は市街地のビルや低い山にさえぎられるし、三島から東も山が多くなるので、思ったほどは見えない。
東海道新幹線は富士山と太平洋の間を東西方向に走っているわけだから、北側、すなわち上り列車では左側の車窓に富士山が見える。
ところで、旧東海道でも同じ位置関係になるが、道の形状のせいで、逆側に富士山が見える箇所が存在した。江戸から下る旅人の左手に見えるので「左富士」と呼ばれ、富士市のものは今も地名(の通称?)として残っている。
東海道新幹線でも「左富士」となる区間が存在するということを、何年か前に知った。※今回は上りなので「右富士」になりますが。
場所は、上り列車で静岡駅の手前、安倍川を渡る直前だという。
線路が南北方向に延びる区間であり、並走する在来線でいえば、用宗駅を出てカーブして東名高速と交差した、安倍川駅の前後に相当する。見える区間は距離にして2キロほどだろうか。富士山山頂からの距離は55~59キロほど。
まずは、この反対側の富士山を狙った。
乗車したのは最後尾の自由席1号車。こだま号のこの位置は、いつものようにお客が3人くらいでガラガラ。
静岡手前で右側である3人掛け座席に陣取る。
日本坂トンネルと短いトンネルを抜け、左にカーブすると、静岡到着を告げる放送のチャイムが鳴った。(静岡到着時刻の約5分前)
この時は、少数派のJR西日本所属の編成だったので「いい日旅立ち」。(JR東海車では「AMBITIOUS JAPAN!」)
その時、
右前方に富士山!(静岡市駿河区用宗巴町付近らしい)
静岡市街地から見るのと同じ見え方。
手前に見えている線路は、下り線です
やがて右にカーブして富士山は見えなくなり、安倍川を渡って静岡駅に着く。
けっこう大きく見えるので、くっきりと見えている日なら、車窓を眺めていれば見落とす人はいないだろう。
でも、建物が並び防音壁がある箇所もあるので、じっくりと眺めることはできないし、減速しているこだま号でも数十秒程度で終わってしまうから、一瞬だけの逆側の富士山である。
下り列車だと、静岡駅通過→安倍川→カーブという順番なので、意識していればのぞみ号でも見やすいかもしれない。でも、進行方向後方を少し振り返って見ることになる。
※山梨県側・中央本線でも、富士山が反対側の車窓に見える場所があった(新府駅。この記事参照)が、あまり知られてはいないようだ。
●定番の富士山
静岡駅を出て10分ちょっと。今度は2人掛け席である左側に、(ガラガラだから席移り放題)
定番の富士川と富士山
新富士到着4分前で減速しているのでじっくり見られる。
新富士停車中にズームイン。雪の具合も、光も順光で美しい
工場と大きな富士山という、富士市ならではの風景が続く。
岳南富士地方卸売市場「ようこそ! 紙のまち富士市へ」とある
やがて、
郊外の趣き
新富士を出て4分(三島着約5分前)ほどで、
茶畑や竹林がある低い山に富士山が隠れていく
以後も、ちらちらと見えるものの、大きくすそ野まで見渡すことはできない。
静岡や富士川では、カーブして突然でーんと富士山が見えたが、最後は名残惜しいような別れだ。(下りでは逆になるわけですが)
しかし、富士山とはここでお別れではなかった。
●100キロの富士山
東京で東北新幹線に乗り換えた。
上野を出て8分ほどで、東京都と埼玉県の境である荒川を渡る。
きれいな夕焼けの荒川
夕焼けの中に、
再び富士山!
タワー状のものは「板橋清掃工場」。その周りが板橋区高島平。
東海道新幹線の富士山に比べれば控えめだけど、このように東北・上越・北陸新幹線からも、富士山が見える。前にも1度見たことがあったけれど、夕焼けの中で見られるとは、それだけ空気が澄んでいたのだろう。
山頂からの距離は、ちょうど100キロ。
もちろん進行方向左側の車窓だけど、ほぼ真横に見えた。もっと後ろのほうに見えると思っていたので、最初は違う山かと思ってしまったが、ここは線路が南北方向でないためらしい。
高い建物も山も少なく、けっこうな時間・距離に渡って見えた。荒川を渡る手前から、なんと大宮駅を過ぎて(東北新幹線単独区間)もしばらくは見えていた。
※旅行記の続きは、戻って名古屋の話題
名古屋から秋田まで帰る日は、東海地方を始めとする太平洋側は快晴。東海道新幹線の車窓に富士山を楽しめるに違いないと期待した。
富士山の下をノンストップで突っ走っる「のぞみ」(は乗るつもりが元からなかったけど)や「ひかり」で素通りするにはもったいない。静岡で途中下車してじっくり見たいところだけど、そこまでの時間的余裕はない。そこで、各駅停車の「こだま」に乗ることにした。
●反対側の富士山
東海道新幹線で富士山が見えるのは、新富士駅近辺なのは有名。
静岡市の東側は市街地のビルや低い山にさえぎられるし、三島から東も山が多くなるので、思ったほどは見えない。
東海道新幹線は富士山と太平洋の間を東西方向に走っているわけだから、北側、すなわち上り列車では左側の車窓に富士山が見える。
ところで、旧東海道でも同じ位置関係になるが、道の形状のせいで、逆側に富士山が見える箇所が存在した。江戸から下る旅人の左手に見えるので「左富士」と呼ばれ、富士市のものは今も地名(の通称?)として残っている。
東海道新幹線でも「左富士」となる区間が存在するということを、何年か前に知った。※今回は上りなので「右富士」になりますが。
場所は、上り列車で静岡駅の手前、安倍川を渡る直前だという。
線路が南北方向に延びる区間であり、並走する在来線でいえば、用宗駅を出てカーブして東名高速と交差した、安倍川駅の前後に相当する。見える区間は距離にして2キロほどだろうか。富士山山頂からの距離は55~59キロほど。
まずは、この反対側の富士山を狙った。
乗車したのは最後尾の自由席1号車。こだま号のこの位置は、いつものようにお客が3人くらいでガラガラ。
静岡手前で右側である3人掛け座席に陣取る。
日本坂トンネルと短いトンネルを抜け、左にカーブすると、静岡到着を告げる放送のチャイムが鳴った。(静岡到着時刻の約5分前)
この時は、少数派のJR西日本所属の編成だったので「いい日旅立ち」。(JR東海車では「AMBITIOUS JAPAN!」)
その時、
右前方に富士山!(静岡市駿河区用宗巴町付近らしい)
静岡市街地から見るのと同じ見え方。
手前に見えている線路は、下り線です
やがて右にカーブして富士山は見えなくなり、安倍川を渡って静岡駅に着く。
けっこう大きく見えるので、くっきりと見えている日なら、車窓を眺めていれば見落とす人はいないだろう。
でも、建物が並び防音壁がある箇所もあるので、じっくりと眺めることはできないし、減速しているこだま号でも数十秒程度で終わってしまうから、一瞬だけの逆側の富士山である。
下り列車だと、静岡駅通過→安倍川→カーブという順番なので、意識していればのぞみ号でも見やすいかもしれない。でも、進行方向後方を少し振り返って見ることになる。
※山梨県側・中央本線でも、富士山が反対側の車窓に見える場所があった(新府駅。この記事参照)が、あまり知られてはいないようだ。
●定番の富士山
静岡駅を出て10分ちょっと。今度は2人掛け席である左側に、(ガラガラだから席移り放題)
定番の富士川と富士山
新富士到着4分前で減速しているのでじっくり見られる。
新富士停車中にズームイン。雪の具合も、光も順光で美しい
工場と大きな富士山という、富士市ならではの風景が続く。
岳南富士地方卸売市場「ようこそ! 紙のまち富士市へ」とある
やがて、
郊外の趣き
新富士を出て4分(三島着約5分前)ほどで、
茶畑や竹林がある低い山に富士山が隠れていく
以後も、ちらちらと見えるものの、大きくすそ野まで見渡すことはできない。
静岡や富士川では、カーブして突然でーんと富士山が見えたが、最後は名残惜しいような別れだ。(下りでは逆になるわけですが)
しかし、富士山とはここでお別れではなかった。
●100キロの富士山
東京で東北新幹線に乗り換えた。
上野を出て8分ほどで、東京都と埼玉県の境である荒川を渡る。
きれいな夕焼けの荒川
夕焼けの中に、
再び富士山!
タワー状のものは「板橋清掃工場」。その周りが板橋区高島平。
東海道新幹線の富士山に比べれば控えめだけど、このように東北・上越・北陸新幹線からも、富士山が見える。前にも1度見たことがあったけれど、夕焼けの中で見られるとは、それだけ空気が澄んでいたのだろう。
山頂からの距離は、ちょうど100キロ。
もちろん進行方向左側の車窓だけど、ほぼ真横に見えた。もっと後ろのほうに見えると思っていたので、最初は違う山かと思ってしまったが、ここは線路が南北方向でないためらしい。
高い建物も山も少なく、けっこうな時間・距離に渡って見えた。荒川を渡る手前から、なんと大宮駅を過ぎて(東北新幹線単独区間)もしばらくは見えていた。
※旅行記の続きは、戻って名古屋の話題